子どもと共に、情熱を持って、創造的に学ぶ場
スクールを立ち上げようと思った原点には、私自身の体験にもとづく想いがあります。それは、子どもの学びへの情熱は、本人が学ぶ目的を見出し、学ぶ必要性に気づくことからのみ生まれる、という確信です。
私の小学校時代は、勉強と家のお手伝いの6年間だったともいえます。教育熱心な母は、私のために自ら塾を開き、学力を段階的に高める反復学習を私に課しました。おかげで小学生の間に高校の「数学1」を修了するほどの基礎学力は身につきました。その過程はチャレンジングであり、達成感はありましたが、正直な ところ「何のために勉強するのか?」という学びの目的と情熱を見出すことはありませんでした。
本来「学び」とは、勉学だけを通じて育まれるものではないと思っています。私の場合、小学生から中学生にかけて、課外活動として半年ごとに取り組んだ町内の廃品回収活動のほうが、塾での勉強よりも楽しく、学び多き思い出になっています。決められた時間の中で、いかに効率的にたくさんの新聞紙やダンボールを 集めることができるか、自分でよく考え、近所の仲間と計画を立てて役割を分担し、チームで働く楽しさを学びました。見知らぬ家や企業を訪問し、趣旨に賛同してご協力いただけるよう話し合いました。いろいろな理由で断られることもありましたが、うまくいかなかった場合の反省をふまえて次の交渉に臨むことで、 創意工夫が生きるよろこびも知りました。
このときの想いを、理論と実践にもとづいて具現化できる学校を設立しようと思ったのです。
子ども自らの問いとやる気、情熱からスタートする、創造的な学びの場をつくろう
学んだことが「活かせる」と実感できる、本物の学び、現実的な学びの場をつくろう
子どもたちが情熱を持って、創造的に学ぶ場をつくっていくことが、こどもクリエ塾が目指す姿です。
是非、皆さんの子どもや教育に対する想いを、私たちと一緒に実現させていきましょう!