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実務経験がない場合の自己PR例文・ポイント

転職活動中、誰もが一度は悩む「自己PR」。履歴書作成や面接準備をするときに「自己PRを考えよう」と思っても、なかなかまとまらないですよね。

特に「応募する仕事はまったく未経験」「アルバイトの経験しかない」といった場合は、何をアピールすれば効果的なのか迷われるのではないでしょうか。

そこで今回は「実務経験がない場合の自己PRの書き方」をご紹介。「自己PRのOK例」「自己PRのNG例」を交えて、自己PRのポイントをご紹介します。

「自分のアピールポイントって、何だろう?」「この書き方で、きちんとアピールできている?」……そんなふうに迷ったらぜひ、ご自身に当てはめながら読んでみてください。

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1.「実務経験がない場合の自己PR」チェックポイント

その企業・職種で求められていることは?

的外れな自己PRは、関心を持たれません。まずは、募集企業・募集職種で求められるスキル・経験・人物像などをチェックしましょう。「応募資格」や「~という方を歓迎します」「~という方に向いています」といった内容に注目すると、分かりやすいです。

過去の経験の中で得たものを振り返る。

実務の経験がなくても、学生生活やアルバイトなどの中で得たものはあるはず。たとえば「資格」「協調性」「電話応対・接客のマナー」などがその一例です。もし企業・職種で求められることと合致するなら、充分にアピール可能です。

「ポテンシャル」も、アピールできる要素。

「経験」だけがアピールポイントではありません。たとえば「興味のある分野なので、いち早く知識を吸収する」「これまでも意欲的に新しいことに取組んだ」といった “ポテンシャル” も、アピールポイントになる場合があります。

結論から、シンプルに伝える。

「私は◯◯という強みがあります。具体的には……」という形で、結論から伝えることが大切。採用担当者は、多くの履歴書を読み、多くの面接を行なっています。結論の見えない話や、軸の定まっていない話は、印象に残りにくいでしょう。

2.「実務経験がない場合の自己PR」サンプル

例1.アルバイト経験をPRする場合

大学卒業から2年間、コンビニエンスストアのアルバイトとして接客・店舗運営をしています。お子様から高齢の方まで来店される店舗だったため、「相手の立場に立ったコミュニケーションスキル」が培われました。    貴社の営業職は既存のお客様との信頼関係が大切とのことで、培ってきたコミュニケーション能力を活かせると考えております。いち早く顧客との関係性を築き、貴社の戦力になれるよう努力します。

ポイント

  • 「正社員になりたい」等の雇用形態の話題には、あえて触れない
  • 「どんな知識・経験を、どのように活かせるか」を、具体的にPR
例2.学生時代の経験をPRする場合

大学時代にイギリスへ語学留学しました。それから5年、継続的に英語を勉強しています。現職でも月に何度か海外工場とのやりとりがあるため、メール・電話などで簡単な英語でのコミュニケーションをしています。    事業概要を拝見し、貴社はヨーロッパへの進出に積極的であると知り、興味を持ちました。海外拠点への出張も増えていくとのことですので、留学や自己学習を経て磨いてきた英語力を活かし、新たな市場の開拓に貢献していきたいと考えています。

ポイント

  • TOEICスコアや簿記資格などを有していない場合は、実際の経験を通じて戦力になるとアピール
  • 「仕事のどこに魅力を感じたか」など、意欲や熱意を具体的に伝える。
例3.”浅く・広く” 経験したことをPRする場合

現職では、人事・総務・経理・法務などを幅広く担当する管理部門に在籍しております。経営層をはじめ、会社のほとんどの部署の社員と接する機会に恵まれました。そのため、部署間の調整力や、臨機応変な対応力、慣れないことへの順応力を高めることができたと考えております。    入社後は新しい仕事や環境に一日でも早く慣れると同時に、多くの部署との連携における潤滑油として、経験を活かして役割を果たしていきたいと思います。

ポイント

  • “浅く・広く”だとしても、幅広い業務を経験したからこそ得られるスキルも
  • 募集企業や募集職種との共通点を見つけて、身についたことをアピール

3.自己PRのNG例

NG例1.仕事に紐付かない内容の自己PR

私は、高校時代にバスケットボール部の部長・大学時代にバスケットボールサークルの部長を勤めていました。50名以上が在籍する大きな組織で、部長としての信頼を集めていました。この経験を活かし、新卒で入社した会社でも、後輩のトレーナーを任されて育成を担当しています。

ここに注意!

実は、部長・サークル代表などといった「肩書」をアピールする人はたくさんいます。そのため、肩書を書くだけでは採用担当の印象に残りません。

改善するなら・・・

「そのポジションに就いて何をして、何を得たのか」など、経験や知識に落とし込みましょう。読み手があなたのアピールポイントを理解しやすいようにすることが大切です。自分らしいエピソードをまじえてPRすると、印象に残ります。

NG例2.伝えたいことが多すぎる自己PR

私は、自ら決めた目標に対して愚直に取り組むことができます。販売職のアルバイトでは、お客様にあわせた柔軟な提案を行ない、個人の売上目標を達成し続けていました。    また、協調性が高く、周囲と協力しながら物事に取り組むことが得意です。リーダーとして先頭に立ち、論理的に考えて課題を解決していくことも得意としています。アルバイト先では、バイトリーダーとして「接客法の改善」などを考えて提案していました。

ここに注意!

アピールポイントが多すぎて、何をアピールしたいのか不明。それぞれの要素の印象が薄くなってしまっています。

改善するなら・・・

最もアピールしたいポイントに絞って、より詳細にするとGOOD。特に「募集企業・募集職種で求められていること」「他の人よりも強くアピールできること」に焦点を当てると良いでしょう。

4.その他の自己PRサンプル

自己PRのポイントとサンプルは、参考になりましたでしょうか? 「もっと自己PRのサンプルをみたい」という場合は自己PRの回答【例文あり】|適切なアピールに向けた面接対策もご覧ください。

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