福利厚生：
トヨタ紡織健康保険組合の会員制ホテル宿泊（XIV）。
住宅補助はない。
寮は規定による（ほとんどの社員は対象外です）。
財形貯蓄は一般的なものはあります。
持ち株会は上場しておらず無し。
ストックオプションなし。

オフィス環境：
執務スペースは自分のデスクが用意されている。
会議室は２つあります。
カフェや共有スペースはなし。
ロッカーなどもないため自分のデスクで完結できるように工夫する必要あり。
立地は都会の喧騒から離れた場所にありトラックの音以外は静かです。

勤務時間・休日休暇：
自身は子育てをメインで担っているため、職場の皆さんが理解してくださりワークライフバランスは比較的良いと思います。
そのため負担を担っていただいているメンバーもいます。
休日は祝日は出勤ですが長期休暇が長いため、海外旅行にはいきやすいです。

多様な働き方支援：
社内で最もテレワークが浸透している部署となります。（ITがいる総務Gと同じ部署となっており、推進部署でもあるため）
副業は不可、早帰りというかフレックスタイム制なので
「定時に間に合わせなきゃ！」という焦りなく通勤することができます

企業カルチャー・社風：
会社自体が大手（トヨタ紡織）の子会社であるという性質上、自主性が乏しいと評価されてきた時期がありました。が、2022年度に自社の意思で将来へ向けた方向性を立案・推進すべく制定された『2030年成長戦略』にて、現在過渡期ではあるものの自主性を持った取組みを強力に推進しています。

組織体制・コミュニケーション：
部署数が比較的コンパクトであり、事技系社員が1つのフロアにまとまっているため部署が違っていていても顔見知りになるのが容易であるため、特に部署を跨いだコミュニケーションにおいては円滑で活発な傾向です。また、上位者も総じてフランクに接することができるため、働きやすい環境にあると思います。

ダイバーシティ・多様性：
製造業の中では女性比率が高いため、特に女性に対する取り組みが近年活発化しています。
また、日本国内の労働人口減に呼応し、直近ではIT人材としてベトナムからの人員を
採用するようになるなど、人種・国籍等を問わない環境の整備が推進されています。

女性の働きやすさ：
女性の働きやすさとして、近年では生理用品全社工場設置や低用量ピルの会社補助制度など毎月辛い体調で頑張っている女性社員の皆様に対し様々な取り組みを行っております。女性の比率が多いことから男性には言いにくいことも気軽に話すことが出来ると思います。

成長・キャリア開発：
明確なキャリアの指針などはありませんが、降られる仕事の量・範囲がかなり多いため、
結果的に成長できる環境となっています。
一方で仕事を触れる人に振っている状況のため、余力のある人もいらっしゃいます。
前者であればどこに行っても通用するスキルを身につけられます。

働きがい：
会社というより人事という仕事は人を幸せにできる側面があるため、やりがいを感じやすいと思います。
また人とのコミュニケーションで人生を変えられる局面も多々あり、負担に感じられる方もいるかもしれませんが、私は働き甲斐を感じる部分です。

入社時の期待と入社後のギャップ：
とにかく仕事を振られる量が多い。日々仕事が増えていく。その割に人は減っていく。（増員している部署もあります）
そこは一番のギャップだったと思います。
トヨタ系だから人もたくさんいるんだろう、という思いは捨てたほうが良いと思います。

事業の強み：
良くも悪くも、縫製は手作業であるため、世間でよく言われる「AIに仕事を取られる」という心配はありません。そのため、人を採用する面では大変ですが、年齢を重ねても仕事が減るということはないと思います。
また、手を出す業者も少ないため、結果的に生き残れるのではと思います。

事業の弱み：
手作業である割に小物を作っているため、利益率が極端に低く、従業員満足度に還元されにくい点。
頑張りが給与など見える形ではほとんど見えません。
トヨタ紡織完全子会社というのは悪く言えば事業が多角化されていないということです。
トヨタの不正などがあれば影響を全面的に受けます。

事業展望：
良くも悪くもトヨタ次第だと思います。
売り上げをアフリカ方面まで広げており、人口爆発がつづいているうちは事業展開は明るいのではと思います。
とはいえ、トヨタがトヨタ紡織・アラコを見限れば一発終了の面もあります。
トヨタ紡織の中ではアラコは優位性が高いため、その可能性は低いと思われます。

給与制度：
年齢給（基本給の設定が若年層は低く設定されており、年配者は安定してもらえる設計）
手当は一般的なもの
食事手当 2000円
家族がいれば家族手当（ただし扶養に入っていなければ家族手当の対象外）
人事ということもあり、残業管理は厳しい。サービス残業は無い

評価制度：
部署（上司）により違いが大きいです。
特に人事は評価の事務局部署となっているため、文化的に上がりづらい部署ではあります。
他部署は（上司、人によるところが大きいが）数年で何度も昇格する事例が多々あります。