福祉業界が抱える課題に、
当事者意識を持って向き合います。
当社代表の岡本です。私は元々福祉業界の経験者。前職時代から、この業界に課題を感じていました。給与も高くなければ、仕事もきつい。一緒に頑張っていた仲間も、気づけば辞めてしまう…「このままじゃだめだ」と強く思い、従業員、そして子供たちを末永く守っていける施設を作ると心に決めました。
そうして8年前に独立し、スタートしたのが放課後デイサービス「ぽけっと」。大事にしていることは、福祉の担い手として持続可能なビジネスを続けていくことです。私たちが手掛けるような福祉施設は、運営に際して国の補助金を受けられるという特徴があります。しかし、そうした補助金を目的に、安易に事業を始めた結果、早期に閉業してしまう…そんな事業者も多いんです。そうなると、路頭に迷う子どもたちも増えてしまう。だからこそ、経営者にきちんとしたビジネスの観点がなければ、子供たちの未来のためにはなりません。
持続可能な経営というのは、やはり最終的には「人」だと考えます。会社を一緒に支えていく「人財」が、何より重要なカギ。ですから、当社は人財の定着と活躍のために、積極的に投資をしていく考えです。余裕をもった人数体制により、残業を抑え、休みを増やす。待遇面も充実を図り、今年度は一律3万円のベースアップを実施。来年度も今よりアップさせる予定があります。また、今後はより研修制度なども充実させていきたい。収益の多くは、当社で働く「人」のために還元していきます。
当社が掲げるテーマは「人生丸ごと、ぽけっとに預けてほしい」というものです。障がいをお持ちのお子さん、そしてその親御さんにとって、最終的には「ぽけっとに行けば大丈夫」と思ってもらえる場所を作りたい。その願いのもと、8年間事業を続けてきました。
現在はデイサービスが中心ですが、年内にはショートステイ型の施設を開設する予定。デイサービスは18歳以下の子ども向けですが、ショートステイは年齢の縛りはありません。障害のある方が、成人後、親元を離れる時にも不安なく暮らせるようにするのが狙いです。部屋は各個人に用意し、自炊や掃除、洗濯など、家事も極力自分自身でやってもらう。もちろん、困った時には全力でサポートする。そんな場所を作ることで、「一人で生きていく力」を磨いてもらいたいと考えています。
当社が目指す「新しい福祉」の形。そこに賛同してくれる方を、お待ちしています。(代表・岡本 耕侍)