就職活動を成功させるなら、避けては通れないとも言われている「自己分析」。
しかし、「自己分析のやり方がわからない」という人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、そもそもの自己分析の意味や目的、メリット、具体的なやり方、注意点などを詳しく解説していきます。
これから自己分析を始めようと思っている人はもちろん、自己分析がうまくいかないという人も、ぜひ参考にしてください。
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- 自己分析とは?
- 自己分析をする理由
- 自己分析をするメリット
- 自己分析はいつまでにやればいい?
- 自己分析の方法おすすめ4選
- 簡単6ステップ!自己分析のやり方
- 自己分析に使える96の質問例
- 質問例を使った自己分析の3ステップ
- 自己分析するうえでの注意点
- 自己分析がうまくいかないときは他己分析も活用する
- まとめ
自己分析とは?
自己分析とは、自分自身の過去を振り返ることで、自分が大切にしている考え方や価値観、自分の強み・弱みなどを理解すること。
就職活動においては、エントリーシートの作成や面接での回答内容などにも深く関わってくるため、多くの学生が就活を始めてすぐに取り組むことになります。
ただ、「自分のことは自分が一番良くわかっている」と思っていても、いざ自己分析に取り組んでみると、なかなかうまくいかないということも珍しくありません。
自己分析は簡単ではないため、しっかりと自分に向き合って進めることをおすすめします。
自己分析をする理由
自己分析をする理由は、幸せな人生を送るためだと思います。
もしかすると、就活で内定をもらうために自己分析をすると考えている人もいるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?
内定は、社会人生活のスタート地点。社会人生活は40年以上続くこともあるため、入社後にどのように過ごすか、どのような仕事人生を送るかということのほうが、圧倒的に重要ではないでしょうか。
また、社会人になれば、1日の多くの時間を仕事に費やすことになります。だからこそ、仕事が充実したものになれば、人生はもっと面白く、幸せを感じることができるでしょう。
自己分析は、このように充実した将来を歩むために行なうものだと考えます。
自分に合う会社を見つけるために
自己分析をする理由を「内定をもらうため」としてしまうと、内定をもらうために、本来の自分ではない自分像を描いてしまう可能性もあります。
しかし、そのような自己分析に意味があるでしょうか。自己分析では本当の自分を見つめる必要があるため、自分の弱さなどもさらけ出していく勇気が必要かもしれません。
自分の弱みなどにも向き合うため、理想の人物像とはかけ離れた自分を知ることもあるでしょう。また、人に自慢できるようなエピソードがなかなか見つからないかもしれません。でも、それで良いのです。
なぜなら、本来の自分を見つめる自己分析をすることで、自分が大切にしている考え方や価値観などに気づくことができるからです。
そして、その考え方や価値観などを持つ自分が本当に合う会社はどこなのか、活躍できそうな会社はどこなのかを探すことこそが就活と言えるのではないでしょうか。
自分という人間を理解し、自分が幸せになれそうな場所、納得した人生を送れそうな場所を探す。このことを理解している人は意外と少ないかもしれません。
ぜひ、この視点を大事にしながら自己分析をしてみてください。
自己分析をするメリット
先ほどは、自己分析をする理由をお伝えしました。続いては、自己分析をするメリットをお伝えしていきます。自己分析をする主なメリットは下記の2つです。
- 自分が大切にしている考え方や価値観などがわかる
- 就活の軸が明確になる
自分が大切にしている考え方や価値観などがわかる
「自分のことはよくわかっているから、自己分析なんてしなくていい」
そのように思う人もいるかもしれません。しかし、自分のことだからこそ、気づけない魅力や弱みなどがあるもの。
たとえば、友人や家族から、自分が思ってもいない長所や短所を指摘されるように、改めて意識しなければ気づけない自分の考え方や価値観、強み、弱みなどもあるのです。
自分は何に興味があるのか。どんな価値観に共感するのか。どんなことに喜びを感じるのか。自分の強みや弱みは何なのか。これまでの人生でどのような困難にぶつかり、それをどう乗り越えてきたのか。自己分析とは、このように「自分」を客観的に理解していく作業です。
自分をしっかりと理解することは、自分がやりたいことや、自分に合いそうな仕事や会社が明確になっていくことにつながります。就活に絶対的な正解はありません。人によって正解は異なります。
だからこそ、自分の適性をきちんと踏まえて仕事や会社を選ぶことが大切です。自己分析は、自分の考え方や価値観、強み、弱みなどを知る助けになってくれます。
就活の軸が明確になる
一般的に、仕事をする目的のひとつに「お金を稼ぐこと」が挙げられると思います。しかし、お金を稼ぐことだけを目的に仕事をするのではなく、「夢を叶えるため」「もっと成長するため」など、仕事をする目的は実に様々です。
自分が仕事に求めることが明らかになっていく自己分析。「若いうちからチャレンジできる環境で働きたい」「成長できる環境で働きたい」など、就活において重視したい軸が決まれば、どのように就活を進めていけばよいのかもはっきりするでしょう。
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失敗しない自己分析|内定をゴールにするのは危険。目的の本質とは? - 仕事選びガイド
自己分析はいつまでにやればいい?
