福利厚生：
退職金は保険会社の毎月の積み立て商品を使用。住宅手当あります（賃貸の場合）、寮や保養施設は今年からグループ会社になりましたので不明です。社員持ち株はありますが枠の制限がありますので
また空席ができれば（持ち株保有社員の退職など）案内がでると思われます。

オフィス環境：
全部署（経営陣、営業部、総務経理部、IT部）が全て同じワンフロアで業務を行います。会議室兼応接室は別フロアに有。 コーヒー・お茶などは有料無料含めて同じフロアに湯沸室がありますのでそちらでどうぞ。喫煙室はございません。1階の裏口外の片隅のみ喫煙許可されてます。

勤務時間・休日休暇：
勤務時間:  9:00-17:00(休憩1時間を除き実働7時間)
休日：年間94日＋有給10日間
残業：時期にもよるが、入社２年目で月20-50時間ほど。
休暇制度：週に1回休み希望が出せるため、休みの予定は組みやすい。
花卉業界全体的に見ても休みが少なく、この会社も多いとはいえない。GWや祝日などは花の消費が増え必然的に出勤をすることになるため、他の会社と比べると長期の休みは少ないと思う。

多様な働き方支援：
リモートワーク：制度としてリモートワークはできるが、実際にしている人は少ない。事務所でしかできない業務が多いため出社してしまう方が効率が良く感じる。
副業は可能だそうだが、実際にしている人はまだ聞いたことがない。

企業カルチャー・社風：
勤務時間の欄でお伝えさせて頂きました通り営業部の勤務時間の長さが今の売上・利益を支えている会社です。そこは変わりませんがそれ以外の働き方の部分は少しずつですが風通しが良くなっています。ワークライフバランスにこだわらず自分自身の短期間での成長を優先させる方には合いそうです。

組織体制・コミュニケーション：
組織体制はとくに他の会社と比べて特別な違いは無いと思います。それぞれの部署のリーダーが音頭をとりそれぞれの期間や規模ごとの目標設定を設けて業務内容の計画・実行を行い改善点を洗い直しするごく一般的なPDCAスタイルです。 各部署間同士のコミュニケーションは会社の円滑な業務遂行、ひいてはその時その時のベストな選択をする為には不可欠なものとして全員が認識できています。そのおかげで各部署間それぞれがどんなコミュニケーションが全体最適につながるのかを肌間隔で理解できるのが会社の規模としても大きな強みです。

女性の働きやすさ：
産休育休で最長１年ほど取ることが可能で、女性社員や男性社員も過去に取られたことはあるそうなので、その辺りの理解はある会社だと思う。実際に営業職として、育児をしながら今までの業務量をこなせる自信は正直あるとは言えないが、社長が子育てを経験された女性ということもあり、働き方に関しては柔軟に相談しやすい環境ではあると思う。

成長・キャリア開発：
便が遅延したり、海外現地の天候不順で納期が間に合わないこともあるので、トラブル対応力や調整力が身につくかと思う。また、市場の変化を見て仕入れ・販売をするので分析力や商品をリサーチする力、交渉する際に必要な英語力等も身につく環境だと思う。

働きがい：
仕入から営業まで一貫して行うことができるので、自分の見込んだ商材の販売軌道がのり、売上を自分次第で伸ばせるところはやりがいに思う。海外の仕入れ先・国内のお客様と長く、深く付き合う必要があるため、多くの人と協力して入荷した商材が実際に店舗に並んでいると嬉しく思う。

入社時の期待と入社後のギャップ：
入社前はこの会社に入って営業力や社会人としての対応力、実際にビジネスの場面で使える英語力を身に着けたいと思い入社したが、それができる環境は整っているとは思う。ただ、営業力に関していえば景気に左右されやすい業界であること、円安などの影響など、自分ではどうじでも出来ない外部要因で売上・利益が伸びないこともあり、ストレスになることがある。

事業の強み：
強みとしては、35年以上の輸入業績があり、海外の26か国以上の数多くの優良産地との付き合いがあること。
他商社と比べても品質面での安定感があり、花卉業界というニッチな業界の中では認知度が高いこと等があげられると思う。

事業の弱み：
弱みとしては、輸入業をメインにしているため為替の影響をダイレクトに受けること、市場に品質の良い商材を卸すスタイルの営業であり、長年の付き合いがある市場と取引先が確保されているため、業績は安定しているように思えるが、守りの営業感もあり、変化があまりないことが上げられると思う。

事業展望：
少子高齢化と人口減少が進んでいく日本で、今後花の消費が大きく伸びるとは考えにくいので、生き残るためには輸出などで海外市場を開拓していく必要は感じる。会社もそれを踏まえて輸出事業の強化をしているところだが、現状輸出業の規模は小さく発展途上という感じはある。

給与制度：
この会社だけの特徴だけでなく花業界全体の特徴として利益率は他業界よりも比較的に低い方です（一般的に生鮮業界はどこもこんなもんだと思います）が、その中でもこの会社は給与制度に関してだけはしっかりしています（高いという意味ではありません）。特に営業部はヒラからマネージャーまで自身で営業という不規則な業務の行動管理をすることが求められるので早朝出勤や残業手当も含めた給与面での保障は大きなメリットです（家族のいる方には特に）この裏付けとして伝統的に仕入れ支払いと販売回収のキャッシュフローがしっかりしている、仕入れ業者・販売先顧客双方の管理ができている事にも繋がります。

評価制度：
あくまで営業面での評価ですが、横一列での同条件での営業成績で比較されるという事は一切ないのが良い点でもあり、悪い点でもあります。 他の業界での営業なら客観的に見てわかりやすい部分（販売件数、取得案件数など）が基準でも大きなウエイトを占めますが、この会社ではその基準が一律に存在しにくい環境の為、その時毎の会社・上司の意向にどれだけ沿う言動ができるかが、結果よりも優先される傾向があります（今年からはグループ会社の一員になりましたのでここも変化していく可能性がありますが）これまでは仮に結果が出なくてもきちんと報告・連絡・相談できればその結果は会社の責任という考え方でその担当者の評価に悪影響は出ません。（※但しこの ”きちんと” という部分はあくまで他人から見ての判断です。）
このような曖昧でやや主観的な環境の元で働く事に納得できない、別な言い方をすれば周りと協力して結果を出す事よりも自分の力だけの営業成績を示して評価されたいという自己顕示欲の強すぎる方には合わないと思います。