初めまして。
東京HARTクリニック
院長 岡と申します。
私は慶応義塾大学卒業後、大学病院の産婦人科に勤務し、不妊治療の知識や技術を学びました。しかし、大学病院の不妊外来の診療では救えない患者さんを目の当たりにし、患者さん個々の不妊原因を診断し、それぞれに合わせて最適な治療を行いたいと思い、医局を出て開業致しました。
様々な先輩にアドバイスをいただきながら、3年間は一般不妊を中心に診療を進めてまいりましたが、一般不妊治療ではどうしても救えない患者さんもいらっしゃるため、その後の5年間は体外受精も含めて診療しました。
しかし、当時は産科や一般婦人科と並行して診療を行っていたことや、新鮮胚移植ではどうしても着床しない患者さんを救うには不十分な環境であると感じたことから、不妊治療を専門的に行うクリニックを開設したいという思いに至り、HARTクリニックに加えていただくこととなりました。
日々進歩する医療技術をグローバルに取り入れていくこと、新しい受精卵保存法を開発することを目標とし、最新の医療技術が実践できる設備を用意し、2000年に東京HARTクリニックを開業しました。おかげさまで、今年は開業してから24年目となります。
その間HARTクリニックは、胚盤胞のガラス化保存法を世界に先駆けて開発することができました。現在は、本当に赤ちゃんになる胚盤胞かの診断、着床期に胚と内膜が同期しているかの診断、胚が拒絶されない内膜の質や環境の解明などに取り組んでいます。
適切な治療を行えば、基本的に妊娠できない人はいません。苦しんでおられるほとんどの人が出産できるのです。妊娠し難くなっている原因が分からないから不安で、無駄に時間が経過してしまうのです。個人個人に合わせた的確な診断のもと、十分な説明をうけた上で、当院の世界最先端の技術を使って最短で出産できるよう、一緒にがんばりましょう。