福利厚生:
住宅補助がありますが勤務地によって額が1～2万円違います。地方に行くほど額は低くなり支給期間は最大8年間で30歳までの年齢制限があります。ですので東京勤務の大卒社員の方が地方勤務の院卒社員より住宅補助の総受給額が多くなるという事態が発生しています。寮はありません。団地を買い上げた社宅が1部屋だけありますが結婚して配偶者がいないと入れません。

オフィス環境:
東京の営業所はとてもきれいです。工場の建屋はとても古く年季が入っています。会議室は比較的綺麗です。会社から最寄り駅までの距離が比較的短く通勤はしやすい環境だと思います。公共交通機関が発達している地域なのでどこに行くにも比較的短時間でアクセスできるのはとてもいい環境だと思います。各人の机は昭和の会社らしく灰色のスチール製机です。

勤務時間・休日休暇:
残業はないので、ほとんどの人が定時で帰る。有給の申請もしやすいので、ワークライフバランスは取りやすい環境にある。

多様な働き方支援:
リモートワークは、相談次第でできるかもしれないがしている人を見たことはない。副業については、禁止とは言われていないがオッケーとも言われていないのでグレーゾーンである。

企業カルチャー・社風:
全体的にゆるい雰囲気で社内外問わず競争にさらされているという意識が低いです。厳しい環境の中で切磋琢磨したい人には向かないです。経営に近い層になるほど保守的で変化を嫌い責任を取ろうとしません。

組織体制・コミュニケーション:
会議の頻度はそこまで高くないと思う必要性の低い形骸化した会議の割合が高い。物事を決めるための仕組みが整っておらず常にだれに相談するか検討するところから始まる。社内のコミュニケーションツールが多すぎる。人によって使うツールが異なっている為対応がめんどくさい。

ダイバーシティ・多様性:
ダイバーシティの取り組みは全くない。そもそもダイバーシティという概念を理解している経営者がいない。多様な働き方を認める取り組みが試みられると他の社員から不満が出て不満を抑えるために取り組みをやめてしまうことが多い。各部署の責任者や会社の役員は保身的な考えの人が多く、自分の責任においてダイバーシティや多様性のある職場づくりを成し遂げようという人がいない。

女性の働きやすさ:
育休・産休が取りやすかったり、子どもの急な体調不良等があった際も早退しやすく、理解のある環境ではあるので結婚・出産を経ても働き続けたいという方にはおすすめできます。ただ、未だに女性が電話に出なければならない・女性がお茶出しをしなければならない等の古い考えが根強く残っているような気もします。

成長・キャリア開発:
コロナ禍前は会社主催の研修会が年に1回程度あったが今はなくなってしまった。研修会の参加メンバーは会社が決めるためモチベーションの高い社員が受けることができず全くやる気のない社員が受けるという事がある。基本的に仕事を通じてキャリアを形成する職場なのでチャンスが来るように普段からやる気をアピールして雑用などの仕事も主体的にやらないとキャリアを積むのは難しい職場です。

働きがい:
失敗してもあまり責められないので本人のやる気があれば思い切ったチャレンジをさせてくれることもある。責任ある立場の人たちがビジョンや計画を示さないので自分で考えて行動することが求められる。自分で考えて行動したい主体性の高い人には働き甲斐があると思う。一方で部署によっては非常にマイクロマネジメントする責任者や全体主義的で個人のパフォーマンスを認めない責任者もいる。

入社時の期待と入社後のギャップ:
非常に高い技術を持っているのだと期待していたが決してそんなことはなかった。先進的な取り組みに前向きな会社だと思っていたが実際には非常に保守的で変化を嫌う会社だった。面白会社を謳っており社員はみなその考えを指針に仕事をしていると思ったが実際にはほとんどの社員が面白会社の考えを知っておらずそれぞれが自分の解釈で面白会社をとらえていた。

事業の強み:
既存事業にすべて助けられてる

事業の弱み:
新しい事をしようとしない
チャレンジしないから成長しない

事業展望:
今後大丈夫か不安にはなるが作っているものが物なので大丈夫かなとは思う

給与制度:
役割に応じた給与ランクがあります。入社直後はＥランクから始まりＤになるには3年働く必要があります。Ｅランクに求められるのは挨拶ができるかとか遅刻しないかなど高卒の方を想定した基準になっており大卒や院卒の社員に対して3年もそれらの評価基準を当てはめるのはどう考えても適切でないと考えています。手当は営業職以外はほぼありません。賞与は夏冬それぞれいつも2か月分くらいもらえます。

評価制度:
年功序列と目標に対する達成度評価の2階建ての制度になっています。コロナ禍になってからは評価制度はほとんど機能しておらず形骸化しています。昇給昇格の基準は明確化されておらず何を達成すれば昇進するのか全く分かりません。製造部門と営業部門の所在地が異なっており同じ評価制度ですが明らかに営業部門で働いている人の方が昇進が早いです。