2018年11月にOPENし2年が経ちました。やりたいこと、続けたいこと、会いたい人、行きたいところなどご利用者(住人)の思いに寄り添い暮らすことを大切にしています。
ご家族とともに、
在宅主治医・訪問看護・ケアマネージャーと連携し、2年間で11名の方の看取りをさせて頂きました。住人お一人おひとりとそのご家族との思い出は今もなお私たちの中に息づいています。
病院と家の違いは、病院は必要な治療を受ける場所であり「非日常である」のと反対に家は「日常の生活の場である」という大きな違いがあります。宝塚つむぐの家も、常に人の声と生活の音や匂いを感じる日常の生活の場であり、その延長線上に看取りがあると考えています。
自分の家ではないけれど、もう一つの自分の家で今までの生活をつづけて行くことをサポートさせて頂きます。
毎日が本当にあっという間に過ぎていきます。家という空間のもつ不思議な力とともに暮らしの中で・・・住人の皆さんが見せてくれる生きる力と優しさと笑顔に喜びを感じます。食べられなくなったのに食べて頂けたり、できなくなったことが出来たりなど感動することもたくさんあります。
悲しいけれどそんな中で命の時間が少なくなっても、ご本人の生き方やご家族のお気持ちを大切にしながら、医療やボランティアの方々と一緒に最期のその時まで支えていきます。
そして、宝塚つ・む・ぐの家は賛助館員やボランティアの方々に支えられています。その優しさに触れるたびに心が温まります。
新型コロナウイルスが収まれば、地域の方の居場所つくりへの取り組みを計画しています。この喜びや感動を一緒に感じてみませんか!