ちょっと他とは違うと思います。
「障害者と聞いてどんなイメージを持たれますか?」
私たちは発達障害のある方を中心に支援をしています。彼らは車椅子も白杖も持っていませんし、日常生活も自立しており普通に暮らしています。高学歴の方もいれば、クリエイティブな活動をされている方もいますし、普通に就職して家庭をもって家族に囲まれて暮らしている方もいます。でも、得意不得意の凸凹があるために「普通に」暮らすことがとてもしんどく、時には理解のない人々から「なんでできないの?」「甘えてるの?」「ふざけてるの?」「怠けてるの?」などと揶揄され、友人をなくしたり、仕事をなくしたり、チャンスをなくしたりしています。学童期であれば、いじめ、虐待に合いやすく、不登校となってしまうひとも多くいます。そういう人たちのどこに凸凹があるのかを話し合い、自己理解や自己受容を見守り、社会に理解と配慮を求めていく支援を行っています。それは「介護」や「介助」ではなく、「教育」や「指導」「誘導」でもない利用者主体の支援です。支援職員が利用者さんの手助けになるように積極的に関り、教え、指導している福祉施設のほうが多いこととは思いますが、私たちはちょっと違うと思います。ただそれはどちらが正解とかではなくて、いろいろな福祉事業所があり自分に合ったサービスを行う施設を利用者側が自由に選べることこそが正解であるだろうと思っています。