自己分析をするタイミングは就活の初期段階が好ましいですが、具体的には大学3年生の夏までにしておくことをおすすめします。
なぜなら、就活の時期が早まっているからです。たとえば最近では、3年生の夏のインターンシップに参加する人が増えています。インターンシップに参加するには書類選考をクリアしなければならない場合もあるため、そのような意味でも、3年生の夏までに自己分析をしておくと良いでしょう。
自己分析を通じて自分の考え方や価値観などを整理して就活の軸を決め、インターンシップに参加する企業やエントリーする企業を決めていく。この流れで進めていくことをおすすめします。
また、できるだけ早く自己分析に取りかかることで、志望企業の目星がつけやすくなったり、企業研究や面接対策などを進めやすくなったりするメリットもあります。
早めに自己分析をすることで、結果的に、スムーズな就活につながっていきます。
自己分析は1回で終わりではない
自分の考え方や価値観などは、様々な体験を経て変わっていくこともあります。たとえば、就活中の友人との会話、企業説明会への参加、OB・OG訪問など、周囲からの刺激を受けることで、今まで認識していなかった自分を知ることもあります。
そのため、就活中も定期的に自己分析を行ない、軌道修正やブラッシュアップにつなげていくと良いでしょう。
自己分析の方法おすすめ4選
自己分析をする理由やメリット、時期などをお伝えしてきましたが、ここではいよいよ、具体的な自己分析の方法をお伝えしていきます。自己分析をする際におすすめの方法は次の4つです。
- 自分史
- ジョハリの窓
- ライフラインチャート
- マインドマップ
下記では一つひとつの方法を詳しく説明しますが、自分がやりやすいと思う方法で自己分析することをおすすめします。
自分史
「自分史」は、「自分の歴史年表」を通じてこれまでの人生を振り返ることで、自己分析を行う方法です。数ある自己分析の方法の中でも最もオーソドックスな方法とも言われており、分かりやすいことが特徴です。
具体的には、幼少期から現在までをそれぞれのフェーズで区切り、頑張ったことや取り組んだこと、思い出に残っていることなど、エピソードをいくつも書き出していきます。
自分史をつくるうえでのポイントは、「できるだけ表を埋めること」。小さな出来事でもかまわないので、その時期の自分の経験や置かれた環境などを思い出して書いていきましょう。
自分史を通じて分かることは、自分の行動パターンや考え方、特徴など。また、自分の人生を一連の流れで振り返ることで、変化なども分かりやすいため、成長期としても活用できます。
ジョハリの窓
「ジョハリの窓」は、主観と客観の両面から自己分析をする方法です。
まず、自分が思う「自分を表す特徴」をいくつか挙げ、自分の事を知っている人物にも同様に自分の特徴を書き出してもらいます。そして、それらの特徴を「自分が理解している」「自分が理解していない」「他人が理解している」「他人が理解していない」の2×2の表に分類し、それぞれを比較します。
ジョハリの窓で分かることは、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の共通点と相違点。自分も他人も同じ認識であれば、それは紛れもなく自分の特徴といえるでしょう。逆に、相違があれば、自分の知らなかった自分に気づくことができます。
ジョハリの窓は、客観的な視点から自分自身を分析する効果的な方法です。「自分がどういう人物かわからない」「自己分析すると余計に混乱してしまう」という方におすすめです。
