業界雑誌「防水ジャーナル」に、
当社の社員が掲載されました!
~思いやりに育てられ~
就職難の時代、まったくの未経験でしたがなんとか建設会社の内定を得ました。それが前に働いていた会社です。監督補助として全体清掃を取りしまったり、写真撮影をしたり、現場で必死に働きました。でも、放りっぱなしの道具を注意しても、清掃前の作業分担を説明しても、ほとんど聞いてもらえず、自分が否定されているように感じて辛かったですね。そんな中でも積極的に取り組んでくれたのが、大協建材の技能員さんでした。顔を見れば「頑張ってるね」と明るく声を掛けてくれました。そのうち大協建材が施工管理者を募集していることを知り、思い切って転職を決意しました。入社してからは、見積書作成や安全パトロール、自主検査などで、現場と会社を往復する日々です。仕事を覚えることに精一杯ですが、少しでも早く会社の力になりたいですね。先日、都内の新築倉庫の塗床工事300㎡を一人で施工管理しました。小規模ですが、すべての責任が自分にあるので身が引き締まりました。塗り床に限りませんが、下地状態は仕上げを大きく左右しますから、凹凸を平滑にすることに細心の注意を払いました。材料の硬化不良や気泡混入で何度かやり直すことになってしまい、自分の未熟さに落胆しました。同時に、これまでは先輩たちに支えられていたんだということに気づきました。ようやく検査を通った時は、技能員さんと手を取り合って喜びました。
~知れば知るほど~
「現場には金が落ちていると思え」という先輩の言葉がとても印象に残っています。最初はその意味が理解できませんでしたが、施工管理を任されてからは、不具合を確実に直すこと、高品質の施工を提供すること、そうした現場施工力が会社の収益になると気づき、その言葉が胸にストンと落ちました。以前は風景の一部でしかなかった建物の納まりがわかってきたので、この頃は歩きながら現場を見て回るのが楽しみです。例えば、窓枠回りのシール施工や開放廊下の側溝のウレタン防水施工とか。恥ずかしい話ですが、この業界に入る前までは、建物を水から守るこうした部分は”オシャレ的”な装飾だと思っていました(苦笑
これからもたくさんの発見が自分を待っているかと思うと、不安もありますが、それ以上に期待に胸が膨らみます。
~これからのみなさんへ~
いろいろな仕事がある中で、みなさんも自分探しをされていると思います。ひとつ言えることは、「なんでもチャレンジしてみる」ということです。やってもないのに出来るはずないではなくて、チャレンジしてみて自分の居場所を見つけていく。みなさんのこれからを心より祈っています。