OB訪問の質問を準備したいけど、「どんな質問をすればよいのだろう…」と悩んでしまう人も少なくないはず。
私がはじめてOB訪問したときは、その場で思いついたことをむやみに聞いてしまい、準備不足と指摘されたこともありました。
OB訪問をする上で、質問の準備は絶対に欠かせません。質問内容を考えるための第一歩は、「たくさんの質問例を見ること」です。お手本を見ることで、自分が本当に聞きたいこと・知りたいことを分かり、自ら考えられるようになります。
この記事では、そんなお手本になるような質問例を大特集!項目・業界別の質問や、私が就活で使った自己アピール質問など、様々な質問をご紹介します。質問内容に加えて、質問リストの送り方や注意点なども確認して、よりよいOB訪問にしていきましょう!
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- OB訪問で聞きたい質問20選!一覧でCHECK!
- 【業界別】OB訪問で企業理解を深めるために質問しよう!
- OB訪問で自己PRもしたい!そんな人におススメの質問!
- OB訪問で聞いちゃいけないことって?
- OB訪問の事前に質問リストを送ろう!
- OB訪問で聞けないことは「エンゲージ 会社の評判」で情報収集
- さいごに
OB訪問で聞きたい質問20選!一覧でCHECK!
OB訪問で使える質問を項目ごとに分けて紹介します。実際に会社で働くとなったときに、気になることを聞きましょう。質問をする際のPOINTもチェックして、自分なりの質問も考えてみてください。
仕事内容
- 一日の仕事スケジュールを教えてください
- どんな顧客を対象にしていますか
- 仕事の失敗談を教えてください
- 入社前後で仕事内容にギャップを感じますか
★POINT★
ネットに載っている情報をベースにしながら、先輩個人にしか聞けない仕事内容や仕事エピソードを聞くのがよいでしょう。
また仕事内容は入社後のミスマッチに関係する大事な部分。良いところだけではなくて、先輩が感じる仕事の厳しさも聞けるとより働くイメージを持つことができるでしょう。
私は「今の仕事における一番の不満はなんですか」と聞いたことがあります。「自社のサービスが一番ではない。だから、一番になれるように日々仕事している」と返答を聞いた時は感激しました。
会社のリアル
- 会社の風通しは良いですか
- この会社で働いていて良かったと思うことはなんですか
- 会社の強みと弱みを教えてください
- どのような考え方の人が多いですか
★POINT★
上司や同僚・部下との人間関係は仕事のパフォーマンスにも影響してきます。働きやすい環境を選ぶために、会社の雰囲気を知ることはとても重要です。
私は就活の時に、「安定志向<上昇志向」の考え方が多い組織を探していました。自分の性格を踏まえて、どのような考え方の人が会社に多いのかを把握することもよいでしょう。
キャリアプラン
- 会社で働く上でどんな人でありたいですか
- 今の目標はなんですか
- 成功する人の秘訣はなんですか
- 御社で働く際に最も大切にすべきことを教えてください
★POINT★
先輩のキャリアプランを聞くことで、自分自身のキャリアプランを考えるきっかけにもなり、今後の仕事におけるモチベーションに繋がります。
「若手の裁量権がある」とネットから情報を得たとしても、裁量権をもった若手が必ずしも活躍しているとは限りません。「若手の裁量権がある上で、どのような人が活躍していますか」といったように、自分のキャリアプランに沿って踏み込んだ質問をすることで、仕事をする上での重要な考え方などを学ぶ機会にもなります。
働き方
- 会社の評価制度を教えてください
- ワークライフバランスは整っていますか
- 残業時間は月何時間ほどですか
- 育児休業を取ることができる雰囲気ですか
★POINT★
働く上で心身の健康を保つことは重要事項です。「残業時間」や「ワークライフバランス」の質問は、マイナスな印象を与えてしまうかもしれませんが、入社後のミスマッチを防ぐために聞いておくべきです。
OB訪問のメリットは、面接の際に聞きづらいことも先輩には聞きやすいという点です。有給や育休など、制度があるだけになっていないか実際のところを聞いてみてもよいでしょう。
就活
- 業界を決めた理由はなんですか
- なぜ御社へ入社したのですか
- 面接のコツはなんですか
- エントリーシートを書く上でのポイントはありますか
★POINT★
OB訪問でお会いする方は、就活を経験してきた先輩です。自分が今悩んでいることを聞いてみてもよいでしょう。就活で後悔していることを、聞き出してみることもいいかもしれません。
またエントリーシートなどの文章の添削をお願いする場合は、事前にメールで送っておきましょう。
▼合わせて読みたい!