ライフラインチャート
「ライフラインチャート」は、これまでの人生を振り返りながら、そのときどきの経験の中で感じた「感情の変化」から自分を見つめなおす自己分析の方法です。
具体的にはまず、「モチベーション」を横軸に、「年齢」を縦軸にしたグラフを作成。そして、それぞれの時期に起きた出来事をモチベーションの高さに合わせ、縦軸に点を入れていきます。最後に点を結んでグラフにし、モチベーションの変化の大きいポイントに絞って深堀っていきます。
ライフラインチャートを通じて、自分がどのような時にモチベーションが上がり、どのような時にモチベーションが下がるのかを整理することができます。これを「働く」ことに置き換えた時、どんな仕事やどんな環境が自分に向いているかが見えてくるでしょう。
「感情の変化」をもとにした分析方法なため、考えるより行動に移すタイプの人や感覚派の人におすすめな方法といえます。
マインドマップ
「マインドマップ」とは、自分を中心に関連するキーワードを繋げていく自己分析の方法。「メモリーツリー」とも言われます。
具体的な方法は、まず紙の中心に自分を書き、そこから自分の掘り下げたいキーワードをいくつか書いていきます。例えば、「部活・サークル」「頑張ったこと」「苦手なこと」など自分を表すキーワードを設定し、それぞれに関連する「出来事」や「役割」、「感情」などを思いつくだけ書き出し、枝のようにつなげていきます。
このように書き出していくことで、自分の特徴をジャンルに分けて整理することができ、頭の中にある思考が分かりやすく可視化できます。
マインドマップの特徴は、連想ゲームのように単語やイメージを広げ、1つのテーマを深堀できること。表が苦手な人や、一つの事を深堀りたいという人におすすめです。
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簡単6ステップ!自己分析のやり方
ESや面接で問われる「強み」や「自己PR」などは、自分の過去の出来事や経験などをもとに考えることが一般的です。そのため、自己分析では自分の過去を振り返ることからスタートするのがベストでしょう。自分の過去を時系列で整理すると、その後もスムーズに自己分析をしやすくなります。
ここでは、自己分析の中でもオーソドックスな方法である「自分史」を使った自己分析のステップを紹介していきます。
- ステップ1:過去の経験を振り返る
- ステップ2:過去の出来事に感情を付け加える
- ステップ3:過去の出来事を深掘る
- ステップ4:モチベーションの上下のタイミングにある共通点を探す
- ステップ5:共通点を、企業に求めるもの・求めないものに分ける
- ステップ6:MUSTとWANTをもとに、企業選びの軸を当てはめる
ステップ1:過去の経験を振り返る
まずはシンプルな時系列の表を作成し、幼少期・小学校・中学校・高校・大学とそれぞれの時代で、印象的な出来事や自分の考え方などを埋めてみましょう。思い出すのが難しい場合は、下記の質問例を参考にしてみてください。
<自分史の作成に活かせる質問例>
- 嬉しかった/楽しかった/幸せだったと感じたことは?
- 悲しかった/苦しかった/悔しかった印象的な出来事は?
- 努力したなと思ったことは?
- 勉強や部活、アルバイトでの成果は?
- 影響を受けた人/出来事は?
- 周囲と協力して成し遂げた経験は?
- 考え方や価値観を刺激された経験や言葉は?
