昭和25年、朝鮮動乱の渦中、横浜港の情勢は動乱による特需物資に加えて戦後復興の民需物資、駐留軍による戦略物資を処理しなければならず、まさに動乱の状況でありました。
この様な時代背景の中、横浜港において民需物資の取扱に専念する作業会社の出現要請が高まりつつあり、昭和25年6月、東洋船舶作業が設立されました。創業翌年の昭和26年5月29日、港湾運送事業法が制定され、以降現在まで60余年の間、横浜港は飛躍的に発展を遂げてきました。
当社もその間、運送形態の変革に伴うコンテナーをはじめ、各種の専用船並びに専用埠頭による革新荷役に対応して、大型荷役機械の整備、拡充と有能なオペレーターの育成等、荷役の近代化を進め時代の要請に応え、常に安全作業の確立といかなる状況にも対応できる迅速な作業体制を目指して努力し、幸いにも順調な発展を遂げて現在に至っております。