ビジネスマンにとって名誉な昇進と昇格。似ているので一緒の意味で使われることも多い用語ですが、その違いを知っていますか。就職活動中、募集内容にも登場する言葉なのでその違いを把握しておきましょう。
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昇進と昇格は似て非なるもの?
一般に「昇進した」とはいっても「昇格した」とはあまり話の中で出てこないものです。昇進も昇格も会社のなかの自分の立場があがることでは共通しているのですが、世間からみると昇進のほうが目に見えてわかりやすい意味を持ちます。
なぜなら、昇進というのは会社の中での「立場」や「地位」があがることだからです。もっともわかりやすい例は、平社員が係長にあがったり、部長が専務にあがったりする、これを昇進と呼びます。
会社組織の指揮命令系統のなかで上の立場になって部下を管理しながら、上司を補佐することです。
昇格は昇進をともなわないこともある
昇進と混同して使われるのが「昇格」という言葉です。昇格は社内だけで運用されている自分の能力を判断されるシステムのなかでの評価があがることを指します。
これを「職能資格制度」と呼びます。社内の評価があがることは昇進と同じなのですが、社内外からわかりやすいような「課長が部長になった」という昇進とは関連がありません。
したがって、極端な例えをすれば昇進はして部長になっても職能評価は平社員のまま、ということもありえるというわけです。
昇進と昇格の意味を覚えておこう
昇進や昇格は似た言葉だけに同じように使われがちです。立場があがるのが昇進で、社内の評価があがるのが昇格というふうに単純に抑えて間違わないようにしましょう。
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