福利厚生:
・住宅手当について
自社で借り上げている社宅用(レオパレス)に住む場合は、社員の自己負担は3万円だけで、あとは会社が支払ってくれる。
ただし、社宅以外に住む場合には、住宅手当は一切支払われない。
また、社宅から別の社宅に引越す場合は、引越し費用は会社負担となる。

・通勤費について
社宅に住む場合は、就業場所までの通勤費が支払われる。
自己都合で社宅以外に引越した場合、引越しによって通勤費が増加したとしても、差額は支払われず自己負担となる。
そのため、実質的に会社が指定する社宅に住めという制度になっている。
ただし、引越しの理由にもよるため、交渉次第で支払われる可能性はある。

・退職金について
自社独自の退職金に、社外機関での積立金を合算した額を貰える制度となっている。
10年で90万円程度だったため、比較的良心的な額だと思われる。

勤務時間・休日休暇:
客先派遣がメイン事業のSES企業のため、ワークライフバランスについては派遣先次第となる。
24/365のシフト制運用監視系の現場などは勤務時間が長くなりがちで、有給も取り辛くなってくる。
一般的に構築フェーズ以上の現場であれば常識的な勤務時間範囲に治るし、休みも取りやすくはなってくる。

多様な働き方支援:
リモートの可否やフレキシブルな勤務形態が出来るかどうかは、客先に派遣されるエンジニアは派遣先次第となる。
会社として個々人の事情を勘案して案件を探してはくれるが、条件にマッチする案件があるかどうかは運次第となると思う。

副業は会社として許可している。

企業カルチャー・社風:
客先に対するクレームやコンプライアンス違反などに関しては、報告次第迅速に対処してくれる。

組織体制・コミュニケーション:
同じ派遣先で一緒になった人とは仲良くなるが、それ以外では横のつながりは生まれにくい。

上長との定期的な面談も、人によってあったりなかったりで、現場に出されてずっと放置されるということもままあった。
この会社に限らずSESは連帯感や帰属意識が低くなりがちだが、それを防止して縦横のコミュニケーションを活性化させるような取り組みが出来ているとは言い難い状態だった。

女性の働きやすさ：
先代、現社長も含め、女性の管理職が多いため、女性への配慮が所々であるように感じる。客先常駐が主な仕事の中、産休や育休を取得してその後職場復帰している女性社員も実績としてある。今後も女性管理職は一定数いると思うので、より男性女性の垣根なく仕事をしていけるのでは、と思う。

成長・キャリア開発:
・資格手当について
資格手当は、基本情報、応用情報などの国家試験資格のみ対象となる。
また、受験料補助についても国家試験は全額補助されるが、ベンダー系資格は一部しか補助されない(2万程度が上限)

・教育制度について
新卒者に対する新人研修はあるが、ビジネスマナー等の研修がメインとなる。

元より会社の人材育成能力が低く、社内に技術研修を行えるような人材がいない。
社外の技術研修費用の補助であったり、技術参考書の購入費用の補助などもないため、社員個々人の自己学習に頼り切りの状態が長く続いている。

日々の仕事の中でスキルを成長させていくことが出来ればまだ良いが、開発志望の人間を運用監視系業務に配属するようなこともあり、このような案件ミスマッチが起きた時には日々の業務の中では成長のしようがない。

入社時の期待と入社後のギャップ:
内部事務、経理などの会社内事務職に就かなければ同僚、直属の上司部下と基本的に会話しないので、そういったことをしがらみに感じる人であればマイペースに環境構築出来る。いつ異動になるかはわからないし、派遣先に数人同僚がいるような状態でなければ、上司も部下も出来ないが、派遣先で顧客を上司、部下とすることがあるので、一定の気遣いは常に必要になる。

事業の強み:
IT人材派遣がメインの事業だが、社長が変わってからは環境・教育事業にも力を入れていて少しずつ事業の多角化に力を入れている。

事業の弱み:
社員が派遣される場所は古くから取引をしている大手企業ばかりで、最近は新規の取引先が少ないように見える。今まで派遣先内で頻繁に入れ替わっていた社員のローテーションもされなくなりここ数年は派遣先がずっと固定であった。

給与制度：
基本給が低いです。年に一度昇給はありこのご時世にありがたいのですがモチベーションが上がるほどの昇給はありませんでした（総支給の2％ほどUP）。副業がOKな会社なので真剣に副業を始めるか考えています。実家から通うなど生活費負担が少ない人なら続けられるかもしれませんが地方から出てきて一人暮らしで生活すると貯金できるほどの給料が貰えない為、食事や生活水準が落ちて疲弊してしまうかもしれません。