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退職の挨拶(スピーチ、メール、手紙等)のポイントは?最終出社前に必見!


退職が決まり、最終出社日が近づいてくると、気になるのが退職の挨拶。特に新卒で入社した会社を退職する際や、退職の経験が少ない場合は、挨拶で何を伝えれば良いのか迷うものです。

 

「先に退職した先輩は、部署の朝礼で退職のスピーチをしていた…。自分も話すの?」 「取引先から、退職の挨拶メールが届くことがあるけど、自分の場合はどこまでの範囲で送るべき?」 「とてもお世話になった人に退職挨拶の手紙を送りたい。何を書けば?」

 

そんな声をよく聞きます。そこで今回は、転職による退職や出産等の家庭の事情などケース別に、退職挨拶のスピーチ、退職報告のメール、手紙の文例をご紹介します。ぜひ、退職前の最終出社日前に確認し、準備にお役立てください。

 

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退職の挨拶|スピーチ、メール、手紙の内容例

スピーチで退職挨拶する際のポイント

お世話になった社員に対して行なう退職挨拶。業務の引き継ぎ、レンタルPCや社員証の返却など、何かとバタバタしている退職日や最終出社日に、急に挨拶を要請されて何を言うか困った…とならないよう、事前に準備しておくことが重要です。

 

会社によって退職スピーチのタイミングは様々ですが、朝礼や夕礼、退社後の送別会でスピーチを要請される場合が多いはずです。退職スピーチの時間は多くても3分以内程度。時間が長すぎても、聞く側の社員が疲れてしまいますので、端的に、ゆっくりと、感謝を込めてスピーチをすることがポイントです。

 

スピーチの際、退職理由などについては触れる必要はありません。「一身上の都合で本日、退職することになりました」と伝えればOK。もし、退職理由がネガティブなものだったとしても、そこに触れることは厳禁です。退職後の転職先がどこであれ、いつまた縁があって一緒に仕事をするかはわかりませんし、世の中の人のつながりは狭いもの。悪い噂は広まりやすいとも言われます。立つ鳥跡を濁さず。最後の印象を良くしておくことをお薦めします。

ケース別!退職挨拶スピーチの内容例

●自己都合退職(転職)の場合の退職スピーチ例

お忙しい中、私のためにお集まりいただき、ありがとうございます。このたび、一身上の都合で退職させて頂きます。 新卒で入社して3年。初めて社会人となったこの会社で、多くの方にご指導をいただきましたことを重ねて感謝申し上げます。特に配属後に教育を担当していただいた上司の○○さんをはじめ、先輩方には感謝してもしきれません。社会人として、多くのことを学ばせていただきました。この会社で学んだことや、経験したことは、私の人生において何者にも代えがたい財産だと思っております。この経験を今後に生かすと共に、場所は変わっても皆様にご恩返しができるよう、頑張っていきたいと思っています。これまで本当にありがとうございました。

 

●結婚による退職の場合の退職スピーチ例

本日、退職をさせていただきます。皆様には大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。 結婚後も仕事を続けるつもりでおりましたが、配偶者の転勤に伴い、遠方への転居が必要となりました。この会社でやり残したことが多々あるのですが、退職させていただきます。皆様のこれまでのご指導を忘れず、新しい場所でも頑張って参ります。重ねて感謝申し上げますと共に、今後の皆様の健康とご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

メールで退職挨拶する際のポイント

退職のスピーチや社内を回って挨拶など、お会いできる方には口頭で挨拶が可能ですが、退職日当日までになかなか会えない方には退職報告のメールを送りましょう。

 

退職挨拶のメールを送信するタイミングは様々。しかし、退職が決定し、社内で退職情報がオープンになってから、最終出社日までに送信しましょう。情報がオープンになっていないタイミングでのメール送信は厳禁。無用な心配事が起きる場合や、引き継ぎに悪影響を及ぼす可能性もあります。

 

また社外の取引先などへの退職挨拶は直接会って、後任を紹介して引き継ぎをすることを推奨しますが、どうしても会いに行くタイミングがない場合は、退職挨拶のメール内に、後任の紹介などを必ず盛り込みましょう。退職報告と引き継ぎがきちんとできていない場合、取引先の会社への不信感を醸成してしまいます。辞めるから後は知らないではなく、社会人として去り際をしっかりしておくことで、良い印象を与えることができます。

