「気になる求人に応募したいが、まだ履歴書を作っていない」「市販の履歴書を買ったが、免許・資格欄に書けることがなくて困っている」「履歴書を自分流にカスタマイズしたい」……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは、履歴書を自作するときに押さえておきたいポイントや、履歴書を作る際の注意点をまとめてご紹介します。手書きの履歴書もパソコンの履歴書も、どちらでも大事になるのは「分かりやすく、見やすい履歴書になっているか」という所。採用担当者の目を引く読みやすい履歴書を、一緒に作っていきましょう。
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「自作の履歴書」で応募しても問題ありません
自作の履歴書なら、アピールしたいことを強調できます
「履歴書は市販の物を使わなければいけない」という決まりはありません。自分がアピールしたいことや伝えたいことに合わせて、履歴書のフォーマットを自作しても良いのです。
市販の履歴書には「免許・資格に関する特記事項」「特技」といった欄がありますが、社会人経験が浅かったり、資格を持っていなかったりすると、なかなかすべての欄を埋められませんよね。空白が目立ってしまい、“スカスカ”という印象を与えてしまうケースもあります。また、「アピールしたいことが他にあるのに、欄が小さくて書ききれない」ということになってしまう場合も。そんな時には、履歴書を自分流にカスタマイズすることをオススメします。
たとえば、志望動機や自己PRの欄を大きく取れば、自分の思いが伝わりやすくなります。また「資格習得に向けて勉強をはじめました」「専門学校に通っていたため、基本的な知識はあります」といった意欲・熱意も伝えることも可能です。自分に必要ない項目は、消してしまえば履歴書の空白が悪目立ちすることもなくなります。
履歴書を自作する際に、押さえたいポイント
履歴書を自作する際は、WordやExcelを使いましょう。といっても、イチから作るのは大変ですし時間もかかりますよね。そこで、既存のフォーマットをもとにカスタマイズするのはいかがでしょうか。出来上がっているものを編集すれば、必要な項目を足したり、いらない項目を削除したり……といった部分的なカスタマイズも簡単です。
以下のページにWord/Excelそれぞれの履歴書フォーマットがあります。
履歴書|テンプレート5種類のダウンロードが可能 / 自身の強みをアピールできます(無料)
- 「経歴」を強調したい人のためのテンプレート
- 「志望動機」を強調したい人のためのテンプレート
- 「長所」を強調したい人のためのテンプレート
など、タイプに合わせたフォーマットをご用意していますので、履歴書の自作を考えている方はぜひ一度参考になさってください。
履歴書の内容やサイズについて
履歴書に入れる項目は、名前・住所・連絡先・学歴・職歴の他は、基本的に自由です。しかし、あまりにも市販の履歴書と内容がかけ離れすぎていたり、「カスタマイズされすぎていて、見づらい」となったりしてしまうと、書類選考上で不利になってしまう場合も。以下の内容を参考に、履歴書に何を書くか考えられるといいでしょう。
志望動機
“今までどんなスキルを身に付けてきたか”“そのスキルをどう活かせるか”といった内容まで書けると、採用担当者に興味を持ってもらいやすくなります。
自己PR
仕事上の強みや、身に付けた技術・スキルなど、受ける求人に合わせてスキルをアピールできると好印象です。
キャリア・実績
操作できるソフトやパソコンスキルなどを記載します。営業職なら「売上○%アップ」といった実績を書いてもいいですし、専門職などの場合は、「○円規模のプロジェクトに関わった」など、プロジェクトの大きさを示してもよいでしょう。
語学力
TOEIC、TOEFLといった検定名と得点を記載します。また「英語:ビジネス英会話レベル」「中国語:日常会話レベル」といったレベルを書くことでも、語学力をアピールできます。
資格・免許
正式名称で記載。取得時期も含めて記載します。
趣味・特技
業務外での取り組みなど、「どのような人物か」が伝わるように記載すると良いでしょう。
履歴書のサイズ
A3あるいはA4サイズ(1~2枚程度)の用紙で、採用担当者の負担にならない情報量でまとめるのが理想的です。情報量が少なすぎるとあなたがどんな経歴を持っているのかイメージできませんし、逆に多すぎると「読みづらい」「配慮ができていない」という印象につながることも。伝えたいことを簡潔に、分かりやすくまとめた履歴書が採用担当者に好まれるようです。
「手書き」か「PC」かは、受ける企業に応じて使い分けましょう
手書きで履歴書を作成するメリット
採用担当者は、手書きの履歴書から「丁寧さ」や「意欲」を感じ取っています。これは「文字には人となりが表れやすい」と考える採用担当者が依然多いため。字の上手い・下手だけではなく、丁寧に書かれた文章を見て「仕事も正確にやってくれそう」という印象を受ける担当者もいます。字がキレイな方や過去に書道を習っていた方だと、自分をアピールするため手書きで履歴書を作成しても良いかもしれません。