ステップ2:過去の出来事に感情を付け加える
次に、下記のようなライフラインチャートを作成し、過去に起こったそれぞれの出来事に「感情」を付け加えていきましょう。
自分史と照らし合わせて作成することで、自分がどんな時にモチベーションが上がったのか、逆にどんな時にモチベーションが下がったのかがわかりやすくなります。
また、同じ「ポジティブ」な感情でも、その度合いを比較。モチベーショングラフでは、自分の価値観やモチベーションの「源泉」を知ることにつながるため、自己分析のゴールでもある「企業選びの軸を決める」ことにも役立ちます。
ステップ3:過去の出来事を深掘る
ステップ2でわかった、「モチベーションが上がったこと・下がったこと」の経験をそれぞれ深掘っていきます。
この時、できる限り「それはなぜか?」を繰り返し問い続けることがポイント。動機を繰り返し何度も問いかけていくと、自分の本音が深掘りされ、本質に近づくことができます。それぞれの経験や出来事を深掘り、書き続けていくと、自分が大切にしている価値観や、根底にある欲求が明確になっていきます。
ステップ4:モチベーションの上下のタイミングにある共通点を探す
過去の出来事を深掘りしたら、それぞれの結果から共通点を探しましょう。先ほど作成したライフラインチャートで、モチベーションが上がったタイミング、下がったタイミングはどんな時だったか、どんな感情があったからか、を付け加えていくとわかりやすいでしょう。
モチベーションが上がった理由やモチベーションが下がった理由を俯瞰して見てみることで、自分の志向のクセを見つけることができ、また、自分の価値観や本質的な特徴を認識することもできます。
ステップ5:共通点を、企業に求めるもの・求めないものに分ける
ステップ4で見つけた共通点を、「企業に求めるもの」と「企業に求めないもの」に分けていきます。モチベーションが上がったときの共通点を「求めるもの」、下がったときの共通点を「求めないもの」に分類していきましょう。
「求めるもの」と「求めないもの」に分類したら、「求めるもの」を「絶対に譲れないもの」(=MUST)と、「あってもなくても良いもの」(=WANT)に分けます。
また、「求めないもの」も、「絶対に無理」(=MUST)と、「あっても大丈夫」(=WANT)に分けていきます。
分類することで、自分が大事にしていることや自分の力を発揮できる環境などがわかり、また、逆に自分がネガティブな感情に陥りやすい環境なども明らかになってくるでしょう。
自分に合う・合わない職種や仕事内容、企業の特徴、一緒に働く人の特徴などがイメージできるようになり、企業選びの軸を考える際に活かせます。
ステップ6:MUSTとWANTをもとに、企業選びの軸を当てはめる
最後は「企業選びの軸」を決めるステップです。企業選びの軸は、一般的に大きく下記の8つに分けられます。
- 会社の基盤・規模
- 企業理念
- 事業内容
- 仕事内容
- 風土・カルチャー
- 働く人(社員)の特徴
- 施設環境
- 制度・福利厚生
各軸において、下記の例のように、自分のMUSTとWANTを当てはめてみましょう。
<例>
- 「チームで動くことが好き」→「チームで協力して働ける仕事や環境が合っている」
- 「起業なども考えたい、キャリアを上り詰めたい」→「実力主義で評価制度が明確な会社、独立や起業の実績がある会社が合っている」
上記のように当てはめていくことで、自分に合う企業や仕事、環境などが明確になっていきます。
また、大切にしたいものの中にキャリアアップやワークライフバランスなどがある場合は、それらを当てはめてみましょう。企業の情報を収集をする際に、福利厚生や環境・制度面でチェックすべき点などもわかるようになります。
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自己分析に使える96の質問例
自己分析においては、過去を振り返り、自分自身を見つめなおすことが有効です。ここでは、自分を振り返る際に活かせる質問例を、幼少時代から大学生時代までの時代ごとに分けて紹介します。
- 幼少時代【13問】
- 小学生時代【17問】
- 中学生時代【19問】
- 高校生時代【21問】
- 大学生時代【26問】
幼少時代【13問】
- 当時の性格を一言で言うと?
- 周囲からどんな子供だと言われていた?
- 何をするのが好きだった?
- 何をするのが嫌だった?
- 印象に残っている出来事は?
- 最も夢中になったものは?
- 最も嬉しかったことは?
- 最も悲しかったことは?
- 最も得意だったことは?
- 最も苦手だったことは?
- どんな家庭環境だった?
- どんな習い事をしていた?
- どんな友人と遊んでいた?
<ポイント>
幼少期は人格の形成が育まれる大事な時期と言われています。自分の本質を探るためにも、当時のことを頑張って思い出しましょう。
小学生時代【17問】
- 当時の性格を一言で言うと?
- 周囲の人からどんなことで褒められていた?
- 周囲の人からどんなことで怒られていた?
