「面接の逆質問って何を話せばいいの?」、「逆質問で他の人と差をつけたい!」と考えている人もいるでしょう。実際に、逆質問で合否が分かれたケースは多くあります。
そこで、本記事では、おすすめの逆質問の例文や、やってはいけないNG逆質問の例、他の人と差をつけるための評価される立ち回りなど、逆質問に関する様々な情報を紹介しています。逆質問を自分の武器にして、面接に合格したい人は、ぜひ参考にしてみてください!
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- 面接官はなんで逆質問をしてくるの?
- 【目的別】おすすめしたい逆質問30例!
- 【面接フェーズ別】逆質問15例!
- やってはいけない逆質問とは?NG逆質問15例!
- 逆質問の際に意識するべきポイント
- 評価される逆質問での立ち回り
- アンケートで分かった!逆質問の準備を怠ると後で後悔する!?
- まとめ
面接官はなんで逆質問をしてくるの?
「面接官はなんで逆質問をしてくるの?」、「逆質問で何を見られているの?」と疑問に思う人もいることでしょう。そこで、面接官が逆質問を行う理由を5つ紹介します。
- 応募者の意欲と本気度を測るため
- 応募者の自社に対する疑問を解消するため
- 企業との相性を確認するため
- 応募者のコミュニケーション能力を測るため
- 会社の魅力付けをするため
1.応募者の意欲と本気度を測るため
面接官は、応募者が何社も面接を受けていると思っています。その中で、自社の志望度はどれくらいなのかを知るために、逆質問を利用しているケースは珍しくありません。志望度が高い企業であれば、ホームページや求人などを読み込んだ上で、質問できるように準備しているはずです。つまり、質問をしないことで「会社について興味がない=志望度が低い」という印象を持たれてしまう可能性もあります。
一方で、仕事についての具体的な質問をすれば、「この人は入社して働くイメージが持てている」と志望度の高さをアピールすることができます。
2.応募者の自社に対する疑問を解消するため
面接官は、応募者が持つ自社に対する疑問や不安を解消するためにも、逆質問を行います。応募者にとっても、企業に入社する前に、文化や価値観、業務内容を確認できる、とても重要な機会です。逆質問を通じて、応募者の抱く疑問を事前に解消することで、採用のミスマッチを防ぐことができます。
3.企業との相性を確認するため
自由度が高い逆質問では、応募者本人の性格があらわれる傾向があります。たとえば、主体的な成長が求められる会社で「手とり足とり教えてもらえる環境があるか」を質問してしまうと、高い評価を得られません。そのため、応募者が企業にフィットするかどうかを判断するために、逆質問を行う企業も多くあります。
4.応募者のコミュニケーション能力を測るため
面接官から質問されるときとは違い、逆質問は応募者からの自発的な発言が求められます。自分の考えを上手くまとめて的確に質問できるか、双方向の会話をスムーズにできるかといった点に注目されています。つまり、逆質問は、論理的思考力や対話スキルを評価するための重要な要素の1つです。
5.会社の魅力付けをするため
質問することは、応募者が気になっているポイントでもあります。逆質問を通して応募者が重視する点を深掘りし、魅力づけや疑問・不安を解消させることで、自社への志望度を上げようとしているのです。逆質問を行うことで、自社の良さを伝えることを目的としている企業も多くあります。
【目的別】おすすめしたい逆質問30例!
