老舗企業のルートセールスは、お客さまとのコミュニケーションが面白い!
ナニワに入社してからは新人研修として商品管理や内勤の仕事、営業のOJTを経験しました。上司や先輩と一緒にお客さまを訪問して商談をしたり、見積もりや発注にも携わっています。私の課では灯油ストーブ、エアコン、ボイラーといった住宅設備を幅広く扱っていますが、今年は新型コロナウイルスの影響でマスクや消毒液などの注文も多いですね。また、この仕事を学ぶうちにさまざまな商品や設備に興味が湧くようになりました。プライベートで買い物や食事に行ったときは、お店に付いている設備のメーカーや、機器の取り付け方につい注目してしまいます。いままで知らなかった知識が増えて、学生時代に比べてものの見方が豊かになりました。
よく営業同行をしていたのは直属の課長代理です。商品のことはもちろん、工事やメンテナンスに関することまで熟知していて知識が豊富。工事会社や修理会社の方と対等に話している姿にいつも「すごいな」と思います。そんな上司や先輩を見ながら私もスキルアップをめざしています。OJTを通して気づいたこの仕事の魅力は、お客さまとの関係性ですね。当社では一つの取引先を10年、20年と担当することも多く、長いお付き合いの中でお客さまとの関係ができあがっていきます。商談では趣味やプライベートの話題も交えて会話をしていて堅苦しさがありません。お客さまが「“あれ”、注文しておいて」というだけで内容が通じることもあり、プロ同士の「あ・うん」の呼吸に圧倒されることもあります。
社内の雰囲気も、100年近い歴史を持っているからこその安心感がありますね。社員さんもパートさんも、わからないことは何でも教えてくれて、心配になったときは誰かが助けてくれます。いまはコロナ禍で工夫しながら営業活動をしていますが、そうしたことができるのも、さまざまな困難を乗り越えてきた歴史があるからだと感じています。