福利厚生:
住宅補助は8割会社負担してくれる。上限金額はあるが、そこそこいい家に住める点はいいと思う。ローカルだと家賃補助は出ず、リージョナル、ナショナルに適用される。ローカルだと住んでる場所にもよるが家から1時間圏内の店舗に配属される。1年に１回エリア区分を変更できるので生活に合わせて変更できるが、ローカルだと枠が埋まってすぐに変更できないことが多々ある。

また異動の多い企業で転勤も多い人だと1年に１〜３回ほどある場合もある。その際の引越し費用は会社負担であるが、異動と伝えられるのが遅く、酷い場合は引越しの2週間前に言われることもしばしば。そこから家を探し引越し業者にも依頼、ライフライン関係の連絡などもしないと行けないのでもう少し早く言って貰えると助かると思うことはある。鍵の受け渡しが間に合わない社員もしばしば見られるのが現状。

社員割引はあるが、5％しか割引して貰えず、消費税分にもならない点は残念ではある。

通勤手当は移動距離にもよるが遠方の店舗に応援に行く際高速道路での移動が認められるのはいい点。全額負担してもらえる。ただし距離が足らない場合は下道での移動になる。通勤ラッシュや帰宅ラッシュに重なるととてもしんどい。

勤務時間・休日休暇:
残業は昔は多かったです。自分が入社した際は月6〜70時間ほどありました。
ただ色々規制が強化されて45時間以内になり、自分が辞める時期は20時間以内の残業時間に収めるよう言われていました。
勤務時間は8時30分〜22時まであり、登録販売の資格を持っている店長や副店長の方は必然的にフル勤務が多くなります。中身の休憩は3時間連続で取る人もいたり、昼と夜に1時間ほど別けて取る人もいます。なのでフル勤務の日はあっという間に１日が終わります。
休日は店長になればある程度融通は効きます。自分でシフトを組めるので連休を作ったり応援を呼んでやり繰りすることができます。また月に２日希望休暇制度があるため、休みたい日は休めます。
忙しい店舗だと休みの日は電話がかかってくるときもありますが店舗にもよります。
そしてサマーバケーション制度という春から秋にかけての期間に５日ほど連続して休暇を取る制度があります。この制度は強制的に取らされるので地元に帰る人も多いです。
全体を通して年間休日は108日ほどと小売店と比較しても少ない方なのですが、希望休暇制度などの融通が利きやすい点を踏まえるとワークライフバランスは悪くないと思います。

企業カルチャー・社風:
地方出店ドミナント戦略を掲げる会社のため、一つの地域に絞られて多く出店することが多い。
全国転勤有りにすると特に多い地域などに配属され、そのまま同じ地域を回ると言ったことも珍しくはない。
最近では全国転勤有りの区分であっても実家から通えるところに配属される動きが多く、転勤手当をもらいながら実家から通えるという人も少なくない。

組織体制・コミュニケーション:
1.2年目だと懇親会が開かれたり、新店舗応援や研修などで同期と関わる機会は多い。
また、そう言った新店舗応援や懇親会の場では他エリアマネージャーがくることがほとんどのため、上との繋がりやすさも多少はあると思われる。
ただし、定期的にある業務習得度チェック(レジ応対・フロア応対)では外部調査の他にカメラチェックなどもあり、かなり細かいところまで見られることが多く、かつ具体的にどの日程のどの時間の対応が悪かったのかといったフィードバックもなく×をつけられるため、振り返って反省する事ができないと思う。

女性の働きやすさ:
男性女性関係なく、能力、モチベーションの高い方であればすぐに昇格出来ます。ただ、管理職となるとかなりハードワークとなるため、一年持たずに現場に戻ったり、転職される方も少なくありません。やるからにはそれ相応の覚悟が必要になると思います。休日らしい休日はあまり取れなくなるため、旅行に行ったり、プライベートを充実させたい方にはあまりお勧めはしません。

成長・キャリア開発:
資格取得に関しては、登録販売者の資格を一年目で取る事が必須になっています。eラーニングは全員必須で受けなければならなく、資格取得までeラーニングをしなければならないです。eラーニングというのは、過去問や解けなかった問題などを自由に選択してウェブ上で解く事ができるモノです。
毎月1回資格取得に向けて、集まって模擬試験などを受けることになっています。
研修制度も年々増えています。今は、新入社員研修を年に3回ほど、講師の方をお招きして研修を行っています。それ以外にも、実際に現場で業務についてOJTを受ける事ができるOJT研修というものも行っています。
OJT研修などを受ける事ができるのは、とてもいい環境だと思いますが、自主性がないとそれも水の泡になると思います。しっかりと自主性を持って研修を受ける事ができる方は、早い段階でキャリアアップができる環境があるのではないかと思います。

入社時の期待と入社後のギャップ:
転勤の頻度が多いことです。ナショナル社員ですと最短で2ヶ月で移動の話を聞きます。私の場合は、4ヶ月に1回移動していました。また登録販売者の資格を1年目に取れないと大幅な移動の可能性があるため勉強はしといた方がいいです。私は栃木の店舗にいましたが試験に落ち、宮城に移動になりました。そしてドラック側の仕事ではなく鮮魚として働いていました。

資格取得のために3回試験を受けなければならず、その分の交通費や試験料は全額負担でした。従業員側の負担が多い会社です。

事業の強み:
新規出店、新規開局のペースが早く、それに伴って会社の売上は右肩上がりになっていると思います。M&Aも積極的に行っており、今後は四国にも出店する予定とのことです。出店ペースが早く、それに伴って人材確保も必要となるため、管理職のポストも今後増えていきます。早期にキャリアアップしたいと考えている方にはいい会社だと思います。ただ、実力が伴っていないにも関わらず、昇格するケースもあり、その場合は現場にはかなり負担がかかることになります。

事業の弱み:
人手不足のため、休日出勤の頻度が多く、残業時間も長いこと、希望休や有給が取りづらいといったことがあります。プライベートを重視したい方にはあまり向かない会社かもしれません。残業代はしっかり貰えるのでそこに関してはあまり心配しなくても大丈夫かと思います。

給与制度:
給与制度は基本的に社員区分によって大きな違いがあると考えて良い。社員区分は3つあり、全国転勤ありのナショナル社員、近隣県までの移動があるリージョナル社員、引越しをしないよねローカル社員である。
給与…社員区分に寄るが、ナショナル区分の社員なら年次の割には貰える方だと思う。
賞与…賞与は特に社員区分により金額は決まる。ナショナル社員ならそこそこもらえる。ローカル社員ではほとんどもらえない。仕事の出来を考慮しても、3年目ローカル社員より1年目ナショナル社員の方がもらえてしまうため不満の声は聞く。

評価制度:
昇進…店舗ベースの話では、昇進は年次も考慮されるがほとんど実力主義と感じられた。
店舗を運営する能力が備わっていると評価を受けている状態で、上役に空きがあれば昇進できる。人の入れ替わりが一定率あるため昇進は比較的早いと思われる。