マンション管理士とはマンションの維持管理に関するトラブルや相談事に法的見地からアドバイスを行ない、運営を円滑にするコンサルトです。非常に難易度の高い国家資格で、毎年約8％～9％しか合格できないのが実情。そこで今回は、マンション管理士の仕事内容とどうすれば資格を取得できるのか、をご紹介します。
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マンション管理士ってどんな仕事？
マンション管理士は、マンションの管理組合や住民の相談を受け法律に照らし合わせてすみやかにトラブルを解消したり、大規模な改修などの計画を立てたり、マンションの運営が適正に行なわれるように手配するコンサルタントです。
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、民法など、さまざまな法律に関する知識が求められるため、資格取得の難易度は非常に高くなっています。マンション管理士への道は狭き門だといえるでしょう。
マンション管理士の資格試験は誰でも受けられるの？
マンション管理士の資格試験は、9.400円の受験手数料を払えば誰もが受けられます。毎年10万人近くの人が受験をしますが、合格率は1割にも届きません。
毎年、試験範囲が発表されてからの募集になるため、勉強する範囲はあらかじめ決められています。しかし、試験範囲があまりに広く、並行して法改正などもあるため、試験に備えて通信講座や専門学校に行く人も多いようです。
難易度に比例？マンション管理士の年収ってどのくらい？
マンション管理士の年収は20代で平均約400万円。優秀なベテランの管理士では800万円程の年収です。不動産会社などに就職した場合は給与に加えて資格手当が追加される会社などもあるようです。
マンション管理士は難易度の高い資格ですから、転職の際にも好条件での就職が望めます。ただし、最初から個人事務所で独立と言うのは難しく、マンション管理士の他、宅地建物取引主任者、行政書士などの資格を取得して仕事の幅を広げてからチャレンジする人が多いようです。
難易度の高いマンション管理士の資格ですが、自分でマンション管理組合に営業をかけるなど、アクティブな行動が求められます。ただ管理組合や住民からの問い合わせを待っていればいいというわけではないのです。せっかく苦労して資格を取得しても「こんなはずではなかった…」という状況に陥ってしまったらとてももったいない。職務への適性をふまえたうえでチャレンジするようにしたいですね。
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