福利厚生：
今年度から退職金については個人で選択できる制度が取り入れられたので、魅力的だと思う。単身者には行政の基準の元、借上社宅制度が取り入れられることになって助かる。今後、行政の対策に限らずに会社としての制度として取り入れると、保育士の就職率アップに繋がると思う。職員一同、福利厚生の内容にはあまり意見を持っている職員はいないように感じる。

オフィス環境：
働く環境として、保育園としての環境としては十分に整っているとは思えない。園内に収納がなく、更衣室もなく、事務所のスペースも狭い。園児を預かるギリギリの面積であるため、職場環境としてはいいとは言えない。立地に関しては、駅から近いので通勤しやすい。今ある環境の中で、防犯対策など試行錯誤して運営ができている。

勤務時間・休日休暇：
人手不足の期間は大いにある。保育士不足が日本では深刻であるため、職員一度とても協力体制が整っている。現在はぴったりの人員配置で残業は減ったが、保育士が足りなくなると残業は覚悟しなくてはいけない。平日の残業時間は多い月も今後でてきてしまうが、週休2日はしっかりと確保できている。職員がしっかりと勤務時間内で勤務ができるように人手を確保することが課題である。

多様な働き方支援：
職業柄、リモートワークはできない。会社の規則として副業可にはなっているが、現在利用している職員はいない。本業での業務は過酷であるため、なかなかこの制度を利用する職員はいないが、規則としてしっかりと考えられていることは嬉しい。残業が重なると、早帰りすることができるシフトを作成できることは職員の不満にもならず助かっている。

企業カルチャー・社風：
堅苦しくなく、現場に任せてくれる体制は現代の社会においてとてもいい会社だなと思う。社長自ら著書を出し、職員全体で読むことで会社の方向性をみんなが理解して同じ目標に向かって上を目指せている環境はいい傾向だと思う。現場が苦しむことなく、いい意味でラフに勤務できることで、職員の向上心に繋がるいい部分だと思う。

組織体制・コミュニケーション：
上長は会社の組織運営として本部とのコミュニケーションがとりやすいと感じている。現場での雰囲気がとてもよく、それぞれが責任を持ち、よくするために考え、意見を出し合い話し合える環境が整ってきている。職員の退職、入職が繰り返されることで職員同士のコミュニケーションは今がよくても日々変化することだと思うので今後継続した課題である。

ダイバーシティ・多様性：
今年度より、インターナショナルな部分が加わったことで、外国籍の職員が入職したことで雰囲気や方向性がよく変化したばかりである。利用者が期待している部分が大きくあると思うので、今後どのようによくしていくかを現場全体で考えていく必要がある。個人の人権を尊重し、いろいろな意見がある社会ということを職員全体に周知していく。

女性の働きやすさ：
産前産後休暇・育児休暇以外に、一人につき年5日まで取得できる子の看護休暇もあり、ママ保育士にとって働きやすい職場だと感じる。復帰後は時短制度もあり、子の看護休暇は有給扱い。メンバーにも恵まれ、シフト調整にもみんな協力的でお互い助け合っている。残業も基本なし。お休みもとりやすいから、子育てしながら働き続けられている。

働きがい：
0～2歳児専門の小規模園なので、子どもの成長が目に見えて感じられるところにやりがいを感じる保育士が多い。その成長を保護者のかたと共有する喜びがある。保育方針も子ども主体の保育で、昔ながらの一斉保育ではないので、共感できる。メンバーのチームワークがよく、お互いの意見やアイデアを尊重しながら働けている。

入社時の期待と入社後のギャップ：
以前の職場が大規模園で人間関係に気を使うことが多かったのですが、入社すると本社の方も含め、年齢や経験年数に関係なくみんな穏やかで優しく、迎え入れてくれました。コロナ禍で歓迎会などはできませんでしたが、日々の関わりの中で十分コミュニケーションが取れたので、やりづらさもなく、毎日楽しく仕事ができています。

事業の強み：
今、注目されてる力に非認知的能力がありますが、私たちはそれを"幸せに生きる力"ととらえ、一人ひとりの子どもがどうしたら発揮できるかを、会社全体で真剣に考えて取り組んでいます。園同士の横のつながりも強く、お互いのいいところを学び合う姿勢があります。待機児童が減り少子化が進む中、選ばれていく保育園、会社だと思っています。

給与制度：
同業種で比較すると、他社に比べると賞与が少ないと感じる。基本給の額の見直しもしてもらいたい。会社の体制が今後良くなるようにとグループでの再構築が盛んになっているため、評価制度が構築されつつあり、公平に評価されていくことには今後に期待したいと思う。年1回の昇給についても、もう少し額が上がると職員の向上心に繋がる思う。

評価制度：
この1年間で、評価制度が見直され、自己評価と上長評価をすることで賞与に繋がる評価が再構築されつつある。上長評価は、あくまでも上長からの視点での現在の個人の課題について評価しているので、半期ごとの目標は明確にする必要がある。経験年数や実力での基本給与を見直してもらいたい。中堅と新人の差があまりないのは問題かなと思う。