OB訪問・OG訪問の目的やメリットとは?依頼方法から当日の流れまでを解説 - 「エンゲージ 会社の評判」就活ガイド
【業界別】OB訪問で企業理解を深めるために質問しよう!
業界によって、聞きたいことも大きく変わってくるでしょう。今回は4つの業界に絞って聞きたい質問をご紹介します。業界の知識をつけて、企業への理解をより深めましょう。
商社
- 海外で活躍するには、どの部署を希望すべきですか
- 商社を介するからこそ得られる価値はなんだと思いますか
- 商社の事業投資について教えてください
- 英語が使えなくても商社で活躍できますか
★POINT★
商社は、専門商社・総合商社に分類されます。総合商社では事業は多岐にわたるので、どういった事業に配属になる可能性があるのかなどは聞いておくとよいでしょう。
また海外での仕事も少なくないので、海外へ行く可能性や語学力などについても聞いてみましょう。
金融
- メガバンクと地方銀行、それぞれの就職するメリットを教えてください
- 資産運用マネージャーの仕事内容を教えてください
- 窓口業務の一日の仕事の流れを教えてください
- 金融業界に向いているのはどんな人ですか
★POINT★
金融業界には、銀行以外にも様々な業種があります。証券や生命保険・クレジットなどの多くの会社があり、職種も多く存在します。
金融業界の中でも、自分はどのような仕事がしたいのか、どんな仕事向いているのかを確かめるためにも、業種・職種の違いや詳しい仕事内容を聞くとよいでしょう。
不動産
- 不動産で営業を行う際に重要なことはなんですか
- ノルマ内容はどのようなものですか
- 他社と取り扱い物件が被った際は、どんな理由で自社を選んでもらうことが多いですか
- 宅建資格を早めにとっておくメリットはありますか
★POINT★
不動産業界での職種は、まず営業が挙げられます。営業の良い部分だけではなく、「仕事の厳しさ」についても聞いておくとよいでしょう。営業のコツなども聞いておくと、入社後に役立つかもしれません。
メーカー
- 入社当時、自社の製品が好きでしたか
- 自社製品の専門知識を得るために、どのような勉強をしましたか
- 顧客の声を商品開発に活かすための取り組みがあれば教えてください
- 顧客層はどのような人ですか
★POINT★
メーカー業界は作っているものだけでなく、顧客層でも分類することができます。
自分のしたい仕事が「BtoB」と「BtoC」のどちらなのか、先輩の話を聞きながら考えていくのもよいでしょう。
OB訪問で自己PRもしたい!そんな人におススメの質問!
OB訪問する会社によっては、OB訪問での印象が選考に関わってくる場合もあります。相手の方に好印象を持ってもらうために、自己PRに繋がる質問をご紹介します。
志望度の高さをアピール
- 入社までに勉強しておくことはありますか
- 若手社員にどんなことを求めますか
- 若手社員の方が最初につまずくのは、どんな場面が多いですか
★POINT★
会社で活躍したいという気持ちが伝わるような質問がよいでしょう。
会社に対する本気度が伝われば、質問内容から志望度の高さをアピールできます。
能力の高さをアピール
〇〇の資格を持っていますが、仕事で活かすことはできますか
若手のうちから語学をいかす機会はありますか
私は負けず嫌いな性格ですが、どのような資質が必要ですか
★POINT★
今持っているスキルが仕事で活かせられるのか聞いておくこともよいでしょう。
あなただけの強みを活かせる職種を見つけられるように、自分の得意なことや好きなことが何か、もう一度振り返ってみてもいいかもしれませんね。
OB訪問で聞いちゃいけないことって?
たくさん質問例を挙げましたが、OB訪問で聞いてはいけないことがあります。
それはOB訪問でわざわざ聞かなくても分かる情報を聞くこと。ホームページなどで分かるようなことを聞くのはタブー!会社の情報を事前に確認しておくことが必要です。
事前に会社情報を得たうえで、さらに詳しく聞きたいと思ったことを質問するようにしましょう。
OB訪問の事前に質問リストを送ろう!
