転職活動をはじめよう!と思ったときに、必要となるのが「自己PR」と「職務経歴書」。そもそも、どんなことをアピールしたらいいかわからない……、うまく伝えられているか心配……など、悩みが尽きないのではないでしょうか。
そこで今回は、自己PRを基礎編と実践編にわけて、ポイントをご紹介。読み終わった後には、自己PRがスラスラと書けてしまう……!なんてことも。自己PRで迷っているなら、ぜひ参考にしてください。
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自己PRとは?
自己PRとは「相手に自分を売り込み、認めてもらうこと」が目的となります。そのため、ただの自己紹介だけにとどまってしまっては不十分。「採用すると、どんなメリットが得られるのか」「これまでの実績から、入社後はどのような活躍が期待できるのか」など、採用担当者の評価に直結する内容でなければなりません。応募先の企業にあった自己PRを整理して書けるように、自己分析し、自身のキャリアを振り返ることからはじめましょう。
“受かる”自己PRを作るポイント
企業が求める能力・スキルに合わせて強みを伝える
「こんな仕事をしてみたい」「こんなキャリアを築きたい」など、自己PRで自分の気持ちのみを伝えても採用担当者へのアピールにはなりません。これまでの経験や実績、応募先企業が求めている人物像を踏まえて自らをアピールし、企業に貢献したいという意欲を伝えましょう。
また、知識や経験などがない場合、「粘り強さ」や「積極性」などの長所をアピールすることがあると思います。このようなケースでも、自身の強みが仕事でどう活かせるのかを考えて自己PRを作成していきましょう。
アピール内容の具体的な「根拠」を示す
自己PRでは、「○○ができます」「△△ができます」など応募先企業に貢献できる点をアピールしていくことになります。その際に気をつけたいのが根拠をきちんと示すことです。「◎◎という理由から□□ができます」と書かれている書類は、ただ「□□ができます」と記載されている書類より説得力が強まります。これまでの経験からアピールできるポイントを探し、根拠を踏まえた文面にしていくとよいでしょう。
得意分野・成功体験を見つける
転職活動を始める方の中には「自己PRに何を書けばいいのか分からない…」という方もいらっしゃると思います。このような場合は、自身の職務経歴を振り返ることから始めましょう。自らの経歴や能力を棚卸しすることで、「こういう仕事が得意かも」「こういう仕事で周りから評価されていた」など、自分の強みになるポイントが見えてくると思います。
自己PRは複数用意しておく
自己PRは1つではなく複数持っておくのが好ましいです。具体的には3~4点あればいいと思います。アピールポイントを幾つか挙げ、そのうちの1つでも採用担当者に興味を持ってもらえればOKという程度で考えておきましょう。
エピソードは1つに絞る
内容の薄いエピソードが複数あるよりも具体的なエピソードが一つあるほうが採用担当者へのアピールにつながります。抽象的な自己PRでは「どのような取り組みが成果につながったのか」「どのような強みが仕事に活き、周囲から評価されたのか」などが伝わりづらいです。エピソードは1つに絞り、具体的な内容を踏まえてアピールしていきましょう。
読みやすさや文字数を考える
文字数について
企業から指定された文字数があれば、その8割以上を記入することがマナーです。とはいえ、最近では指定されていないケースがほとんど。その場合は、400字程度にまとめるのがいいでしょう。ちょっと少ないのでは……とご心配の方、ご安心ください。採用担当者は日々忙しく働いているため、書かれていること全てに目を通せるとは限りません。伝えたいことを端的に示していくことを意識してください。
文字の大きさについて
昔よりも、手書きの履歴書を必須にしている企業は減ってきました。しかしながら、未だに手書きの履歴書にこだわりを持っている企業があるのも事実です。基本的には、パソコンの記載で問題ありませんが、企業の指定に合わせて、柔軟に対応していくことがベターでしょう。
パソコンにおいても、手書きにおいても、文字数の大きさに明確な決まりはありません。見やすさが大切になりますので、びっしりと埋めるように書くよりは、改行をしたり、少し大きめに書いたりしたほうがよいでしょう。
【職種別】自己PRの書き方のポイント
営業職の場合
世の中にある求人情報において、多くの割合を占める営業職の募集。特に法人向けの営業職は、誰に、何を、どのように提案するのか、千差万別です。さまざまな業界・業種が存在する中、転職の際には、どういった部分を自己PR欄に記載すればいいのか。そのポイントをご紹介します。
フリーターから正社員を目指す場合
