バスケットボールを、もっと身近に。
私たちが生涯をかけて取り組んでいきたいことは、
日本のバスケットボールをもっと身近なスポーツにしていくことです。
そのために、私たちができることに全力でチャレンジしていきたいと思います。
この事業で達成したい目標は2つだけです。
ひとつめは、スクールを全国で300クラス実施すること。
ふたつめは、バスケットコートを全国につくることです。
バスケットボールを身近なスポーツにするためには、
とにかく現状の環境をより良くしていくことが大切だと考えています。
「バスケを教えてもらえる場所を増やす」
「バスケが気軽にできる場所を増やす」
これこそが、競技普及の本質だと考えるからです。
日本におけるバスケットボールの競技レベルは、世界と比べると低い位置にあります。
体格・骨格などの問題もありますが、その原因は競技人口にあると感じています。
世界で最も競技人口の多いスポーツは、すべての競技の中でバスケットボールが第1位。
4億5000万人ものプレイヤーが存在しているのです。
第2位はサッカーで2億5000万人とその差は歴然、不動の1位だというのです。
しかし、日本における社会生活基本調査によれば、スポーツ人口ランキングの第1位は
ウォーキング、第2位がボウリング、第3位は水泳というデータがあります。
この調査ではバスケットボールは17位という結果となっています。
では、今の中学生・高校生に人気の部活は何でしょうか?
この調査では男子部門の1位がサッカー、2位がバスケットボール。
女子部門の1位がソフトテニス、2位がバレー、3位がバスケットボールなのです。
男女合算すると実は、バスケットボール部が最も人気であるという結果になります。
これは驚くべき結果だと思います。
ところが、社会に出てからバスケットボールを続ける人の数は、
極端に減っていくのです。
つまり、日本には、やりたくても続けられる場所、環境が整っていない
ということが考えられます。
この、「世界とのギャップ」を縮めたい。
次世代の選手たちの、根本的な課題をクリアにしたい。
バスケを愛し続ける大人を増やしてB.LEAGUEを盛り上げたい。
オリンピックやワールドカップで、日本が世界と対等に戦い、活躍する姿を応援したい。
そう心から願って活動を続けて参ります。
一般社団法人バスケットボール推進会
代表理事 山口貴久