「営業職に転職したい」と思っても、「未経験からでもなれるのか」「営業経験はあるけど、異業種への転職は不安」という方は多いのではないでしょうか。
営業職への転職する際に重要なのは何よりも「志望動機」。企業の人事担当者が応募者の志望動機を見ているポイントを理解し、志望動機に盛り込むべき内容を押さえれば、書類選考率はグンとアップするはずです!本ページでは、未経験から営業職を志望する場合、異業種の営業職にチャレンジする場合など、転職タイプ別の志望動機の例文もご用意しています。ぜひ参考にしてください。
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絶対に押さえよう!営業職の志望動機を考えるうえで欠かせないポイント。
企業の人事担当者はここを見ている。営業職に必要な適性とは?
「法人向け」か「個人向け」か、「有形商材」か「無形商材」か、「新規開拓型」か「ルート営業」か…。一口に「営業職」といっても、そのパターンや業種はさまざま。しかし、パターンや業種などを問わず、営業職に必要な適性というものがあります。
企業の人事担当者が注目しているのは、ずばり、営業職としての適性があるかどうか。ですから、自分の志望動機を見た人事担当者に、「この人は営業に向いていそうだな」と思ってもらうことが大切。
ここではさまざまな適性を紹介します。あなたが志望企業にアピールできる適性を探してみましょう。
相手にわかりやすい表現で伝える
営業職とは、自社の商品もしくはサービスをお客さまに提案する仕事。お客さまから選んでもらう第一歩は、まず、商品やサービスについて理解してもらうことです。そのためには、提案する相手がわかりやすい表現や言葉で説明することが欠かせません。というのも、お客さま先の担当者が必ずしも提案する商品やサービスの特長を知っているとは限らないからです。説明する際は専門用語などを極力使わず、噛みくだいて伝えることが必要だと言えるでしょう。
POINT:「相手にわかりやすい表現で伝えられる」点をアピールするには
何かを説明する際に工夫していたことを書いてみるとよいでしょう。たとえば、「身近なものやことに置き換えて伝えていた」といった工夫を心がけていたなら、「この人は相手の立場を考えられる人だ」という評価を得られるかもしれません。
相手が何を求めているか理解できる
営業とは、口が達者というイメージを持たれているかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。というのも、お客さまが求めているのは、現在の負を解消してくれることだからです。どんなに言葉巧みにはなすことができても、それがお客さまの要望に応えられていないこと(≒的を外していること)なら意味がありません。というか、「この人は何もわかっていない」と思われ、返って逆効果になることも。大切なのは、お客さまが何を求めているのかをきちんと把握すること。そのためには、しっかりとヒアリングすること(聞くこと)や人の気持ちを読むことが大切。「聞き上手」が活躍すると言われるのも、こういったことなのです。
POINT:「相手が何を求めているか理解できる」点をアピールするには
相手の要望や意図を理解するうえで心がけていたことを書いてみましょう。たとえば、「“なぜ”を5回繰り返していた」などといった工夫をしていた人なら、「この人は独りよがりなコミュニケーションをしない人だ」という印象を与えられるでしょう。
達成意欲が強い
あたり前のことかもしれませんが、売上がなければ会社の経営は立ち行かなくなります。そのため、多くの企業ではノルマや予算といった売上目標があります。営業は売上を立てる役割。売上目標の達成にこだわれるタイプかどうかという点は、企業が求職者を見極める重要なポイントです。
POINT:「達成意欲が強い」点をアピールするには
どんな仕事にも業務における目標ややるべきことがあります。そのため、たとえ営業経験がなくても、これまでの仕事においてアピールできることはあります。たとえば販売職経験があるなら、店舗の目標売上達成のために工夫していたこと、事務系の仕事であれば、その日中やその週でやるべきことを完遂するために心がけていたことをアピールしましょう。
くじけない粘り強さがある
たとえば、新規開拓型の営業など、電話でのアプローチや訪問した際にお客さまから断られることは営業として珍しいことではありません。いちいちヘコんでいたら仕事にならないため、すぐに気持ちを切り替え、愚直に物事に取り組み続けられることが成果につながることもあります。
POINT:「くじけない粘り強さがある」点をアピールするには
失敗から改善点を見出し、次の仕事に活かしていたといった経験があれば、ぜひアピールしましょう。失敗したり叱られたりした際にヘコむのではなく、学びを得て仕事ができる人だという印象を持ってもらえるでしょう。
人の顔、名前、会話を覚えられる
営業は顧客の窓口となるため、お客さま先の担当者とは長くお付き合いしていきます。担当者の顔や名前はもちろん、そのときどきに話した内容を覚えておくことは必須。自分が相手の立場の場合、自分のことを覚えてくれていない人をどう思うでしょうか?やはり、気持ちの良いものではありませんよね。そういったことは信頼関係にも影響するもの。信頼しない人には発注しないでしょう。逆に、細かな会話の内容まで覚えて仕事に取り組めば、相手からの信頼はグンとアップするでしょう。
