テヅカは曾祖父が創業し私が4代目となります。元々は手縫いの靴から始まりました。祖父である2代目が時代の流れもあり現在の小売り業態に転換。現会長である父が店舗拡大を加速させました。 

私が幼少の頃から、父は全国を飛び回り、時には海外にも出向き商品の仕入れを行っていました。出張から帰宅する度に、その土地のお土産を買ってきてくれ、父の仕事は「色んなところにいける仕事だ！」と感じたことを覚えています。また自宅の一階が事務所を兼ねていたため問屋さんなど色んな業者の方が出入りをしており、事業が身近だったと感じています。 

会社を継ぐという選択は自分の意思で決めました。いつか父の後を継ぎ社長になりたいと学生時代から自然と思っていました。それは幼少期から会社が身近な存在だったからかもしれません。
 
大学は、東京の大学に進学し、新卒で東京のアパレル会社に就職。当時就職氷河期だったこともあり自分にとって納得がいく就職活動ではなく上手くいかなかったことも多かったと思います。 
 
二度目の就職は英会話教室を運営している会社でした。社長との距離も近く、月に1回夜の20時頃から社長との長時間MTGがありました。当時、急成長ベンチャーだったこともあり、改めて振り返るとハードな毎日でしたが、事業を前に進める楽しさ、同期と切磋琢磨しながら過ごす日々、成長していく企業のスピード感、どれ刺激的でした。事業をすることの面白さは、この時に強く実感したと思っています。
 
その後、宮崎に戻りテヅカへ入社。店舗での販売職を得て、6年前に社長に就任をしました。 

靴の販売職と聞いて皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか？お客様に靴のサイズを伺い、在庫を確認しご希望のサイズをお持ちする。そんなイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないかと思います。私自身テヅカ以外の仕事も経験し感じることが２つあります。
 
一つ目は、この仕事は「プロになれる仕事」だと言うことです。どの業界でもプロはいますが、靴のプロになれる仕事だと私は思っています。当社にも30年以上勤めて下さっている販売員の方がいらっしゃいますがこの仕事は、経験を積めば積むほど知識が積み重なっていく仕事です。 
 
二つ目は「靴を通じお客様の毎日が少しでも豊かになるようご提案する仕事」だと言うことです。 
・リハビリで歩かなければならないお客様に負担がない靴を 
・ご夫婦でウォーキングがしたくなる靴を 
・社会人の一歩目を力強く歩ける靴を

靴事業に限らず、雑貨事業も飲食事業も、お客様の毎日が少しでも豊かになることが軸です。

時代の流れに合わせ、DX化や商品のバリエーションの強化など やるべきこと、実現したいことはたくさんありますが、根本にあるのは「テヅカで購入して良かった！」そう思って頂ける方を1人でも多く増やすことです。 

テヅカに行けば、どんなニーズでも対応してもらえる！そう思って頂けるよう、これから入社頂く皆様と新しいチャレンジを私自身これからもしていきたいと思います。