- コミュニケーションは得意/苦手だった?
- 将来の夢や目標は?
- 印象に残っている出来事は?
- 最も夢中になったものは?
- 最も嬉しかったことは?
- 最も悲しかったことは?
- 最も得意だったことは?
- 最も苦手だったことは?
- 最も得意だった科目は?
- 最も苦手だった科目は?
- どんな習い事をしていた?
- 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
- 自分から率先して行動したことは?
- 休日や空いた時間の過ごし方は?
<ポイント>
小学生時代は、幼少期以上に人との関わりが増えるとともに、得意分野/苦手分野が明確になってくる時期です。その点にも注目して質問に答えていきましょう。
中学生時代【19問】
- 当時の性格を一言で言うと?
- コミュニケーションは得意/苦手だった?
- 将来の夢や目標は?
- 印象に残っている出来事は?
- 最も夢中になったものは?
- 最も嬉しかったことは?
- 最も悲しかったことは?
- 最も得意だったことは?
- 最も苦手だったことは?
- 最も得意だった科目は?
- 最も苦手だった科目は?
- 1番の成功体験は?
- 1番の挫折経験は?
- どんな習い事/クラブ活動をしていた?
- 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
- 自分から率先して行動したことは?
- 休日や空いた時間の過ごし方は?
- 生活で心掛けていたことは?
- 後悔・反省していることは?
<ポイント>
中学生時代から、具体的に夢や目標に向かって行動することが多くなる傾向にあります。現在につながる要素も見つかりやすい時期なので、丁寧に回答しましょう。
高校生時代【21問】
- 当時の性格を一言で言うと?
- コミュニケーションは得意/苦手だった?
- 憧れの人物はいた?
- 将来の夢や目標は?
- 印象に残っている出来事は?
- 最も夢中になったものは?
- 最も嬉しかったことは?
- 最も悲しかったことは?
- 最も得意だったことは?
- 最も苦手だったことは?
- 最も得意だった科目は?
- 最も苦手だった科目は?
- 1番の成功体験は?
- 1番の挫折経験は?
- どんな習い事/クラブ活動をしていた?
- 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
- アルバイト経験は?
- 自分から率先して行動したことは?
- 休日や空いた時間の過ごし方は?
- 生活で心掛けていたことは?
- 後悔・反省していることは?
<ポイント>
高校時代は、アルバイトなど社会人に近いことを経験する人も増えてくる時期。仕事選びに役立つヒントがあるかもしれないので、しっかりと振り返りましょう。
大学生時代【26問】
- 性格を一言で言うと?
- 周囲の人からの評価は?
- コミュニケーションは得意/苦手?
- 夢や目標は?
- 理想の人物や目標とする人は?
- 仕事を通じて叶えたいことは?
- 印象に残っている出来事は?
- 最も夢中になったものは?
- 最も嬉しかったことは?
- 最も悲しかったことは?
- 最も得意だったことは?
- 最も苦手だったことは?
- 最も得意だった科目は?
- 最も苦手だった科目は?
- 1番の成功体験は?
- 1番の挫折経験は?
- どんな部活・サークル活動をしていた?
- どんなゼミ・研究をしていた?
- 表彰されたり賞を獲得したりしたことは?
- アルバイト・インターン経験は?
- 自分から率先して行動したことは?
- 大学時代を通じて最も力を入れたことは?
- 信念を持って取り組んでいたことは?
- 休日や空いた時間の過ごし方は?
- 生活で心掛けていることは?
- 後悔・反省していることは?
<ポイント>
大学時代は、ごく最近のこととしてある程度記憶が鮮明な時期です。できるだけ詳しく振り返りましょう。
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自己分析に役立つ110の質問例 |簡単に自分の強みが見つかる! - 仕事選びガイド
質問例を使った自己分析の3ステップ
先ほどは質問例を紹介しましたが、ここでは、質問を使った詳しい自己分析のステップを紹介します。
- ステップ1:質問に簡潔に回答する
- ステップ2:回答を深堀りする
- ステップ3:客観的に分析する
ステップ1:質問に簡潔に回答する
まずは、質問に対して簡潔に回答します。
<例>
Q:印象に残っている出来事は?