 

退職挨拶のメール文面は、これまで退職する方から受け取った内容も参考になります。退職メールを受け取った時の気持ちを思い起こして、受け取る側の気持ちになってから文面を作成しましょう。

ケース別!退職挨拶メールの内容例

●社内(複数名に一斉送信する)への退職メール例

件名: 退職のご報告(△△事業部○○(名前))

本文: お世話になった皆様へ

△△事業部の○○(名前)です。 本来であれば、直接お伺いしてご挨拶するべきところですが、 メールにて失礼させていただきます。

私事で恐縮ですが、○月×日をもって退職することになりました。 在職中は大変お世話になりました。皆さまの叱咤激励のおかげで、 ご迷惑をかけながらもやってくることができました。

特に××について丁寧に教えていただき、自分の血肉になった思いがします。 今後もこの会社で得た経験を活かし、頑張っていきたいと思います。 重ねて感謝を申し上げます。ありがとうございました。

末筆ながら、皆様のご健康と今後のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

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署名
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●社外(取引先)への退職メール例

件名: 退職のご報告(△△株式会社○○(名前))

本文: AAA株式会社 購買部 BB様

お世話になっております。 △△株式会社○○(名前)です。

私事にて大変恐縮でございますが、本日付を持ちまして、 △△株式会社を退職させていただくことになりました。 突然のご連絡となり、お詫び申し上げると共に、在職中に大変お世話になりました。 重ねて感謝申し上げます。

なお、今後の貴社の後任担当を、同僚の○○が担当させて頂きます。 着任のご連絡を○○よりさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。 どうぞよろしくお願いいたします。

 

末筆ながら、今後の貴社の心よりお祈り申し上げます。

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署名
————

 

手紙で退職挨拶する際のポイント

退職挨拶を手紙(ハガキ)で送ることは、メールに比べると、より丁寧な印象を与えることができます。近年は、メールでの退職挨拶が一般的ですが、お取引先の役職者の方や、士業の方、医師の方など地位の高い方に対しては、手紙で退職の挨拶状を作成したほうが良いでしょう。

 

手紙を送る相手があまりに多い場合は印刷会社を利用して挨拶状を作ることも問題ありませんが、数人の場合や、誠意をしっかりと伝えるためにも、手書きで手紙を書くのがベターです。

 

また、手紙とメールで大きく違うのは、文章の書き方です。いわゆるビジネスレターとしての書き方に準拠することが絶対のマナーとなっています。具体的には、手紙の頭語となる「拝啓」、結語となる「敬具」を必ず入れること。そして、前文として「時候の挨拶」を必ず入れた後に、本文を開始。本文は「さて、私儀~」「さて、私こと~」を必ず入れて、退職の報告をしましょう。

退職挨拶の手紙の内容例

●社外の方(企業)への退職挨拶文例

拝啓 ○○の候 貴社におかれましては益々御清祥の段、心よりお慶び申し上げます。

さて、私こと ○月○日をもちまして○○株式会社を退職いたしました。 在職中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

つきましては弊社○○部○○○○が後任として貴社を担当させていただく ことになりました。 後日改めて〇〇〇〇がご挨拶に伺いますので、変わらぬご指導の程よろしくお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中をもってお礼かたがたご挨拶申し上げます。 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具 平成○○年○月×日

東京都江戸川区○○1-3-7 00-0000-0000(連絡先) ○○○○(名前)

 

●社外の方(個人)への退職挨拶文例

拝啓 ○○の候 ○○様ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。

さて、私儀 ○月○日をもちまして○○株式会社を退職することとなりました。 多年にわたり格別のご厚情を賜り 心から御礼申し上げます。

何卒、今後とも倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 取り急ぎ書面をもって失礼とは存じましたが、ご通知方々ご挨拶申し上げます。 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 敬具 平成○○年○月×日

東京都江戸川区○○1-3-7 00-0000-0000(連絡先) ○○○○(名前)

まとめ

退職の挨拶をケース別で紹介しました。スピーチ、メール、手紙それぞれに特性がありましたが、お世話になった方々へ感謝の気持ちが伝われば、円満な退職になるはずです。ぜひ、参考にしてください。

 

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