福利厚生:
一般に言われる社保完備の状態をきちんと維持している（健康保険・厚生年金・介護保険・労災保険・雇用保険）と感じた。
また、これらの適用を受ける際も、退職時というタイミングでも親切に教えてくれ、きっちりと手続きをしてくれた。
当たり前のことだとは思うが、いろんな意味で助けられたのはありがたかった。

オフィス環境:
勤務していた工場では事務や営業の建物と製造ラインのある建物は分かれており、製造ラインのある建物と在庫を入れるための建物はつながっていた。
事務や営業の建物の方に会議室があり、顧客を迎える会議室はもちろん、社員やスタッフが利用する会議室や食堂なども掃除が行き届いており、不快に感じたことはなかった。
ただし、手が空いているときは掃除を自主的に行う、といった風潮はあった。

勤務時間・休日休暇:
勤務時間は何もなければ定時で帰れるが、クレームなどがあった場合は残業が発生する可能性は大きい。
完全週休2日はほぼ実現されているが、社内カレンダーにより祝土日のどこかで出勤の必要があることもあった。
有給もクレーム対応など、よほどのことがない限り通っていた。

多様な働き方支援:
製造ラインがあり、それに追従する形で様々な仕事を行うため、リモートワークや副業など、最近流行の働き方はし辛い。
その代わり、昔ながらの給与体系をしっかりと守っているのではないかと思う。

企業カルチャー・社風:
日本各地に展開している会社だが、いち事業所としては大きめの町工場といったほうが近く、各スタッフのチームワークにより、効率的であったり革新的であったりといった向上を目指している。
また、大きな顧客に対する対応も丁寧に行いつつ、新規の顧客獲得への努力も怠らず、商品としても新しいものを作る試みは絶えず行われており、どうやったら安定を確保しつつ成長できるのかを考えているように見えた。

組織体制・コミュニケーション:
いわゆる「報連相」はきちんと下から上へ順番に話を通すこと、といったマナーとしての序列はしっかりと守る必要はあるが、直接の上司よりも更に上の方(役員など)が気さくに話しかけてくれることも多い。
社員同士は比較的仲が良く、また新人の時でも話しかけて対応してくれないということはまずなかった。
よくあることとは思うが、多少気難しい人間やタイミングは存在する。

ダイバーシティ・多様性:
工場という職場の性質上、どうしても力仕事が多くなるため、男性は圧倒的に多いが、様々な業務があるため女性が製造ラインにいるということもある。
だが、女性は割と事務の方へ行くことが多いように見える。

女性の働きやすさ:
女性は事務系の業務についている事が多く、またその業務は多岐にわたり、トラブルなどがあれば迅速な対応が必要であるように見えたので、少なくとも慣れるまでは非常に大変な業務であると思う。
ただ、BtoBがメインの工場である以上、これは一種の特徴止まりなのではないかと思わなくはない。

成長・キャリア開発:
BtoBの、工場としての業務はおおよそ経験できるのではないかと思う。
また、各種資格の受験費用などは全額支払われ、積極的とまではいかないが本人の希望は通りやすい方ではないかと思う。

入社時の期待と入社後のギャップ:
現場でのＯＪＴ方法が自分には合わなかった。数字も大切であるが理解させていくことがもっと重要であると感じた。

事業の強み:
BtoBでの取引がメインであり、中には大企業も含まれているので、少なくとも急な倒産などはないと思えるところ。

事業の弱み:
省エネや環境問題がよく話題に挙がる世の中で、複雑な構造をしている梱包資材は段々と減らされていくのではないかという懸念はある

給与制度:
社員であれば各種手当や昇給などは順当に行われ、業績によっては寸志が追加されるなど悪くはない。
給与は年功序列の形ではあるが、長い間働くからスキルや裁量が向上し、その結果昇給する、といったようなイメージ。

評価制度:
昇進や昇格については正直空きの席次第な部分はあるが、一定の年功序列+成果をともに評価といった形ではある。