私が、がん治療に取り組むようになって30年以上もの年月が経ちました。
大学病院時代は、手術、抗がん剤、放射線という、いわゆる三大治療でがん治療を実践していました。
患者さんのためにと思って続けている治療が、副作用で患者さんの心と体を苦しめ、治してあげたいのに手立てのないもどかしさに、自分自身もすり減っていく気持ちでした。
そんななかで出会ったのが自由診療です。自由診療との出会いは、医師である私にとって大きな転換点になりました。
自由診療は、現代西洋医学だけにとどまらず、ライフスタイル、補完代替医療まで目を向けて、複合的に治療しようというもので、標準治療と大きく異なるのは、いくつもの検査や、治療の中から、患者さんが自分で選択肢を選ぶことができるところです。
標準治療で、もう打つ手がないと宣告され、沈んでいた患者さんの表情が、自由診療と出会い、治療法の可能性がわかって、はっきりと明るくなることを何度も経験しました。
これからも私は、がんで苦しんでおられる患者さんに、がんの自由診療や、がんの予防医療を通じて、イキイキ元気になってもらうことを目標に頑張っていきます。