POINT:「人の顔、名前、会話を覚えられる」点をアピールするには
たとえば、名刺交換した方の特長をエクセルファイルなどに書いて管理していた、ちょっとした会話でもメモに残していたなどといったことをしていれば、アピールすべき。相手に対する誠実さはもちろん、「細やかで丁寧な仕事ができる人」というアピールにもつながります。
フットワークが軽い
ここで言うフットワークとは、「何かあればすぐに訪問する」ことだけを指すのではありません。顧客から連絡を受けたら、すぐに電話やメールで反応するといったことも含まれます。営業職に限らず、ビジネスで大切なのは信用や信頼。お客さまからすれば、すぐに対応してくれる営業は安心できるものです。
POINT:「フットワークが軽い」点をアピールするには
社内外問わず、相手からの連絡や要望に対してどのような動きを心がけていたかをアピールしましょう。たとえば、「お客さまからの連絡には必ず24時間以内にリアクションし、今後の対応について伝えていた」といったことがあれば、人事担当者から、「この人には安心して顧客を任せることができる」というイメージをもってもらえたりするでしょう。
アレンジして使える!志望動機の書き方サンプル
未経験から営業職に挑戦、異業種の営業職に挑戦…。転職タイプ別、志望動機サンプル
営業職としての適性があるかどうかが、企業の人事担当者が見ているポイント。では、実際に志望動機をどのように書けばいいのか。ここからは、いくつかのタイプ別に志望動機のサンプルをご紹介します。自分に近しいサンプルを見つけ、志望動機作成の参考にしてください。
志望動機を作成する際のポイントは以下の3点。いずれも、具体的であればあるほど良いです。
- 自分の適性もしくは経験がどのように活かせるか。
- なぜ、その企業の営業職を志望したのか。
- 転職理由
タイプ1:同業種×営業未経験/人材系企業の営業事務⇒人材系企業の営業
前職では人材系企業の営業事務をしていました。見積書の作成や提出、キャンペーンのご案内など、取引先企業の担当者さまとやり取りさせていただく機会も多くありました。
担当者さまへご連絡する際は専門用語を使わないなど、相手がわかりやすい言葉や文章を使うことを心がけ、また、メールだけで済ますのではなく、できるだけ電話でコミュニケーションすることを心がけていました。そのような仕事をしていたからか、担当者さまから感謝の言葉をいただけることも多かったです。営業職に就きたいと思ったのは、事務職で培った経験を活かし、成果が目に見えることに魅力を感じているためです。社内で異動願いを出しましたが、営業部に空きがなかったため、叶いませんでした。
貴社を志望させていただいた理由は、入社後は半年にわたる研修があるからです。これまでの経験を活かし、がんばりたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
タイプ2:異業種×営業未経験/アパレルショップの販売職⇒不動産会社の営業
前職ではアパレルショップの販売員として働いており、最後の2年間は店長を任せていただいていました。
販売員時代もそうですが、店長をしていた2年間は、たとえば毎月のキャンペーンを考えるなどの工夫をし、店舗の目標売上を達成していました。貴社を志望させていただいた理由は、売上がダイレクトに収入に跳ね返ってくることに魅力を感じたからです。
アパレル業界は役職が上がっても収入面にはある程度の限界があります。個人のお客様に対する提案経験や目標達成にこだわってきた姿勢を活かし、貴社に貢献していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
タイプ3:同業種×営業経験有/保険会社の営業⇒保険会社の営業
前職では全国に拠点があり、営業スタッフだけで約500名の規模の会社で営業をしていました。お客様と密に接し、長期にわたるお付き合いを心がけていましたが、異動が多く、自分が望むような営業スタンスを貫くことが難しい状況でした。
貴社を志望したのは、地元に密着して事業展開している点です。この環境であれば、自分が大切にしている、顧客との信頼関係を深く長く築いていけるスタンスが叶うと思います。これまでの経験を活かし、貴社に貢献したいと思います。
タイプ4:異業種×営業経験有/広告会社の営業⇒食品メーカーの営業
前職では広告会社の営業として勤務していました。仕事においては、顧客の要望を細かく把握し、また、売上目標を達成すること位こだわってきました。結果として、競合他社とのコンペに勝つ成果をあげてきました。貴社を志望させていただいたのは、より消費者に向き合って商品をつくりあげていきたいと思ったからです。
広告も消費者に向けたものではあるのですが、その商品やサービスが直接消費者の生活に寄与するものではありません。前職で培った顧客志向を活かし、消費者が毎日のように手にする商品を提案できることに魅力を感じています。
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