サンホーム神戸西/施設長
Q、現在に至るまでのキャリア
A、福祉大学に進学しましたが、入学当初は福祉の仕事に就こうとは思っておりませんでした。しかし、在学中に福祉施設に実習に行き、利用者の方と関わるうちに「なんて真直ぐ自分の意見を素直に言えるんだ」と衝撃を受け、福祉の道に行くことを決意しました。
デイサービスの相談員から始まり、デイサービスの管理者や高齢者向け住宅の管理者、病院運営や地域連携サービス等多種多様な経験させて頂く事が出来ました。
ある時、もともと関りのありました日の出医療福祉グループの関係者の方からお誘いを頂き、色々と会話をしている中で挑戦してみたい気持ちもあり転職を決意し、現在サンホーム神戸西の施設長として日々勉強しながら運営させて頂いております。
Q、神戸日の出会に入職されてからどんな取り組みをしていますか?
A、2019年10月に神戸日の出会が運営を継承したため、まずは以前から働いている職員の方たちとの信頼関係作りから始め、全面的に悪いことや嫌なことは引き受けるようにしてきました。
そうこうするうちに【自身が利用したい施設創り】を目標に掲げ、職員と共有し、今でもそれだけはブレることないよう心がけております。
私自身は【チームケア】をとても重要だと考えておりますので、1人の利用者様に対して、少しでも多職種の方たちが関りを持ったケアをしていけるように取り組み始めました。
また利用者様への言葉遣いなども私も含め施設全体で気を付けることを心がけるようしています。
Q、今後取り組みたいこと、チャレンジしてみたいことは?
A、以前に「特養だから仕方ないよね」「特養だからここまでしかできないよね」と言われたことがあり、私にとっては非常に違和感がありました。もちろん特養にしかない良いところはあると思います。ただ、サービスの部分で言いますと、やはり有料老人ホームみたいなケアができる施設には劣ってしまうところもあります。
「有料老人ホームみたいな特養があったらおもしろいな。」と思うので、そのあたりは体制づくりをできるか模索中です。
また、飲食店等におススメ商品があるように、施設にもあるべきだと私は考えております。施設のおススメは何ですか。と聞かれたときに何か答えられるようチャレンジしていき、「特養だから~」って言われない施設づくりをしていきます。色々私自身の中で構想はありますが、その構想に向けて職員達が足並みを揃えずとも少しでもその構想に理解を示して向かっていけるような施設創りはしたいですね。
ただ利用者様が、1番。利用者様が全てです。長年相談員をやらせて頂いていたので、その経験を活かした【相談員だからこそできる特養】っていうのも目指していきたいですね。
Q、求職者の方へメッセージ
A、施設のやり方に固執せず業務して頂けたらと思います。
楽しいこと、時にはぶつかること、嫌なこともあるかと思いますが、5年後、10年後の達成感を共にあじわいましょう。
働いている職員の方たちが【物凄い良い施設です】と胸を張って言えるような施設を一緒に作って頂けたらと思います。宜しくお願い致します。