みなさんが書いてくださった履歴書で最初に読むのは「趣味」や「特技」の欄です。たとえば、音楽が得意な人だったら、あぁこの方が私たちの仲間に加わったら、障害を持った利用者さんたちと職員とで演奏会ができるかもしれないな…そんな想像がふくらむ瞬間です。
1人ひとりの「強み」がそのまま私たちの支援の豊かさにつながっていく。そんな期待感が、私たちの仕事にはあります。「障害福祉の仕事って敷居が高いな…」というイメージがあるかもしれません。たしかに私たちは、プロの支援者として、福祉従事者として、高い専門性と豊かな人間性を備えていなければなりません。そのうえで、障害を持った方々の生活の支援も、障害のあるなしに関わらず誰もが共生できるまちづくりも、そこに関わる人たちが「多様であること」がとても大切だと思っています。しびらきには、そんな多様性にあふれるみなさんとの出会いやご縁を大切にし、1人ひとりが目標を持って専門性を高めていける環境があります。
そして何より、やりがいにあふれて毎日が楽しいこと。手前味噌ですが、しびらき職員の明るさは私たちの自慢です。今後も、さまざまな「好きなもの」「得意なこと」を持った仲間たちがたくさん集まってくれることを、心から願っています。【 施設長 相浦 卓也】