体操教室スタートで“余裕”をもたせる
──2軸の経営とは、具体的にどういったものでしょうか?
体操教室で指導を行いながら、自分がやりたい別の事業を展開していくという形です。新しく入る人には、体操指導の仕事から始めてもらおうと考えています。
基盤となっている体操教室の指導業務を飲食店に例えると、お店も食器も食材もある飲食店で料理するというイメージです。一方の自分でやりたい事業を立ち上げていくには、お店探し、食器集め、食材選び、さらには集客もしていかないといけない。ただし、それは料理が作れるようになった後のステップになるので、まずは料理が作れないと始まりません。
だから最低限の指導ができるベースを作ってから、オリジナリティーを出す方向にシフトしていくことをすすめています。
──サッカーや野球をやりたい方でも最初は体操の指導を行うことになるのでしょうか?
僕はそれをおすすめしています。サッカーや野球で同じような軸になる事業を見つけられたら良いのかもしれないですが、それが意外と難しいんですね。
ゼロからのマネタイズは簡単ではないので、結局なにか軸になるような収入源が必要になると思います。結局日雇いのバイトなどをやることになるのであれば、そこで選り好みをするのではなく、同じ“指導”という共通点のある体操教室はアリだと思います。