何かをやってみることで自分がやりたいことに気づける機会になる。何事もまずはやってみてほしい。
【g-wicとは?】
「女性が活躍できる会社をつくりたい」という思いから、従業員全員が女性スタッフで構成されており、女性ならではの共感力の高さや相手の感情を読み取りニーズを汲む傾聴力を活かし、様々な会社の営業支援を行う2011年に設立されたベンチャー企業です。
【大学生活はどんな風に過ごしていましたか?】
そもそも大学に進学したのは経営者である両親を越えたいという想いからでした。
「おまえみたいなやつに継がせるか、勝手に生きていけよ」と言われ、絶対に父親よりもすごい経営者になってやるんだと思い、進学したのです。
ただ入学して経営の講義を受けても、あまりピンとこない。
いつの間にかクラブ通いの毎日のなか、ダンスに憧れ学生時代はHIPHOPのダンスに熱中していました。
2年少し続ける中で自分が目標としていたイベントに出ることもできたのですが、周りが就職活動をスタートしていくなかで、自分のそもそもの目標を改めて考え直したのです。
会社を経営されている方々の本を手に取ると、ほぼ全ての経営者は起業時に自ら営業をしていました。
そこで起業するならまずは営業だと感じ、営業職を募集している企業に応募し、比較的設立が浅く、実力主義を掲げているようなベンチャー企業に入社しました。
【就職してからどのような経緯で起業されたのですか?】
私は起業までに2社経験しており、1社目が通信系の営業会社、2社目は営業支援の会社でお世話になりました。
営業支援の会社で働く中で、「女性だからこそできる営業もあるのでは」と思うことがあり、その時に女性ならではの営業支援をプランとして作って、社内ベンチャーチームとして立ち上げたんです。
やってみた結果、お客様からの反応も良かったので、独立しようと決め、起業しました。
【『女性ならではの営業』とはどういうものですか?】
自身が営業活動をしていく中で、男性はロジカルに考えてプレゼンを上手にする方が多いのですが、相手の本心を引き出しきれていないことがあると感じました。
その一方で、一概には言えないと思いますが、女性の方が「相手が何を考えているのか」を汲み取る洞察力や質問力があると感じました。
『しっかりお客様の話を傾聴した上で提案していく』って言うのが、女性ならではの営業だと捉えています。
【社内の空気はどのような感じですか?】
組織全体としてすごくフラットだと思います。
営業会社と聞くと、個人個人で数字を競ってというようなイメージだと思うんですが、g-wicは会社全体で一丸となって数字を追いかけているので、受注が取れたらみんなで喜んだり、成功事例をシェアしあったりします。
全体的にすごく暖かい空気だと感じますね。
【社員の方やインターン生と接する中で意識していることはありますか?】
私は会社って教育の連鎖だと思うんです。
前の会社にいた時の上司には、もちろん愛情を持って育ててもらっていたと思いますし、おかげで成長できたのだと実感しています。
その上司は強制的に何かをやらせるということは一切なくて、常に自分のモチベーションが上がるように仕事を任せてもらっていました。
だからこそ、上から命令されるような教えられ方では成長は難しいと思っていて、その人がどうしたらパフォーマンスを発揮できるかということを常に考えながら教育するようにしています。
私が教えたメンバーが、次に教える立場になった時に同じように接してくれれば、会社としても間違いなく成長できると思っています。
インターンシップ生への教育についても、そういった意識で取り組んでいます。
【最後に求職者の方へのメッセージを】
まずは何事もやってみることだと思います。
一番最初から楽しいことってなかなかないじゃないですか。
やっていくうちに、だんだんと自分の中で色々なものを吸収して、それが形になって一つの目標をクリアして、ようやく楽しさって生まれてくると思います。
だからこそ将来的にやりたいことがなくても、今やってみることで、自分が「本当にやりたいこと」に気づける機会にもなると思います。
興味があるけど不安なのであれば、是非まずは一歩踏み出して欲しいと思います。
※g-wicでは誕生会などを頻繁に行い、仕事以外での交流も大切にしているそうです