お節介な法人としてこの地域で成長していきたい
僕は尼崎で生まれ、尼崎で育ちました。
この地域の自転車しか通れない道も、
この地域のおばあちゃんもおじいちゃんも、
良い部分も悪い部分も見て育ちました。
尼崎でフクシの仕事をする。
それは、
「大変だけど、ワクワクする」
「難しいけど、やりがいがあって」
フクシな人間だからなのか、そう感じます。
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雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
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これは宮沢賢治の手帳から遺作として発見された有名な詩ですが、そこにはとても暑苦しくてお節介な人間の姿が、宮沢賢治の理想として描かれています。
こんなふうに生きていきたいと思っても、なかなか出来ることではありません。僕一人ではきっと無理です。
だからこそ、サンシャインという社会福祉法人は、
こんな姿を目指していきます。
職員のみんなと一緒に
お節介な法人としてこの地域で成長していきたいと思います。
理事長 河原 至誓