就業支援サイトに採用活動インタビューが掲載されました
1.業界未経験者の採用活動に力を入れている背景や具体的な取り組みを教えてください
建設業界では、この先10年で技能労働者数が50万人以上不足すると予想されており、その主な原因は技能労働者の高齢化と若年層の建設業離れだと言われております。次世代の担い手の確保、技能の継承が企業存続の鍵となりますが、当社も若い人材の採用に力を入れているものの、厳しい状況を強いられていました。そのため、業界や職種の経験者を探すのではなく、建設業界未経験者の中から広く中途採用すべきと考え、3年前ぐらいからハローワーク求人をはじめ、ネット求人媒体の活用、また直接求職者と面談できるイベントに参加するなど、地道な採用活動を進めております。通年で採用を行っており、営業職・施工職合わせて毎年20名弱の採用をしています。
2.会社や仕事の魅力発信でどのような工夫をされていますか
当社の主軸である仕事(防水シーリング施工)は、あまり世間では知られていない工種ですので、求人情報で知ってもらうにはどうすれば良いか、というのは本当に悩みます。文字で伝えるのは大変難しいですが、専門用語をできる限り使わず表現し、サイト内動画で仕事を説明しています。
また様々な情報をインスタグラムやフェイスブックなどのSNSで発信し、少しでも身近に感じてもらえるよう取り組んでいます。
3.企業説明会などのマッチングイベントではどのような工夫をしていますか
募集職種に合ったパネルとアプローチブックを、手作りで準備しています。当社ブースに来てくれた求職者に対しては、求職者が知りたいと思っている内容について、わかり易く真摯に説明することを心がけています。また、しっかり質問をしてもらえる雰囲気づくりが大切だと考えています。経験問わず「やってみたい」という気持ちをしっかり持たれている方とは、必ず面談を行うようにしています。今は熟練の技能者でも、最初は未経験からのスタートですので「前向きな気持ち」を持っていることが、とても大切だと考えています。
4.定着については、どのような課題意識をもっていますか
業界未経験者を採用していることもあり、離職理由に「こんなはずじゃなかった」という言葉をよく聞きました。また、高校生を過去3年で5名ほど採用しましたが、すべて1年以内に離職されました。建設現場の寒い・暑い、繁忙期での休日勤務などは、理想と現実のギャップと捉えるのか、企業側の説明が足りなかったのかと考える中で、採用面談では仕事の魅力を知ってもらう以上に仕事の大変さも、しっかりお伝えするように心がけています。イイこと3割、やりがい3割、厳しさ4割の割合で説明するべきだと考えています。早い方で1ヶ月、遅い方では6ヶ月で離職される方がいます。最初の1年間は、とにかく続けてくれればよい。1年経てば新たな気づきがあると思うので、次の1年につながると考えています。人事部門としては特に1年目の新入社員に気を配り、「悩んでいることはないか」と声をかけ、身近な相談相手になれるよう心がけています。
5.求職者へのメッセージをお願いします
当社は性別や学歴、経験などは一切問わない募集をしています。
当社求人への応募条件は、
「やってみたい」というチャレンジ意欲をお持ちの方ならどなたでもOKです。
面接で皆さんの熱意をぜひお聞かせください。
ご応募を心よりお待ちしています。