福利厚生:
社員寮は、さすがにホテルの寮だけあって設備等は良い。光熱費も一部負担して貰える。

オフィス環境:
建物は少し古くはなってきているが、有名温泉地の老舗ホテルとしての風格と威厳が見える。
館内は道後温泉最大のキャパを誇るだけあって広大。

勤務時間・休日休暇:
休日はある程度自分の希望がかなえられる。
勤務時間は残業はほとんど無い。
朝昼晩のスタッフ分業が整っている。
フロントはチェックアウトが終わって朝礼の終わる10時半から、チェックインが始まる15時まで中休みの勤務形態で、身体等慣れが必要。

多様な働き方支援:
リモートワークは職務の特徴上不可能。
早帰りは、その日の宿泊客が少なかったり、全員が早々に到着した場合などでは可能性がある。
副業はコロナ禍以外では不可か。

企業カルチャー・社風:
カルチャー・社風については、私のように短期間の勤務ではなかなか掴みにくいところですが、お客様ファーストの雰囲気が随所に見られ、例えば新たなオプションツアーや宿泊プランへの取り組みや、多数のイベント等、様々なアイデアが生み出されている。

組織体制・コミュニケーション:
上層部に強烈なリーダーシップがあり、自社だけでなく周囲にも影響力を持った組織である。
社員同士のコミュニケーションはフランクで上下関係に関係なく意見交換は可能である。

ダイバーシティ・多様性:
特に思い当たる面は無いが、他のホテルに先駆けてSDGSに積極的に取り組んでいたり、男性トイレに汚物入れを設置するなど、多様な取り組みは多い。

女性の働きやすさ:
女性にとって働きやすい職場である。
全社員の中の女性の割合は、仲居やメイド、レストラン・ホール、客室清掃やベッドメイク等、女性がほとんどの部署も沢山あり、年齢層も様々であり、各年代の女性が自らの得意な部署を選択できる。

成長・キャリア開発:
若くして入社した場合には、様々な部署を経験する事で、自らのキャリアアップや新たな可能性を見出す事が出来ると思う。
また、直接的に様々な個性や性格のお客様に接する事で、あらゆるシチュエーションでの接客・応対の能力も身につく。
支援制度は特に無いのではないか。

働きがい:
自らの接客ひとつで、たくさんのお客様の笑顔や感謝の言葉を直接に頂けるところ。

入社時の期待と入社後のギャップ:
入社前に話を頂いた際には、業務内容も新事業を立ち上げてこの先の夢や展望を数多くうかがっていたが、やはりコロナ禍の影響が多大でもあり、現実はギャップが大きいものであった。
給与面においても正直なところ、事前の話から期待された額の半分に近かった。

事業の強み:
観光客を少しでも楽しませようと、独自のサービスを次々と取り入れている点。二階のフリードリンクコーナーでは、無料で飲料が飲める。また、約5000冊ものマンガが並ぶマンガの湯やロウリュウバスなど、約20種類もの浴槽が新たに登場し、ゆったりくつろぐことができる。レストランの料理はミシュランを獲得し、ボリュームもあり良い。夏のイベントに「金の讃岐うどんショー」や「ハワイアンショー」などが不定期で開催され、無料で参加できるものもあり、お客様に喜ばれるサービスが豊富にある。
お客様へのサービスとしては、満足できるものだと思うが、近年、働き方の多様化による業務内容の変更が多いことから、働く社員にとってストレスが蓄積しやすいと感じる。しかし、部署関係なく、様々な業務を日々経験できる点は、動きがあり良いと思う。部署がコロコロ変わることもあるので、同じ部署で長く勤めたい方には、あまりおすすめできません。

事業の弱み:
上司に意見を言っても真に受けてくれない環境なので、サービスは向上しても、人としての成長は遂げられない。

給与制度:
算定についてはキッチリしている。
ただ、近隣同業者に比して少ない。

評価制度:
年功序列ではなく、勤続年数を重視の傾向。
新事業を手掛けているが、なかなか外部から入って行き辛い。
昇進・昇格は実力主義的ではあると思うが、なかなか飛び級手掛けてなものは期待出来ない。