逆質問の内容によって、試験官に与える印象は大きく異なってきます。そこで、目的別に分けた「おすすめの逆質問」を30例紹介します。逆質問の内容で迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
- 意欲や関心を示したいときの逆質問(10例)
- 長所をアピールしたいときの逆質問(10例)
- 好印象を与える逆質問(10例)
意欲や関心を示したいときの逆質問(10例)
- 「1日でも早く独り立ちをして活躍したいと考えていますが、入社後はどの程度の期間・どのような流れで、実際の業務に携わるのでしょうか?」
- 「転職した方は、だいたいどの程度の期間で最初の成果を出していますか?」
- 「御社の◯◯という理念に共感したのですが、その実践のために取り組んでいることを教えてください。」
- 「御社に入社する上で、これだけは覚悟しておいてほしいというポイントがあれば教えてください。」
- 「将来的にはリーダーやマネージャーとして活躍したいと考えています。私と同年代で御社に転職し、役職についている人はいますか?」
- 「御社でリーダーやマネージャーとして昇進していくために、どのような能力が求められますか?」
- 「リーダーやマネージャーなどの責任あるポジションを目指していきたいと考えていますが、御社ではどのような評価制度・昇進制度を取っているのでしょうか?」
- 「御社で勤務する方々と協力して仕事に取り組んでいきたいと考えています。そのためにも、現場で大切にしている考えがあれば教えてください。」
- 「御社で活躍している人に、何か共通点はありますか?」
- 「御社に入社して、いち早く活躍したいと考えています。そのためにも、入社までに何か準備しておいたほうがいいこと、勉強しておいたほうがいいことなどはありますか?」
長所をアピールしたいときの逆質問(10例)
- 「◯◯の資格を持っているのですが、御社の仕事で活かすことはできますか?」
- 「◯◯を得意としてきましたが、募集されている◯◯職ではどのような能力が求められるでしょうか?」
- 「部活で培った粘り強さは、前職でさらに磨かれたと思います。この粘り強さを御社の業務で発揮できる機会はありますか?」
- 「◯◯に頑張ってきましたが、御社で活躍するために、さらに努力すべき点はありますでしょうか?」
- 「前職では目標は絶対に達成したいという思いで、毎月必ずノルマを達成していました。御社ではどのようにノルマを設定しているのでしょうか?」
- 「自分の意見はしっかりと口に出す性格ですが、主体的に意見をすることが許される環境でしょうか?」
- 「良く竹を割った性格と言われます。疑問点があれば上司の方や先輩方に遠慮なく質問させていただける環境はありますか?」
- 「私はまわりの方と交流するのが好きなので、他部門の方とも良い関係性を築いていきたいと考えています。御社では、そういった部門をこえて交流を図る社風はありますでしょうか?」
- 「前職ではチームのリーダーを任され、メンバーのモチベーションを高めるために◯◯のような取り組みを行なっていました。御社でマネジメントを行なう立場の方々はどのような取り組みを行なわれていますか?」
- 「前職では年1回社内で表彰があり、毎年名前を呼ばれることがモチベーションアップにつながっていました。御社には、社員を表彰する制度はありますでしょうか?」
好印象を与える逆質問(10例)
- 「御社が中途入社者に特に期待する点を教えてください。」
- 「今後予定している事業展開があれば教えてください。」
- 「1日の仕事の流れを教えていただけますでしょうか?」
- 「◯◯様から見て、会社の魅力や仕事のやりがいは何だとお考えでしょうか?」
- 「私と同じような業界・職種から転職されている方で活躍している人がいれば、その方の働きぶりを教えてください。」
- 「社員に求めることや今後こうなってほしいというイメージがあれば教えていただけますでしょうか?」
- 「私は御社のサービスの愛用者です。このプロジェクトがスタートしたきっかけなどを教えてください。」
- 「◯◯職の成果は、どういった観点で評価されるのでしょうか?」
- 「働きぶりが認められれば、◯◯ポジションにチャレンジさせていただけるのでしょうか?」
- 「御社の◯◯という事業に将来性を感じているので、もし機会があれば関わりたいと思っているのですが、将来的に自分の努力次第で関わるチャンスはありますでしょうか?」
【面接フェーズ別】逆質問15例!
