創業者の三和です。
私の祖母は戦後当時に縫子として働き
お金をためて 東京で婦人服のセレクトショップを営んでいました。
私はお客様が服を買ってくださったお金で、大学まで行かせていただくことができたのです。
大学卒業後はカタログ通信販売会社に就職しましたが
ファッションに縁があるのか婦人服を担当させていただく事になりました。
自営業の家系に育ったため、創業することを目標に、10年間修行のつもりで婦人服のバイヤーを経験した後、祖母と同じ婦人服のセレクトショップをオープンしました。
しかし、リアル店舗の経験が無かった私は早々に失敗し辛酸を舐めることになりました。
その後すぐに時代に合わせてネットショップに業態を変更し、
挑戦と失敗を繰り返しながら今に至ります。
≪ファッション小売業とは?≫
AIの開発やロケット開発など難解な案件で頭を使う業界ではなく
昔から「布を作って切って売る」というシンプルな商売。
それがファッション業界です。
服を作るには技術が必要ですが、アパレルの小売業自体は単純な仕事なため
学歴やキャリアが無くても多少のお金があれば誰でも始めることができます。
そのため大企業も芸能人も素人も、とにかく誰でもファッション業界に参入する環境のため、
非常に競争が厳しい業界と言えます。
≪誰でもできる商売でお客様に評価していただき
商売を続けていくためには?≫
そればかり毎日考え過ごしています。
この会社がお客様に喜んでいただき必要とされるためには?と。
先程申しましたが、
参入が多く競争が激しい業界であるため多くの商品が氾濫してます。
探しきれない商品の中でお客様に選んでもらうためにはどうするのか?
とにかく「人」です。
現代においてネットで検索すれば、
お客様にはその商品・その画像を作っている人(会社)の人格がすべて分かってしまいます。
悪い商品を作るのも「人」、悪い画像を提供するのも「人」です。
当社で大切にしているのは従業員全員が利他の精神を持っている事。
お客様をはじめとする周りの幸せが自分の幸せに繋がると思える事です。
ただ、これは簡単な事ではありません。
誰しも自分と家族が最優先だからです。
そりゃそうですよね。
そのため当社は、まず自分達が幸せになる。
そしてお客様をはじめとする周りの方々に幸せをつなげていく
という事を第一目標にしています。
私個人的な理由を言わせていただくと
せっかく苦労して創業し、ここまで会社を育て上げたのに
従業員がつまらなそうに嫌そうに仕事している姿を見ると
会社を辞めたくなりますからね(笑)
≪今後の展望≫
売上が少なかったころは100億、300億、1000億を目指そう!と思っていました。
ですが、30億円を超えたあたりから、
「あれ?おかしいぞ。」と「幸せじゃないぞ。」
「間違っていたのか?」とずっと自問自答していました。
その後、幸せについていろいろな本を読み漁り、社員とディスカッションをし
最終的には皆で幸せになることをコンセプトにしました。
結果、予想以上に業績は伸び続けています。
不思議なものです。懸命に夜遅くまで頑張れば業績は伸びる
と思っていた40歳前半までは伸びず、
「全員で幸せになろう」
と決めた後から業績が一気に伸び始めたのです。
ここで詳しくは述べませんが、そういった研究による実証結果もあるそうです。
そのため私は、皆でもっと幸せに活き活きと仕事ができたら
どこまで行くんだろうと楽しみにしてるんです。
だから行先を決めつけず、時流に乗って流れを楽しんでいきたいと思っています(笑)
代表取締役会長 三和義久