森林荒廃や人口減少時代の課題解決へ
林業の新たな可能性を創造する
日本の森林面積は国土面積の 3 分の 2 にあたる約 2,500 万 ha と世界有数の森林国です。日本の森林資源は
現在約 52 億 ㎥であるとされており、人工林を中心に資源の蓄積は毎年約 7 千万 m(東京ドーム約 356個分)
ずつ増加しています。木材を収穫するのに適した時期を「主伐期」と呼びますが、日本の人工林の半数が一般
的な主伐期である 50 年を超えています。木材の消費量の減少の影響もあり、資源が十分に活用されているとは
言い難い状況です。森林資源の活用を進めることで、「伐って、使って、植える」という循環利用が可能となり、
森林の荒廃を防ぐだけでなく、林業及び木材産業を安定的に成長発展させることが可能となります。