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履歴書の「得意科目」の書き方|科目ごとの例文あり

履歴書によっては「得意な科目」の書き方をご紹介します。この欄を有効に活かすためのポイントや考え方など、これから履歴書を書くという方は、ぜひ参考にしてください。

 

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履歴書に得意科目を記入する欄がある理由は?

履歴書には学歴や職歴を書く欄とは別に、得意な科目を記入できる欄があります。得意な科目を記入できる欄があるのは、学歴だけでは把握できない学力面での「長所」を伝えるためです。

せっかくその長所を相手に伝えられる欄ですので、自分自身が得意科目だと思える科目は積極的に記入するようにしましょう。

履歴書の得意科目欄の書き方のポイント

【1】実際に働いている自分をイメージしましょう

得意科目欄を書くにあたって重要なのは、その会社で働いている自分自身をイメージすることです。まずは自分がどんな仕事をしたいのか、具体的に想像してみましょう。例えば、「新商品の開発に携わりたい」「エンジニアとしてスキルアップしたい」「顧客の課題解決ができる営業になりたい」「文章に関わる仕事がしたい」など、あなたの理想の働き方を明確にすることが大切です。求人情報を読み込みながら、その企業で叶えたい将来のビジョンを、たくさんイメージしてみてくださいね。

【2】長所を得意科目に結びつけましょう

自分の理想の働き方がイメージできたら、その仕事に適する自分の長所を考えていきます。例えば、「新商品の開発に携わりたい」なら「世の中のトレンドにアンテナを張っている」、「エンジニアとしてスキルアップしたい」なら「プログラミングの勉強を自主的に行なっている」といった感じで考えてみましょう。次に、考えた長所と得意科目を照らしあわせます。どんな長所であっても、見方を変えていけば、何らかの科目につながっています。

また、企業が得意科目について聞くのは、あなたがどんな人で、入社後どんなふうに頑張ってくれるのかを知りたいからです。そのため、「動物が好きだったので、生物が得意でした」ではなく、「新しい知識を勉強して、仮説を立てて考えることが好きだったので、生物が好きになりました」など、長所と得意科目をつなげてアピールしていきましょう。

【3】「なぜ得意なのか」をアピールしましょう

説得力のあるアピールを行なうためには、「なぜその科目が得意なのか」「その科目を得意になったきっかけ」などを一緒に伝えるとよいでしょう。ただ「得意です」と伝えるだけでは、「本当に得意なのか?」と疑問を持たれてしまうこともあります。そのため、根拠や理由、得意になった背景などもアピールすることが大切です。また、企業は得意科目について質問することで、あなたの内面や性格的な部分を知りたいと考えています。企業にあっている人材かどうかを判断してもらうためにも、根拠や背景などは必ず伝えるようにしましょう。

この時に注意するポイントが、「理解しにくい内容を書かないこと」です。専門用語がたくさん使われた文章や、得意科目の概要しか分からない文章では、あなたが何をアピールしたいのか正しく伝わらなくなってしまいます。そこで、意識していただきたいのが「話の流れ」です。PREP法という文章構成を使って、エピソードを分かりやすく伝えていきましょう。PREP法とは、結論⇒根拠⇒エピソード⇒結論の順番で伝える話法です。この流れに沿うことで、端的で分かりやすい伝え方をすることができます。履歴書の得意科目をアピールする場面以外でも活用できるので、ぜひPREP法を覚えておきましょう。

【科目別】履歴書の得意科目の例文

科目別に例文を見る前に、まず共通したポイントを。

【1】結論から書くこと

【2】どのように得意なのかを具体的に書くこと

【3】仕事に役立てそうな点があれば、それも書く

上記の観点を持って、ぜひ例文を見てみてください。

【数学】

私の得意科目は数学です。
数字の動きなどから状況や状態を把握することが得意なほか、物事を論理的に考えることができます。また数学を勉強し続けた結果、難解な問題を前にしても、根気強く思考し、解決していく力が身につきました。貴社への入社後も、数学で得られた課題解決力で事業の発展に貢献していきたいと思います。

▼ポイント▼
数学の場合、論理的思考力をアピールすることができます。最近ではビジネス上のキーワードでもあるため、数学が得意な方は重宝されやすいでしょう。

【英語】

私の得意科目は英語です。
TOIECのスコアは750点で、ビジネス英語初級程度なら問題なくスピーキングもヒアリングも可能です。受験の際も英語教育に力を入れている大学を選び、在学中も校内の海外留学生と積極的にコミュニケーションを取ることで英語力を磨いていきました。その過程で伸びたコミュニケーション能力も、貴社で役立てることができると考えています。

▼ポイント▼
英語が得意な方はアピールできるポイントがたくさんあります。そのため、希望する職種に合わせて内容を構成することが重要です。英語力をどういうところで活かせそうかまで考えた上で、書くと効果的です。

【国語】

私の得意科目は国語です。
幼いころから本が好きで、今でも週に1冊は本を読まないと気が済みません。国語の授業では小説の登場人物の気持ちやおかれている状況を想像・把握することが好きでした。また、論説文を読んで小論文を書くことも得意です。テーマをきちんと理解し、その上で自身の考えや主張を論理的に展開することができます。

▼ポイント▼
国語が得意な方は、文章の読解力や論理的表現力をアピールすることができます。メールなどビジネスでもテキストでのコミュニケーションが重要になる中で、大きな強みになるでしょう。

【体育】

私の得意科目は体育です。
幼い頃から野球のチームに所属しており、スポーツには自信があります。特にチームプレーが必要な団体競技が得意です。プレーの際には、周りをまとめてチームワークを発揮することが多かったです。貴社でも持ち前の体力と協調性を発揮し、成果を出したいと思います。

▼ポイント▼
体育もきちんとアピールになります。体力はもちろん、チームを重んじる協調性や個人競技でも勝利に向かう粘り強さなどについて触れておくと、評価が高まるでしょう。

履歴書に書けるような得意科目が無い場合は?

得意な科目がないという場合も、なるべく記入するようにしたいです。記入しないことで、採用担当者に「入社意欲が高くないのでは?」という印象を与えてしまう可能性があるからです。体育でも美術でも構わないので、本当に得意科目と呼べるものがないか粘り強く考えてみてください。

 

以上が、履歴書における「得意な科目」の書き方についての解説です。面接で得意科目について質問される場合があるので、その科目を得意とする理由やエピソードを明確に答えられるよう準備しておくことも大切。せひ参考にしてください。

 

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