「理系が多く活躍している職業は?」と聞かれれば多くの方が製造業と答えるでしょう。工業製品であれ、食品、医薬品、化粧品など様々な製造業つまりモノづくりの最先端において、理系の人材は才能を発揮することができます。では、具体的にはどのような職種であれば理系出身であることが強みになるのでしょうか?今回は、理系出身者が活躍できる可能性の高い職業についてご紹介します。
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理系に合った職業といえば、研究開発?
日本にはさまざまなメーカーがあり、そこでは理系の技術を用いて最先端のモノづくりが行なわれています。たとえばファストファッションブランドでおなじみの着ているだけで体を温めることができる繊維などは、理系の開発力がなければ生まれなかった商品です。理系の研究開発能力がモノづくりに必須なことは自明の理といえるでしょう。
今までになかった新しいモノをつくる技術、これまで以上に商材のコストを下げる技術、そうした技術革新に理系出身者の存在は欠かせません。今までに研究してきたことを活かすのであれば自身の得意分野や学生時代の研究内容とマッチした業界を選ぶといいでしょう。
理系の英語力が活かせる職業がある?
文系と理系の違いのひとつが、卒業論文が英語で書かれているかどうか。理系の場合、研究発表にも英語は欠かせません。「意外」と思うかもしれませんが、文系出身者と比較して理系出身者のほうが英語力を備えている場合が少なくありません。
そこでおススメしたいのが英語によるテクニカルライター、もしくは理系文献の日本語訳などの翻訳家といった職業。もちろん翻訳には文系のセンスが求められますが、テクニカルな部分については理系の幅広い知識が必要です。いくら文系として表現力が優れていても、文献の技術的・学術的な意味を理解できなければ翻訳できません。「理系×英語」だからこそ手がけることのできる仕事があるのです。
理系ならではの資格を取得し、仕事に活かす選択肢。
理系の人たちは大学や専門学校在学中にさまざまな資格を取る機会に恵まれています。危険物取扱甲種・乙種など実験に欠かせない資格はもちろん、TOEICなどの英語資格、IT業界で有利な基本・応用情報技術者資格などがあります。
文系出身者が多く活躍しているSEの世界でも、まだまだ理系出身者のほうが就職には有利な傾向が強いようです(授業を通じ、ある程度の専門性を身に着けているとみなされるから)。
実際的に技術を身につけた状態での入社、早期の戦力化に、企業は大きな期待を寄せています。長期にわたって活躍できるよう、自分のスキルをきちんと把握し、求人企業が求める要件をクリアするかどうかを判断するようにしたいですね。
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