創業の想いとこれまで・・・
人に一匹の魚を与えよ、
しからばその人一日空腹にあらず。
人に魚とりの技を教えよ、
しからばその人生涯空腹にあらず。
これは、私が勉強した作業療法のある本の最初に載っている中国のことわざで、一言でリハビリテーションを表していると思いました。そして、その言葉を頭の中心において仕事をしていましたがどうしても家族の介護力の問題、経済的な問題、家屋構造の問題、地域の社会資源の問題があり在宅復帰できない患者様がいらっしゃいました。
そうであればその問題を解決できる総合的にサービスが提供できる会社を作ろうと思い起業したことが当社のスタートとなりました。
介護保険制度が開始される半年間の準備期間には、創業メンバーと理念や夢や構想の立案など多くのこと議論を深めました。「総合生活支援」(利用される方の生活を総合的に支援させていただく)という理念はその時に決めたものです。それは、現在トータルライフケアのクルー全員の心の中にとどめてもらっていると信じています。また、その時に立案した構想はほぼ実現できました。これには、多くのクルーが理念に共感し一生懸命利用者様の生活を総合的に支えることに協力していただいたおかげと感謝しています。
私も創業当初、日中はサービス提供で汗だくになり、夜は会議でヒヤ汗をかきながら、寸暇を惜しんで仕事をしていたことを思い出します。
それから18年、会社を社会資源と捉え、雇用の創設や安定経営のために規模の拡大を目的として頑張ってきました。この間、嬉しかったことも辛かったこともいろいろなことがありましたが、現在ではとても良いクルーとめぐり会い、一緒に仕事ができることをうれしく思っています。
創業から18年たった今、やりたい事とやらなければいけない事が違ってきていますが、会社の最高責任者として自覚をもっていろいろなことに取り組んでいきたいと思います。