特にアルバイトの経験しかなかった場合は「PRの仕方がわからない」という方も少なくありません。そこで、フリーターから正社員を目指す方向けに「自己PRの書き方・ポイント」をお伝えします。
>>自己PRの書き方・ポイント~フリーターから正社員を目指す場合~
自己PR・職務自己PRの例文
タイプ別!自己PRの例文
ここでは第二新卒、派遣社員から正社員になる場合などのタイプ別の自己PRの例を見ていきましょう。
職種未経験
大学を卒業後、法人営業として3年間勤めてきました。その中で培ったのは、相手に合わせたコミュニケーションを行なうことです。クライアントが求めていることをキャッチして、端的に応えることを意識してきました。
また、相手の状況を考えたうえで、情報提供のツールを変えることを大切にしています。こうした姿勢が結果として、お客様との信頼関係構築につながりました。相手の状況に配慮したコミュニケーションを行なってきた経験は、他の職種においても活かすことができると考えています。
<ポイント>
「相手に合わせたコミュニケーション力がある」という結論から伝え、その後にどのような点に気をつけているのかを具体的に記載するという構成です。その結果として、「信頼関係構築につながった」という成功体験を伝えられているのも、高評価です。
大学卒業後、法人営業として2年ほど勤めてきました。新規のお客様に対して、がむしゃらにアプローチするのではなく、どのような内容であれば興味を持ってもらえるか考えたり、より効率的な方法はないか検討したり、独学でマーケティングの考え方を取り入れ、PDCAをまわして取り組んできました。
それがきっかけで、マーケティングに興味を持ち、さらに専門性を高めていきたいと考えるようになりました。持ち前の行動力を活かして、新たな環境で成長していきたいと考えています。
<ポイント>
「独学でマーケティングの考え方を取り入れた」という点に、ただ言われたことだけではない、創意工夫が見えます。問題が発生したときにどのように乗り越えていく人なのか、人物像をイメージできるのは好印象です。
前職では、食品メーカーの広告宣伝・販売促進業務に携わっていました。製品ターゲットに適した雑誌・WEB広告、販売促進キャンペーンなどを展開し、前年対比130%の売上を残しました。エリアや顧客ターゲットを分析したうえでの広告宣伝・販売促進の経験は、貴社の業績に早期から貢献できるものだと確信しています。
また、限られた予算の中でのパブリシティ広告の活用など、常に費用対効果を意識した企画を組むのも私が得意とするところです。前職で培ってきた経験を活かし、目標を上回る売上を計上できるよう業務に取り組みます。
<ポイント>
「前年対比130%の売上」という具体的な数字を用いて示せているのは高評価です。出来る限り数字で表すことで、説得力のある文章になるでしょう。
前職では派遣社員として地域情報誌(発行部数30万部)の編集業務に携わっていました。職場では正社員と派遣社員の分業化が進んでおり、派遣社員の業務は制作進行管理のみでした。そのため今後は企画立案から取材、編集までを一貫して手がけたいと考えています。
前職では業務でQuarkXPress6、Photoshop CS3、Illustrator CS3を使用していたため、それらの操作は問題なく行なえます。また、納期に迫られたり、突発的な依頼が差し込みで入ったりと、編集業務には臨機応変な対応や諦めない姿勢が重要であることも理解しています。どのような状況に置かれても最後まで諦めずに対応し、読者が満足する企画をカタチにしていきたいです。そして、売上の向上という結果で貴社に貢献したいと考えています。
<ポイント>
どれくらいの規模の業務を、どんなツールを使って行なえるかが詳細に分かります。また、編集業務への理解があることもさりげなくアピールできており、採用担当者に「この人な正社員として活躍してくれそう」と印象付けられるでしょう。
私は経理の実務経験を通じて経理知識を身につけてきたため、募集条件である簿記2級の資格は有していません。ただし、工業簿記についても実務経験があり、即戦力として貢献できるだけの能力はあると自負しています。
簿記2級の資格に関しては、今年度中に取得できるよう独学で試験対策を行なっているところです。また、私は職場において良好な人間関係を構築するのが得意です。職場が変わってもスムーズに溶け込んでいけるため、入社後は速やかに仕事に慣れ、業務を通じて貢献していきたいと考えています。長年の実務経験もありますので、必要であれば経験の浅い方の指導・管理などにも能力を活かせます。
ぜひ一度面接の機会をいただき、私という人間を評価していただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
<ポイント>
