築地太田は1950年創業。
初代が日本橋魚河岸で修行した経験を生かし
築地市場で水産仲卸業を始めました。
現社長の太田は三代目。
子供のころから家業の魚屋を手伝ってはいましたが、
大学では建築を学び、サラリーマンとして外で働いた経験のある
仲卸の跡継ぎとしては異色の三代目かもしれません。
「古き良き」と言えば聞こえはいいですが
時代に取り残されている感のあった築地市場。
中でも、電話やFAXでの注文、手書きによる伝票など
どうしてもミスが発生しやすく時間がかかってしまう業務を効率化するため、
音声入力システムの導入 (2007年)
受発注システムの開発 (2012年)
など、業界としては先行して積極的にITを取り入れています。
また近年では、海外市場において
一過性のブームとしてではなく定着した日本食人気と
築地ブランドの水産物へ高まる注目を追い風に、
受発注システム「築地OFMシステム」を開発。
現地のお客様に活用いただき
アメリカ各地やアジア各国への海外出荷も年々増やしております。
このように、皆さんが抱かれる市場の仲卸と
きっと少し違うイメージの築地太田。
2018年10月。
築地市場から豊洲市場への移転が完了し
いよいよ新しい店舗、新しい加工施設での営業が始まりました。
従来の仲卸のイメージにとどまらず
これからも事業規模、内容ともにますます拡充していきます。