OB訪問の質問内容が決まったら、質問リストを送りましょう。OBの方も事前に質問内容がわかっていると準備することができるので、OB訪問がよりよい時間になるでしょう。
質問リストを送る際のメールの書き方や注意点をまとめて解説します。
質問リストの送り方
件名「OB訪問での質問内容について」
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部〇年の◯◯◯◯と申します。
当日お聞きしたい話の内容を共有したく連絡いたしました。
事前にご回答いただく必要はございません。
<お伺いしたい内容>
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・
・
お忙しい中恐縮ですが、
何卒よろしくお願いいたします。
—————————————————-
山田 花子 (やまだ はなこ)
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 〇年
携帯電話:xxx-xxxx-xxxx
メールアドレス:◯◯◯◯@gmail.com
—————————————————-
質問リストを送る際の注意点
質問リストは、面談予定日の「一週間前から3日前」の間に送ることをおすすめします。面談予定日より随分前に送ると忘れられてしまうかも…
一方、忙しい社会人にとって直前すぎる連絡だと準備する時間がない可能性もあるので、余裕を持って送るのが無難です。
また、質問リストの質問数は、「5~7つ」がおすすめです。質問の数が少なすぎるとやる気がないと捉えられる可能性があり、忙しい中OB訪問をしてくれる先輩に失礼です。
逆に、質問の数が多すぎるとすべての質問を聞けない場合もあるので、質問には「優先順位」を付けておきましょう!
OB訪問で聞けないことは「エンゲージ 会社の評判」で情報収集
多くの質問例を挙げてきましたが、OB訪問のハードルは高いと感じ、なかなか実行に移せない人もいると思います。また、聞きたいことはたくさんあるが、時間の都合上すべて聞けない場合もあるでしょう。
そんなときに役立つのは、「エンゲージ 会社の評判」です。Webサイト上で会社のリアルな声を一気に見られるのです。
「エンゲージ 会社の評判」は日本最大級の会社クチコミサイト
「エンゲージ 会社の評判」の最大の魅力は膨大なクチコミ。 無料で会員登録すれば、現役社員・元社員による2000万件以上のクチコミが見放題企業サイトなどではわからない企業の「リアルな姿」がわかります。
事業内容や社風といった就活の必須情報はもちろん、社員から見た企業の魅力や強み・弱みなど、さまざまな視点から会社を知ることができます。
多くの会社のリアルな声を知ることができる!
複数の会社でOB訪問をしようとすれば、膨大な時間と労力がかかってしまいます。OB訪問できなかった企業でも「エンゲージ 会社の評判」で情報を得ることで、何十社ものリアルな声を聞くことができます。私も就活生時代、「エンゲージ 会社の評判」にはとてもお世話になりました。
会社の特徴を「会社の成長性や将来性」「20代の成長環境」などの項目別に数値で表しているので、気になる会社と比較して見ていました。職種別の平均収入や残業時間など、質問で聞きづらいこともまとめられているので、気を遣わずに多くの会社の情報を得られました。
口コミの量は驚くほどです。良い部分と悪い部分のどちらも得ることで、会社への信頼感が生まれ、働くイメージも湧きました。会社の特徴から年収・残業時間、口コミなど多岐にわたる情報が載っているので、あなたが知りたいことも見つけられるでしょう。
就活を進めていくと、気になる企業がどんどん出てくるはずです。その都度、「エンゲージ 会社の評判」を活用して会社のリアルな情報を手に入れましょう。
さいごに
OB訪問の最大のメリットは、「会社のことを直接聞ける⇒働くイメージを掴める」ことです。会社のことをより深く理解し、働くイメージを掴めれば、OB訪問は大成功です。
私がOB訪問でよく聞いていたのは、具体的な仕事内容とキャリアプランです。具体的な仕事内容はネットでなかなか情報を得にくいので、必ず聞くようにしていました。私は、先輩のキャリアプランを聞いて「この会社で向上心を持って働きたい!」と感じ、働く会社を決定できました。
会社の評価制度も詳しく聞いたことがあります。正当な評価をしてもらえるかどうかは、仕事のモチベーションに大きく影響してくると思うので、会社を決める前に確認しておくこともおススメします。
高校や大学受験は『合格して終わりではない』ように、就活も『会社に入って終わりではない』です。会社に入ってから「こんなはずじゃなかった…」とよくないギャップを感じる前に、会社のことをしっかりと知りましょう。
あなたもOB訪問を通して、就活や今後の働く人生がよりよくなるように応援しています。
企業の口コミを確認して就活で活用!入社後のミスマッチも防げます!
就活のあらゆるシーンで口コミは活用できます!
- 企業評価を参考に、人事の目に留まるエントリーシート作成
- 先輩社員の口コミを元に、セミナーや面接で質問
- 気になる企業比較で、志望企業の強みと弱み分析
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※自社調べ(2024年3月時点 口コミ掲載数・口コミ掲載企業数)