A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた
必要以上の情報を含む必要はなく、端的な回答でOK。また、回答を一つに絞る必要はなく、思いつく限りたくさんのエピソードを挙げてみましょう。
ステップ2:回答を深堀りする
続いては、回答に対して「なぜそうしたのか」「どうしてそう感じたのか」など、さらに質問を重ねていきます。
<例>
Q:印象に残っている出来事は?
A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた
↓
Q:なぜ吹奏楽部を選んだのか?
A:担任が吹奏楽部の顧問だったから
↓
Q:どうして区の代表に選ばれたと思うか?
A:毎日の練習を欠かさなかったから
回答を深掘りできる質問を重ねていくことによって、当時の自分が考えていたことを少しずつ思い出せることにつながっていきます。
ステップ3:客観的に分析する
回答を深掘りできたら、その内容から自分の性格や長所・短所、価値観などを客観的に分析します。
<例>
Q:印象に残っている出来事は?
A:吹奏楽部に入部し、区の代表に選ばれた
↓
Q:なぜ吹奏楽部を選んだのか?
A:担任が吹奏楽部の顧問だったから
↓
Q:どうして区の代表に選ばれたと思うか?
A:毎日の練習を欠かさなかったから
↓
Q:その結果どうなった?
A:努力することの大事さを学んだ
A:仲間と協力することの楽しさ・大変さがわかった
↓
【気づき】
- 「コツコツ取り組むのが向いている」
- 「好きなことは努力を惜しまない性格である」
- 「チームワークが得意」 など
ここでも、答えは一つでなくても構いません。たくさんあればあるほど、自分自身を多面的に捉えることができます。また、それぞれの時代の回答を見比べることで、自分の中の一貫性なども見えてくるはず。それこそがあなたの個性であり、長所・短所です。
使ってみよう!自己分析の型
上記のステップ1~3を自分でもできるように、「自己分析の型」を書いておきます。ぜひ、自分のエピソードを当てはめながら、自己分析を進めてみてください。
<自己分析の型>
Q:○○な出来事は?
A:
↓
Q:なぜそれをしよう/したくないと思ったのか?
A:○○だったから
↓
Q:どうしてその結果になったと思う?
A:○○したから
↓
Q:その結果どうなった?
A:○○を学んだ
A:○○という考え方から○○という考え方に変わった。
↓
【気づき】
- ○○が向いている
- ○○な性格
- ○○が得意/苦手 など
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自己分析に役立つ110の質問例 |簡単に自分の強みが見つかる! - 仕事選びガイド
自己分析するうえでの注意点
自己分析をしてみたけれど、うまくいかない。そのような場合は、次の5つのうちのいずれかまたは複数に当てはまっていることが多いです。
- 目的を明確にせずに自己分析する
- 原因や理由を掘り下げない
- 志望企業が求める人材を意識しすぎる
- 自己分析の結果に囚われすぎる
- 自己分析をして満足してしまう
上記5つの注意点を詳しく説明していくので、しっかりとポイントを掴み、より良い自己分析につなげていきましょう。
目的を明確にせずに自己分析する
数ある注意点の中でも特に気をつけたいのが、「目的を明確にせずに自己分析すること」。「自己分析は就活に必要だと聞いたから自分もなんとなくやってみる」「まわりのみんながやっているから自分も自己分析をする」という理由で自己分析をするのはおすすめしません。
自己分析は「自分に合う会社を見つけるため」に行なうことを意識しましょう。
原因や理由を掘り下げない
「質問例を使った自己分析の3ステップ」の章でも触れたように、過去の出来事や自分の行動の原因や理由を掘り下げることが重要です。
原因や理由を掘り下げることができなければ、自分が大切にしている考え方や価値観などをうまく言語化できず、面接官に納得してもらえるアピールにつながりにくくなるでしょう。
志望企業が求める人材を意識しすぎる
志望企業に入社したい気持ちが強すぎることで、自己分析における回答をその企業が求める人物像に寄せていくことはおすすめしません。
仮に、そのようなかたちで自己分析を行ない、志望企業に採用されたとしても、入社後のミスマッチを引き起こす可能性が高いでしょう。
自己分析の結果に囚われすぎる
就活において自己分析はとても大切なことですが、一方で、自己分析の結果に過剰に囚われすぎることは避けたいもの。自己分析を通じて目指す業界や企業を絞りすぎると、自分の可能性を狭めてしまいかねません。
自己分析は、あくまでも目安の一つ。たとえば、自分に合っていないと感じる業界や企業でも、その中にはさまざまな職種やポジションがあり、自分が活躍できる可能性はあるでしょう。
自己分析をして満足してしまう
うまく自己分析ができても、そこで満足してしまわないようにしましょう。自己分析は、就活のスタートライン。
自己分析の結果を踏まえて業界研究や企業研究などを行ない、自分に合った企業への入社を目指しましょう。
自己分析がうまくいかないときは他己分析も活用する
たとえば、「自己分析は主観的になりすぎてうまくいかない」という場合は、「他己分析」をしてみることもおすすめです。他者から見える自分の印象を知ることで、今まで認識していなかった自分の長所や短所に気づけることもあります。
他己分析とは?
