「平成26年、株式会社ドールハウス・エン
ターテインメントを創業いたしました。」
当社は二人の青年との出会いから始まりました。
歌手として大手芸能プロダクションに所属してい
た彼は、当時、人財育成会社を経営している私の
前で「てっぺん」という歌を唄いました。詞の意
味合いを人生で理解して、伝える術をもったプロ
としての歌声に感動して涙が出てきました。
22年前、大手タレント事務所で女優のマネージャ
ーをしていた経験から、プロとしてのあるべき
姿を彼に見ました。
同時期、ダンサーの青年から「タレントとして
活躍するには、何が一番大切なんだろう?」と
いう質問を貰いました。
芸能界にはタレント養成所はたくさんあるが、
どれも抽象的で誰彼問わず対応出来得るカリキュ
ラムしかなく、はたして本当にタレントとして
活躍できる人間が何人いるのかが疑問だという
内容でした。
タレントは才能の固まりであり、その才能をエ
ンターテインメントとして、観客やファンの前
で表現し、その評価値を活用して社会貢献する
存在です。従って、才能のカタチがタレント一
人一人で異なる以上、万人に共通するカリキュ
ラムに意味はなく、一人一人のカタチ・サイズ
にあった育成プランが必要なのだと答えました。
これは、私がライフワークとして手がけている
企業内タレントを育成する人財開発事業とも全
く同じです。
この二人の青年と共にドールハウス・エンター
テインメントを発足しました。
何ら新しいことをやり始めた訳ではなく、タレ
ント業界の不明確さを取り除き、成功までの道
程を解りやすく計画立てをして、「才能という
商品」と、「売るというマネジメント」の融合
こそが、芸能界の真実であることを、荒削りで
はありますが、タレントに自覚をさせておりま
す。
弊社に所属するタレントは、「誰でもタレント
になれるという夢」と「誰でも売れるわけでは
ないという現実」を兼ね合わせて、日々一人一
人が、自分のカタチに合わせた成長を遂げてお
ります。
ヨーロッパの子供が屋根裏部屋で遊ぶドールハ
ウス。この箱庭遊びを、弊社では、一人一人の
タレントが自分自身の箱庭で、成長に必要な
パーツを責任をもって集めて欲しいという願い
を込めて、株式会社ドールハウス・エンターテ
インメントと命名致しました。
荒削りな真実のもと、タレントたちが才能を伸
ばして、社会貢献に繋がることを心から祈って
おります。