その一方で手書きの履歴書は1枚1枚作成するのに時間がかかるというデメリットがあります。また、修正液で直すことは良しとされていないため、ミスをした時にはイチから書き直さなければいけないのも難点です。
PCで履歴書を作成するメリット
手書きのものと比べ、パソコンで作成した履歴書には「文字が読みやすい」「基本的なPCスキルがある」ということを間接的にアピールすることもできる、という利点があります。また、誤字や脱字をした際もイチから書き直すのではなく、その部分だけ修正することが可能。一度履歴書を作成すれば、他の企業を受ける際に「元のデータを編集して履歴書を作成する」ということもできます。効率性を求める方なら、パソコンでの履歴書作成がオススメです。
その一方で、「手書きの履歴書の方が丁寧」と考えている採用担当者には「そっけない」「志望度が低そう」という印象を与えてしまう可能性もあります。
企業に合わせて「手書き」「PCでの作成」を使い分けましょう
企業側から「直筆で」あるいは「PCで作成してください」といった指定があった場合は、従うようにしましょう。
企業によって手書きの履歴書が好まれるケース、PCで作成したものの方が喜ばれるケースが分かれる場合があるので、特に指定がない場合は受ける企業に合わせて選択すると良いでしょう。
たとえば、老舗企業や大手企業、また、社員の平均年齢が高い中小企業の場合「履歴書は手書きが一般的」という考えが残っている所もあります。その場合は時間をかけて丁寧に手書きで作成した方が、好印象を残すことができるでしょう。
一方で、外資系企業やIT・Web系企業、ベンチャー企業の場合、手書きというだけでマイナスイメージとなることもあります。その理由は、パソコンを使えばすぐできるのに、手書きを選択していることで「非効率」という印象を与えてしまうから。こういった企業の場合、履歴書はパソコンで作成した方が良いイメージを与えられます。
PCで履歴書を自作する際のポイント
「見やすさ」に気をつけて履歴書を書きましょう
履歴書を作成する場合は、「見やすさ」を意識するのがポイントです。採用担当者は一度にたくさんの履歴書を見ます。そのため、中には「限られた短い時間で読み込むため、内容がすぐに分かる書き方でないと、誤った判断をしてしまう場合がある」「見る人への配慮ができていないと評価が低くなる」という採用担当者もいるのです。
まず注意すべきは「文字の大きさ・フォントは揃っているか」というポイント。Word/Excel、それぞれ以下の文字サイズ・フォントで統一すると、見やすく整理された印象の履歴書になります。
Wordの場合
項目 | 形式 |
---|---|
フォント | 明朝体 |
文字サイズ | 10.5pt~11pt |
Excelの場合
項目 | 形式 |
---|---|
フォント | MSPゴシック |
文字サイズ | 10.5pt~12pt |
※こちらも目立たせたい部分は、14p~18pt程度のフォントサイズにするといいでしょう。
きれいなレイアウトに見せるテクニック
伝えたい内容は同じでも、まとめ方によって「読みやすい文章」にも「なんだか読みづらい文章」にもなりえます。その差を大きく左右するのが、レイアウト。ここでは、どんな所に気をつければ見やすいレイアウトになるのか、ご紹介します。
本文では、見出し・改行を適宜使う
伝えたいことがたくさんあるのは良いことですが、行間がビッシリと詰まっていると、どうしても読みづらくなってしまうもの。そこで、伝えたいことはブロックごとに構成して見出しをつけたり。また、適宜改行を使ったりしながらまとめることで、見た目もスッキリ分かりやすくなります。
丸文字など、特殊なフォントは使わない
履歴書には「明朝体」「MS Pゴシック」といった一般的なフォントを使いましょう。特殊なフォントを使った場合、自分のパソコンと応募企業のパソコンの相性が悪いと、文字化けしてしまうこともあります。
一文はなるべく短くする
伝えたいことがコンパクトにまとまっていると、採用担当者も理解しやすいです。「、」「。」を使いながら情報は端的にまとめ、一文は短く収めましょう。
文字は「左寄せ」をして、文頭を揃える
行によって文章が左から始まったり、中央から始まったり……とバラバラだと、採用担当者にストレスを与えてしまいます。
色々とご紹介してきましたが、履歴書で大事なのは「アピールしたいことが分かりやすく伝わる内容か」ということ。「手書きで履歴書を作ったから合格」「PCだったから不合格」と合否に直結するわけではありません。選考を受ける企業のタイプを考え、その時合うやり方を選ぶことで、書類選考の通過率も上げられます。
▼履歴書の書き方を詳しく知りたい方は、こちらもチェック!
履歴書の書き方完全ガイド!見本・テンプレート付き、NG例も解説
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