応募資格を満たしていないけれども挑戦したい場合には、「資格はなくとも、この人なら活躍が期待できそう」と思わせられるかがカギ。資格取得に向けて既に動いていることからは向上心が伝わりますし、その上で実務経験は豊富にあることをアピールできています。
アピールポイント別!自己PRの例文
ここではアピールしたいポイント別の自己PRの例文を見ていきます。ぜひ参考にしてください。
日々の営業活動において、指示をされるまで待つのではなく、主体的にやるべきことを考え、行動していました。たとえば、お客様から直接お話いただいた内容だけではなく、本質的な課題解決のために、プラスアルファの提案を心がけています。
<ポイント>
最初に結論を示し、その後に具体的に伝えるという分かりやすい構成になっています。
協調性
法人営業の目標は、4名のチームメンバーで達成に向けて取り組んでいました。ひとりではけっして達成できない高い目標だからこそ、周囲の状況を見ながら自分の役割を考え、忙しいメンバーがいれば、サポートすることを意識していました。
<ポイント>
周りが忙しそうにしているとき、自分の仕事に加えてまわりと協力する姿勢があるという人物像が伝わります。
リーダーシップ
いくつかの部署のメンバーが集まって遂行するプロジェクトにおいて、リーダーに任命された経験があります。意識したのは、個人のチカラを最大限引き出すことです。細かい指示をするのではなく、目的と意図を伝えることで、メンバー自身が考えて行動しやすいように努めました。その結果、期日までに求められた成果を出すことができました。
職種別!自己PRの例文
ここでは無形商材の営業職、有形商材の営業職、事務職といった職種別の自己PRの例文を見ていきます。
無形商材の営業職
電気設備工事の営業として3年間携わってきました。私が担当していたのは、10年以上の取引となる5社の建設会社です。付き合いが長いとはいえ、競合との相見積もりになるのが一般的。そこで、まずは見積依頼の声をかけてもらう関係性を築くことを自分のミッションとして取り組んできました。
徹底したことは、顧客先の担当者と毎日少なくとも1回は話す機会をつくり、電気設備の工事予定をいち早く掴むこと。十分な人数の職人の予定を先に押さえられ、短納期での対応が可能になるからです。結果、「短納期=◎◎さん」と第一想起される立ち位置を築け、相談ベースで話をいただく機会も増やすことができました。
施工の価格や品質で差別化するのが難しい業界ですが、自分の工夫で強みをつくることは可能です。そしてこの強みが顧客からの信頼につながります。業界が変わっても、関係構築の糸口を見つけ、実行してきたことを活かしていけると思います。
<ポイント>
工夫したことを具体的に伝えられていること、さらにその工夫をした理由までふれられています。そのため、「短納期=◎◎さん」という立ち位置を築けたという結果に、納得感がありますね。
有形商材の営業職
前職は、オフィス機器の営業です。新しい顧客先を開拓する営業スタイルになります。私が顧客開拓する上で注力していたのは、1回の商談でいかに信頼を得るかという点です。アポイントにつながるのは、主にすでにニーズがある企業。1~2回の商談で契約成立となるのが一般的です。
つまり、初回の商談が勝負になります。短時間で信頼を得るために工夫したことは、顧客のどんな質問にも即答すること。品番ごとの特徴はもちろん、導入で実現できるコストダウンの目安、他社の導入事例なども常に更新した状態で頭に入れておけるように、毎日インプットする時間を設けてきました。
もちろん、インプットするだけでなく、得た情報をわかりやすくアウトプットできるように資料にまとめることも徹底してきました。結果、営業全体の契約件数は月2件が平均でしたが、コンスタントに月4件を実現。新規顧客から信頼を得るために行動できることが私の強みです。
<ポイント>
新規開拓のためにどのような工夫をしたか、どんな成果が得られたか、分かりやすく書かれています。たとえば、「顧客のどんな質問にも即答する」という話では、具体的にインプットした内容の一例にまで言及。ぬかりない準備をして臨む真摯な姿勢が伝わります。
事務職
経験年数は少ないですが、事務業務の基本的な流れは理解しています。パソコンは業務での使用のほか、家庭で家計簿を作成するなど日常的に使っています。また、前職では複数の事務スタッフが在籍していたため、ほかのスタッフの作業進捗にも気を配って働いていました。
他者の作業状況を把握して臨機応変に対応しつつ、優先順位をつけて効率よく仕事を進められるようにしていました。職場でのコミュニケーションも同様です。周りの人が気持ちよく仕事に取り組めるよう、相手の立場に立ってものごとを考えることを心がけていました。
<ポイント>
他者の作業状況を把握して優先順位を決める、エピソードからは気配りができる協調性のある人という印象を与えることができるでしょう。
履歴書の自己PRの添削のポイントとNG例
文字数の目安はどれくらい?