実は、1次面接と最終面接でするべき逆質問が違うのを知っていましたか?ここでは、面接フェーズ別に分けた逆質問の例を紹介します。自身の状況に合った逆質問を準備して、面接に臨みましょう。
- 1次面接で使える逆質問(5例)
- 2次面接で使える逆質問(5例)
- 最終面接で使える逆質問(5例)
1次面接で使える逆質問(5例)
1次面接では、基本的な理解を深める質問をしましょう。下記の質問は、企業の基本的な情報や業務内容、会社の雰囲気を問う内容で、1次面接の質問としておすすめです。
【例文】
- 「この職種において、1日の大まかな業務スケジュールを教えてください。」
- 「御社に入社した暁には、即戦力として活躍したいと考えているのですが、現在活躍している社員の方の特徴を教えてください。」
- 「御社の評価制度について教えていただけますか?」
- 「〇〇さんが実際に働いてみて思う、業界内で他社と異なる強みや特色は何だとお考えですか?」
- 「御社で働く上で、最も大切にしている価値観や文化、意識していることは何ですか?」
2次面接で使える逆質問(5例)
2次面接では、1次面接よりも踏み込んだ質問をしましょう。下記の質問は、業務に関する具体的な質問や求められるスキルなど、業務に対してのイメージを鮮明にする内容です。
【例文】
- 「御社では、プロジェクトの進行管理はどのように行われていますか?」
- 「〇〇さんが考える、チームリーダーとして求められるスキルは何ですか?」
- 「現在進行中のプロジェクトで特に力を入れている部分について教えてください。」
- 「今後のキャリアパスについて、御社での成長の機会はどのように提供されますか?」
- 「業務を進めていくにあたって、チームメンバーとのコミュニケーションで意識していることはありますか?」
最終面接で使える逆質問(5例)
最終面接では、熱意や意欲をアピールできる質問をしましょう。企業との相性を確かめる内容や成長の機会を問う質問など、一緒に働きたいと思わせるような、対話ベースの逆質問を考えておきましょう。
【例文】
- 「今後の御社の成長戦略において、特に注力している分野や市場はありますか?」
- 「入社後すぐに活躍したいのですが、入社までにやっておくべきことなどありますでしょうか?」
- 「〇〇さんが、御社で働いていて最もやりがいを感じる瞬間はいつですか?」
- 「〇〇さんのように、御社の第一線で活躍するためには、どのようなことを心がければいいのでしょうか?」
- 「最後に、貴社で働く上で、成功するために必要な姿勢やマインドセットは何でしょうか?」
やってはいけない逆質問とは?NG逆質問15例!
逆質問によっては、面接官に悪い印象を与えてしまう質問も存在します。ここでは、やってはいけないNG逆質問の例を紹介します。
- 調べればすぐにわかる内容の質問(5例)
- 福利厚生や給与に関する質問(5例)
- 面接官が困ってしまう内容の質問(5例)
1.調べればすぐにわかる内容の質問(5例)
調べればすぐにわかる内容の質問をしてしまうと、面接官に事前準備不足だと見なされ、意欲の低さを感じさせてしまいます。下記のような、質問には気を付けましょう。
【例文】
- 「御社の事業内容について教えてください。」
- 「御社の企業理念やミッションは何ですか?」
- 「会社の売上規模はどのくらいですか?」
- 「御社の従業員数は何人ですか?」
- 「御社の主要な取引先はどこですか?」
2.福利厚生や給与に関する質問(5例)
福利厚生や給与に関する質問は、意欲や動機に関する誤解を招く恐れがあるので、避けましょう。面接ではなく、カジュアルな雰囲気の面談などであれば、質問しても問題ありません。
【例文】
- 「給与はどのくらいですか?」
- 「ボーナスは年に何回支給されますか?」
- 「有給休暇はどのくらい取得できますか?」
- 「社員割引や特典はありますか?」
- 「福利厚生として社宅や家賃補助はありますか?」
3.面接官が困ってしまう内容の質問(5例)
面接官が回答に困ってしまう内容の質問をしてしまうと、相手に悪い印象を与えてしまうかもしれません。下記のような質問は、場の雰囲気を悪くしてしまい、一緒に働きたくないと思わせてしまう可能性もあります。
【例文】
- 「御社の離職率は高いと聞きましたが、その理由は何ですか?」
- 「現在、貴社の経営陣に問題があると考えますか?」
- 「他の候補者の中で、私より優れている点はどこですか?」
- 「過去に面接で不採用になった人の理由を教えてください。」
- 「現在の業績不振について、具体的にどのように改善しているのですか?」
逆質問の際に意識するべきポイント
逆質問を通して、面接官に良い印象を与えたいですよね?そこで、逆質問の際に意識するべきポイントを4つ紹介します。
- 具体的かつ簡潔に質問する
- ポジティブで前向きな印象を与える質問をする
