福利厚生:
退職金3年以上勤続で一般的によくある計算方法にて支給された。
住宅補助は、独身5,000円、既婚者10,000円だった。
昼食のほか弁が半額で購入できる制度や社内自販機は半額程度で購入できたのがありありがたかった。
福利厚生の名のもとに、コロナ前の社内イベントや飲み会は本当に多かった。

オフィス環境:
オシャレなカフェスペースがあり、オフィス内で煮詰まったらそちらで気分転換しながら仕事をすることも出来た。
ちょこちょこ模様替えや改装があるので運用は大変だが、社外の人には驚かれることが多々あった。

勤務時間・休日休暇:
一般社員についてはほとんど残業もなく、ミーティングなどで時間が押した時に発生してしまう残業についても細かく残業代が発生する。オフィスも東京であれば渋谷であるため交通の弁は良く、仕事後に少し街歩きをする程度の時間を確保することは可能であった。総じてワークライフバランスは取りやすい環境だと思う。
ただ役職がついてしまうと、必要以上のミーティングや、経営層の無茶振りとも言える付き合いが業務レベルで発生してしまうなど、業務が日常に侵食してしまうこともままあるようだった。

企業カルチャー・社風:
トップ層の考えがリアルタイムで反映される、と言えば聞こえは良いが、実際は現場ベースでは振り回されるだけ振り回された挙句、売り上げで詰められると言うことがあり、非常に不条理。
また、コロナ禍である今はわからないが、自分が在籍していた頃は「飲みニケーション」というものが幅をきかしており、役員とお酒の席を共にすることが何よりの評価基準となっていたことには理解が及ばない。
比較的社員同士のコミュニケーションは取れているため、経営層がきちんと現場の現状を理解することが出来たのならば、これから先の成長も可能であるとは思うが、現状は難しいのだろうと考えざるを得ない。

女性の働きやすさ:
結婚や出産による退職がほとんどなく、1年の育休明けに戻ってくる女性社員ばかりだった。
子供の熱などでの早退でも誰にも何も言われない。

そのかわり、社内チャットツールの通知が常に来るため、早退後も夜も休日も子供と遊んでいてもレスしないといけないことがあってあまり休まらない。

給与制度:
私が働いていた当時は、職種の割に貰えていたと思う。
ただ、それは上がいなくなることで年次で役職が上がっていくからその手当と、人手不足による残業の増加によるものだった。
基本給はあまり上がらないため、賞与は基本給×〇ヶ月の計算で「思ったより多くない」という感覚。
（貰えていただけありがたい）

評価制度:
何年も前の話だが、昇進は実力主義よりも年功序列。
役職が上がったり職歴が長くなるほど退職していく人も出てくるので、下から押し上げられる感じ。
マネージャーに適性がない人も課長等の役職を与えられる場合もあったので、向かない人は苦しかったと思う。
社内イベントや会食への参加・参画が査定に響くこともあるほど、イベントが重要視されていた。