自己PRを書く上で文字数も大事な要素。企業から指定されていない場合は400字程度が読みやすい長さといわれていますが、400字程度と聞いて「そんなに短く!?」「そんなに書かないといけないの?」と感じ方が分かれるかもしれませんね。そこで、文字数の調整方法を紹介します。
長い時の対処法
アピールしたいことが多岐にわたっているかもしれません。アピール項目が多いほうが良く感じますが、実は逆。印象に残りにくくなってしまうのです。自己PRではアピールポイントをしぼることが重要。1~2個をピックアップしてまとめるとおさめやすくなります。
短い時の対処法
エピソードが薄い内容になっていないかをチェックしてみてください。ポイントは、事前知識がない採用担当者にもわかるか。誰に、何を、どのように提案する業務か。困難を乗り越えた時のシチュエーションがわかるか。成果を数字で表せているか。こうした情報を盛り込むと具体性が増し、文字数も長くなります。
よくあるNG例
求める人物像とずれている
例えば、企業の求める人物像が「何事も慎重に考えて行動するタイプ」だった場合。考えるよりも、まずは行動する活発さが強みです。とアピールしても当然、逆効果ですよね。
アピールポイントを絞るには、まず「企業がどのような人材を求めているのか」を理解することが重要です。そのヒントは、企業のホームページ(採用ページ)、求人票、そして、求人広告などに記載されていることが多いため、隅々まで必ず目を通すようにしてください。
アピールの内容が具体性に欠けていてわかりづらい
ここからは具体的な自己PR文をもとに解説していきます。
前職では、新規開拓スタイルの営業として働いてきました。大切にしてきたのは、うまくいかない原因を探り、改善していくことです。顧客と接点を持つ方法は、飛び込み訪問や電話となります。新規開拓先のリストを自分で作成していたため、はじめのうちは手当たり次第様々な業界にアプローチしていました。ただ、アポイントにつながらない現状を見つめ直し、原因と改善方法を検討。
そこで、業界をしぼることで多くの企業が共通で持つ顧客ニーズを明らかにし、それに対するアプローチトークを作った上で取り組むことにしました。結果、アポイントの取得につながる件数が増え、ともなって契約件数も増加。コンスタントに月5件の契約を実現し、MVP獲得にもつながりました。成果をあげるためにネックになっている課題を特定し、打ち手を考えることは貴社の営業職でも活かしていけると考えています。
事例を挙げているものの、いまいち説得力がない内容に感じられたのではないでしょうか。これは、読む相手を意識していないことが原因。たとえば、何の商材なのか記載がないので、イメージしづらくなってしまっています。また、契約件数が月5件という実績のすごさもわかりません。営業全体の平均の契約件数と比較するなどして、魅力づけることが大切です。
極端に文字数が少ない
私の前職は鉄鋼材の営業です。顧客となる自動車部品メーカーのニーズを捉え、的確な提案を大切にしてきました。結果、担当となってから2年間、安定した取引を実現。顧客から信頼を得る行動が私の強みと考えています。
改善すべきポイント
これは、文字数が極端に少ないですよね。実際、150字程度。原因は、エピソードが薄いことです。「顧客から信頼を得る行動」とは、いったい何か。「顧客のニーズを正確に把握するために毎日訪問していた」など、シチュエーションがわかると、文章の説得力が増します。アピール内容が多くまとまりがない
カラオケ機器の商社で3年間、営業を経験してきました。顧客先は主に介護施設です。会社としてお付き合いの長い取引先であったため、特に力を入れてきたことは信頼関係の構築。何かあったら、すぐに声をかけてもらえる関係性を築くことができました。
また、カラオケ機器と一口にいっても、扱うメーカーや特徴は様々です。提案だけでなく、設置、メンテナンスまで一貫して対応してきました。必要となる知識は多岐にわたりますが、知識習得に向けて貪欲に取り組めることも私の強みの1つです。
さらに、一方的な提案にならないように顧客の要望に耳を傾けることに注力したり、100社以上の担当顧客にまんべんなくアプローチするために効率的に時間を使ったりすることにも取り組んできました。私が培ってきた経験は、貴社で担う様々な業務に活きてくると思っています。
改善すべきポイント