他己分析とは、他者に自分の長所や短所などを分析してもらうこと。自己分析と比べ、客観的な意見をもらえたり、自己認識とのギャップに気づけたりすることもできます。
ここでいう他者とは、家族、友人、恋人、部活動の先輩、アルバイト先の先輩・上司など。可能であれば、複数の人に協力してもらうことで、より多角的に自分を分析できるでしょう。
他己分析をするメリット
他己分析をするメリットは次の3つです。
- 自分が気づいていない強みを知ることができる
- 自分が気づいていない弱みを知ることができる
- 面接での説得力が増す
1.自分が気づいていない強みを知ることができる
たとえば、自分では当たり前や普通だと思っていたことが、他者は「優れている」と思っているということは珍しくありません。このような、ポジティブなギャップに気づけることが他己分析のひとつのメリットです。
2.自分が気づいていない弱みを知ることができる
人間は、潜在的に自身の欠点を見たくないと感じてしまう生き物です。そのため、弱みや短所に気づけていないことも往々にしてあります。しかし、弱みや短所を自覚せずに就活を進めることはおすすめしません。
他者から意見をもらえるからこそ、自分の弱みや短所に気づくことができるのも、他己分析のメリットです。
3.面接での説得力が増す
面接では自身の長所や短所を伝えることが多いですが、長所や短所の根拠が「自分はこう思うから」だけでは、面接官の納得度が高くなりにくいこともあるでしょう。
しかし、たとえば、「アルバイト先の先輩が私の普段の仕事ぶりを見て、◎◎が強みだと言ってくれています」と伝えると、面接官に与える印象は大きく異なります。
客観的な意見は説得力や納得度の向上につながりやすいため、他己分析はおすすめです。
他己分析に使える14の質問例
他己分析をする際に使える14の質問例を紹介しておきます。ぜひ、お役立てください。
- 私の長所/短所は?
- それを表したエピソードは?
- 私の第一印象は?
- 関わってから第一印象とのギャップはあった?
- 向いていると思う業界・業種は?
- 自分との思い出で印象に残っているエピソードは?
- 改善したほうがいいと思うところは?
- 伸ばした方がいいと思うところは?
- 他の人に紹介するとしたら、どんな人として紹介する?
- グループの中でどういう存在?
- 私を一言であらわすと?
- どんな時が楽しそうに見える?
- どんな時がつまらなそう?
- 私の変わっている/ユニークだなと思うところは?
<ポイント>
他己分析の相手は、普段の自分を知っていそうな人がおすすめ。できるだけたくさんの人に協力してもらい、正直な意見を言ってもらいましょう。
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他己分析とは?転職を成功に導くために押さえておくべき5つのステップ - 仕事選びガイド
まとめ
就活の成功に欠かすことができない自己分析について、解説してきました。この記事を読む前と比べると、自己分析の目的や方法などについて詳しくなれた方も多いのではないでしょうか。
何度もお伝えしていますが、自己分析の目的は「自分に合う会社を見つけること」。そしてその先には、幸せな人生が待っていると思います。
ぜひ、しっかりと自分に向き合って、納得がいく自己分析につなげてください。就活が成功することを応援しています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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