代表挨拶
弊社は昭和48年に橋梁の調査・計画・設計専門コンサルタント会社として設立されました。その後45有余年間、国内の社会整備の進展に伴って、道路・河川砂防・上下水道・空港港湾・トンネル・都市計画・等の登録を行い総合コンサルタント会社として発展拡大してまいりました。この間に一級建築士事務所・測量業・地質調査業の登録も加えて、数多くの実績を積み、発注者の方々の良きパートナーとして信頼を重ねてまいりました。
近年、国内の社会資本整備は大きな課題を抱えた転換期となっています。第一に高度成長期に建設された多くの構造物の劣化と維持再生・延命、第二に地球温暖化の影響と考えられる集中豪雨や、予想される東南海トラフ巨大地震に代表される地震災害などの自然災害に対する備え、第三に少子高齢化時代を乗り越えるためのIT・情報技術の活用による設計・施工の効率化、などです。 これらの課題に対して、コンサルタント技術者には環境問題を含めて、益々広範かつ総合的な高い技術力が求められております。
弊社は特に創立以来、多数の橋梁等構造物診断の経歴を積んでおり、既設構造物の調査・分析・補修計画はもちろん新設に対してもこれらの経験を生かし、構造物のライフサイクルを見据えた総合的な判断により効果的で最適なアセットマネージメントの提案を行ってきました。
現在の社会資本整備は、未だ自然災害に対して脆弱で、整備水準も先進諸国に比べて不十分な状態にあることから、今後も国民の生命と財産を守り、将来の発展のためのレジーリエントで効率的な公共事業の促進が必要であり、弊社もこれまでに蓄積された技術に加えて、これからも更なる研鑽を重ねて発注者をはじめ、すべてのステークホルダーからの信頼を得る努力を続けてまいります。
代表取締役 鈴木 進