- 複数の質問を用意し、優先順位をつけておく
- 事前に質問の意図を伝える
1.具体的かつ簡潔に質問する
逆質問をする際は、具体的かつ簡潔であることが大切です。抽象的な質問では、面接官から的確な答えを引き出すことが難しく、質問者が何を知りたいのかが曖昧になってしまいます。また、質問がまとまっていないと、面接官が理解しづらく、意図が伝わりにくくなります。より有意義な回答を引き出すために、具体的で簡潔な質問を用意しておきましょう。
2.ポジティブで前向きな印象を与える質問をする
逆質問では、ポジティブな印象を与えることも大切です。ネガティブな質問や批判的な質問は、企業に対して否定的な印象を持っていると受け取られてしまう可能性があります。また、応募者自身がその企業やポジションに対して積極的な関心を持っていることを示すことで、ポジティブな姿勢をアピールすることができるでしょう。
3.複数の質問を用意し、優先順位をつけておく
逆質問の準備をする際には、複数の質問を用意するようにしましょう。面接の進行や時間配分によっては、すべての質問を聞けないかもしれません。そのため、あらかじめ優先順位を決めておき、面接の流れに応じて適切な質問を選ぶのがベストです。また、面接官によって、職種や経歴が異なり、答えられる質問の内容も変わってきます。どんな面接官にも対応できるように、質問を用意し、しっかりと準備していることをアピールしましょう。
4.事前に質問の意図を伝える
逆質問をする際には、質問の意図をあらかじめ伝えることで、面接官がより適切に回答しやすくなります。具体的に、なぜその質問をするのか、どのような背景や目的があるのかを簡単に説明することで、求めている回答を得られるでしょう。また、質問の意図を示すことで、応募者の関心や意欲が明確に伝わり、面接官とのより深い対話が可能になります。
評価される逆質問での立ち回り
「逆質問で他の人と差をつけたい!」、「逆質問で面接を優位に進めたい!」と考えている人、必見です!実は、逆質問での振る舞いによっては、良い評価を受けることができます!そこで、評価される逆質問での立ち回りを2つ紹介します。
- 質問の際は、面接官の名前を付けて問いかける
- 回答の後は、要約した内容を伝えて確認する
1.質問の際は、面接官の名前を付けて問いかける
逆質問をする際は、面接官の名前を付けて質問するようにしましょう。たとえば、「〇〇さんはどうお考えですか?」などと問いかけることで、面接官に対する敬意を示すことができます。さらに、質問内容に対する関心や真剣さも伝わりやすく、より深い対話を行えるでしょう。また、具体的に名前を呼ぶことで、質問がよりパーソナルになり、コミュニケーション能力に長けていることを示すことにもつながります。
2.回答の後は、要約した内容を伝えて確認する
逆質問の際には、面接官から受けた回答を要約して確認するようにしましょう。このステップを踏むことで、理解力やコミュニケーション能力の高さをアピールでき、好印象を与えることができます。また、面接官にとっても、自分の言葉がしっかりと伝わっていることを確認できるため、会話の流れをスムーズにし、信頼関係を築く助けにもなるでしょう。
アンケートで分かった!逆質問の準備を怠ると後で後悔する!?
ここでは、エン・ジャパン株式会社が実施した「面接の実態」に関するアンケート(回答数:7,206名)を紹介します。
上記のアンケートから分かるように、面接でうまく回答できなかった質問の1位に「逆質問」が挙げられました。
【コメント】
- たくさん質問するよう促されたため、いくつも質問したが、それでも「もう終わり?」という雰囲気になり、もっと多く考えてくればよかったと思った。(20代/女性)
- 1つは質問をしたが、もっと他にいろいろ質問してと何度も言われた。そこまで多くは質問が浮かばず、最後はあからさまに興味を失ったような態度をとられてしまった。(30代/女性)
逆質問は、基本的に面接の最後に聞かれることが多く、最終的な印象に大きく影響します。そのため、逆質問を軽視せず、入念に準備を重ねたうえで、面接に臨むようにしましょう。
まとめ
本記事では、逆質問の例文や、やってはいけないNG逆質問の例、評価される逆質問での立ち回り、逆質問に関するアンケートを紹介しました。これから面接に挑む方は、逆質問の準備を怠らず、面接官に良い印象を与えられるように努力しましょう。そして、面接の前には、再び本記事を見返して、合格を勝ち取りましょう!
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豊富な求人があるので希望に合った仕事が見つかるはず!
また入社後のミスマッチにならないように仕事探しができるのも特徴です。
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