私たちのミッション
「当たり前に寄付する社会創り」
わたしたちが事業運営するファンドレイジング部門では、国内外を問わず様々な社会課題解決を目的としたNPO・NGO法人などの民間非営利団体のファンドレイジング(資金調達)を行います。
【事業開始のきっかけとなる代表の原体験】
「選択のできない圧倒的な不平等さを克服したい」
私は国内外にある社会課題を解決する仕事に携わりたいなど、もともと思っていたわけではありません。それまで興味をもったこともなければ、どのような社会課題があるのかも認識していませんでした。私に課題認識をし始めるきっかけをくれたのは、障害をもって生まれてきた息子でした。
息子は、出生した数時間後には循環器系病院のICU(集中治療室)にいました。診察をした外科医から告げられたのは、5000人に1人といわれる心疾患がある、ということでした。
「なぜうちの子が、」と、、この選択のできない圧倒的な不平等さはなんなんだと、、当時は悔しさからくるぶつけようのない怒りと、悲観的な感情しか持つことができませんでしたが、次の日からほぼ毎日のように病院へ通うなかで、病院内には他にも同じような障害を持つ親子が通院・入院生活をしていることを知り、五体満足で生まれてくることが当たり前のことではないんだと、すこしづつ息子と自分の状況を受け入れていきました。
今では20歳を超えた息子とたまに食事に行き、入院時代の話や将来についても少しずつ向き合って話すことができています。
この経験から、健康な身体であることが当たり前ではないことだけでなく、生まれた国の政府/社会情勢/宗教によって起こる迫害や紛争、貧困問題、さらには生まれた人種や性別によって偏見や差別を受けていることも知り、そこには選択のできない圧倒的な不平等さを感じている人が多く存在しているのではないかと、意識が向くようになり、自分ができることは行動したい、、選択することはできないが、その不平等さを受け入れ克服することは必ずできる、という感情が芽生えるようになったのが、今の事業を始めたきっかけになっています。
もちろん、会社の代表という責任ある立場にいるわけですから、きれいごとだけを言うつもりはありません。事業推進をしていく中で厳しいこともたくさんあります。ただ、国内外問わず、今の自分の環境に、選択のできない圧倒的な不平等さを感じている人たちへ、間接的にでも克服するための支えになる仕事をしたい、という想いが、この事業を開始したきっかけであることに間違いありません。
【現在】
2014年7月から事業を開始し、10年近く"face to face型"継続寄付会員の入会促進キャンペーンの企画支援から運営を行うファンドレイジング事業を続けてまいりました。
今では国連諸機関・国際NGO・認定NPO法人・公益財団法人様とパートナーシップを結ばせていただき、2019年から集計を開始したファンドレイジング事業成果として、2022年11月までに寄付支援者数3,400人~/推定寄付3億円~を残すことができました。(グループ会社実績含む、平均寄付継続期間に基づいて算出しています)
【これから】
わたしたちは寄付市場で、なくてはならないファンドレイジングというお仕事を世の中にもっと広めたいと思っています。国内最大規模のファンドレイジングサービスを提供する会社を目指し、YELLではアルバイトやインターン、社員、業務委託と、さまざまな関わり方で募集していますので、社会課題解決に必要な資金となる個人寄付を増やしていく「社会的意義」と「社会貢献度」の高い事業を一緒に盛り上げていける方をお待ちしています!