卵で人と社会をしあわせにしたい。
もの心ついた時には自宅裏のとり小屋に鶏が500羽ほどいました。
ある日、産み落とされてすぐのまだあったかい卵を一個、ポケットに忍ばせました。
温めれば雛がかえるだろうと思ったのです。
結果は想像通りです。
ポケットに入れたのを忘れてそのまま遊びほうけてポケットの中でグチャッと割れてしまいました。
それからは二度とポケットには入れませんでした。
私のこれまでの人生は、ずっと卵に囲まれての生活そのものでした。
私は卵が大好きです。
おいしい卵を通してお客様に喜んでいただく事が私の何よりの喜びでもあります。
物価の優等生と言われ続ける卵ですが餌の研究、鶏種の改良、鶏舎の進化、
飼養規模の拡大などによるものです。
そこには効率を求めるが故の大なり小なりの歪みが生じます。
私は、小さいころ食べたような、愛情を込めて育てた鶏が産む産みたてのあったかい卵をお届けしたい。
丸くかわいらしい小さな卵ですが、たくさんの命をも育みます。
そんな卵を通してたくさんのしあわせをお届けするのが私たち半澤鶏卵の幸せです