アピールできることが多いことはすばらしいことですが、自己PRですべてを盛り込むのはNG。どんな人物なのかの印象づけが弱くなってしまうためです。自己PRでは、アピールポイントを1~2つにしぼることが大切。その上で、具体的なエピソードとともに伝えましょう。体裁が整っていない
下記では、NGなポイントをご紹介します。けっして難しいポイントではありません。書き上げてすぐに企業へ提出するのではなく、一呼吸おいて、セルフチェックをしてみましょう。
誤字脱字がある
どんなに素敵な内容を書いていても、大切な書類なのに見直す作業を怠っているとマイナス評価になってしまいます。最後に一言一句読み直してみてください。
詰め込みすぎて読みにくい
小さな文字でびっしりと書かれていると、意欲が伝わってよいのでは……と思う方も多いのですが、それは間違い。実際は読み手への配慮ができていない、簡潔にまとめるチカラがないという評価になってしまいます。
専門用語が使われていてわかりづらい
業界用語は、異業種の人にとってはわからない言葉です。あまりに多用してしまうと、読み手への配慮がないと思われてしまいます。
面接での自己PRのポイントは?
面接は、採用担当者と顔を合わせ、リアルタイムでコミュニケーションができる貴重な時間。一瞬の表情や声色が印象を決めてしまいます。本来の自分を出しきるためにも、自己PRのポイントをおさえ、事前に準備しておきましょう。
明るくハキハキとした対応を心がける
不安げな方や傲慢な態度の方に内定を出したいとは思わないものです。明るい挨拶やハキハキとした言葉遣いで自己PRをするだけでも、面接官から好印象を持ってもらえるでしょう。特に面接の第一声は、その後の雰囲気を左右します。冒頭から元気のよい挨拶と笑顔を心がけましょう。
ひとつの長所に絞って伝える
「あれもこれも」と焦って自分の長所を伝えてしまうと、一番伝えたいことが分からず、面接官に印象を残すことができません。自分の長所や企業に貢献できる点を一つひとつ整理しておき、ワンメッセージで伝えるようにしましょう。長所がわかる象徴的なエピソードも合わせて伝えると効果的です。
どんな質問も、自分をアピールする気持ちで返す
「自己紹介をしてください」「これまでの実績を教えてください」といった質問も、そのまま返すのはナンセンス。「◎◎という実績を挙げました。というのも私は……」と自分の長所を盛り込むと意欲が伝わります。一方、丸暗記した自己PR内容を返してしまうと、見当違いな返答だと思われてしまうので要注意です。
短所について聞かれたら?
面接官が短所を聞きたい理由は「自分を客観視できているだろうか」「短所を克服する意欲があるか」「短所が仕事に影響するだろうか」など、さまざまです。意義のある面接のためにも、ウソ偽りなく伝えることが大切です。
一方、短所は伝え方によって自己PRにもなります。「とても心配性な点が短所です。そのぶん書類作成などのミスが起きにくく、よく任せてもらえます」「作業に時間がかかる点が弱みです。そのため、作業工程をくぎって時間内に仕上げる対策をとることで弱みを克服しました」など、短所を長所に転換したり、短所を乗り越えたエピソードを伝えたりすることで、面接官から評価をもらえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。いくつか例文を紹介しましたが、あくまで大切なのは、「自分がやってきたこと」「自分だからできること」を伝えることです。
また、応募する企業がどんな人物像を求めているのか考えてみることもオススメします。自分との共通点を見つけて、自分の言葉で具体的に伝えられると、説得力高く、担当者にアピールできると思います。
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履歴書の書き方完全ガイド!見本・テンプレート付き、NG例も解説
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「在宅OK」「人気の事務」「家チカ」「年間休日120日以上」など
豊富な求人があるので希望に合った仕事が見つかるはず!
また入社後のミスマッチにならないように仕事探しができるのも特徴です。
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