ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉。
履歴書やエントリーシートでの必須項目として設けられ、就活をする上で必ずといっていいほど目にする言葉です。しかし中には、
「ガクチカってどう書けばいいの?」
「自己PRとの違いは何?」
「ガクチカに書くことがない...」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
私も就活生時代、色々な過去のガクチカを見たもののいざ書こうとすると手が止まってしまい1日が終わるなんてことはよくありました。また、自分のネタは他の就活生よりも弱いのではないかと不安になることも。
しかしこんな私でも、ガクチカのポイントを押さえ型に合わせて書くことで自分らしい魅力的なガクチカが書けるようになり、15社以上の選考に進むことができました。
この記事ではガクチカで悩んでいる人のために、ガクチカの書き方から注意点、自己prとの違いまで詳しく説明していきます。
ガクチカは、企業に自身をアプローチするうえでとても重要な項目です。例文を見ながら書き方のポイントとコツを掴んで、面接官の心を掴むガクチカを作りましょう。
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- ガクチカとは?
- 書き方を知る前に…企業がガクチカを聞く目的を知ろう
- ガクチカと自己PRの違いは?
- ガクチカで強力なエピソードはいらない
- ガクチカの書き方|手順を解説
- 分かりやすいガクチカの書き方
- 題材は強くなくてOK!例文で見るガクチカの書き方とコツ
- ガクチカの文字数で躓かない書き方のコツ
- コロナ禍でガクチカがない...どうすればいい?
- ガクチカでよくある質問
- まとめ
ガクチカとは?
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略語です。就活のエントリーシートや面接にて「志望動機」や「自己PR」と並んでよく聞かれる定番の項目で、就活生にとって対策は必須といえるでしょう。実際、私もエントリーした企業のうち半数以上にガクチカを聞かれました。企業によっては「学生のときに熱中したことは何ですが?」「これまでの人生で最も打ち込んだことについて教えてください」などと聞かれることもあります。
ガクチカのエピソードとしては、「アルバイト」「サークル・部活」「ゼミなどの学業」「留学」「趣味」「ボランティア活動」などが一般的。学生それぞれの経験に基づくエピソードを伝えるものになります。
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書き方を知る前に…企業がガクチカを聞く目的を知ろう
なぜ企業は学生からガクチカを聞くのか。この理由を理解しなければ、効果的なガクチカは作れません。
企業が面接でガクチカを聞く理由は、大きく2つあります。「応募者の人柄を知ること」「物事への取り組み方をチェックすること」です。
面接官は学生時代に頑張った経験を聞くことで、応募者がどんな素質や性格の人物かを見ています。そしてガクチカに取り組む過程から、どんなプロセスで課題解決に努めるのかをチェックします。これは、社会人となった後の仕事に対するスタンスに通じるものです。
ガクチカを尋ねると「人柄」「能力」「興味関心」「努力の過程」「価値観」など、多くのことが分かります。企業はガクチカから情報を引き出し、安心して迎え入れることができる人材か、自社で活躍できる素質のある人材かを見極めています。
ガクチカと自己PRの違いは?
「ガクチカ」と合わせて就活でよく聞く「自己PR」。ただこの2つって何が違うの?と思う方もいるかもしれません。ここではその違いについて解説していきます。
「学生時代に力を入れたことを教えてください」という質問は「あなたが努力したことと、その過程を教えてください」という問い。面接官がガクチカを通じて知りたいのは、あなたがどんな学生時代を過ごしたのかということです。
一方で自己PRは入社後にどんな活躍ができるかをアピールさせることで、入社後に発揮できる能力や意欲を聞き出しています。つまり自己PRは、自身の資質や能力が、企業にとってどんな利点をもたらすか。入社後、どのようにスキルを発揮していくのかを伝える項目です。
ガクチカと自己PRの違いを正しく理解し、それぞれの質問で何をアプローチすべきかを考えてみましょう。
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ガクチカで強力なエピソードはいらない
いざガクチカを書いてみようすると、どんなエピソードを取り上げるべきか、題材探しで苦戦する人も少なくありません。部活やサークル活動に打ち込んでいる人などと比較して、「自分は大したことをしていない…」と悲観的になってしまう人もいるでしょう。
実際、ネットでガクチカの書き方や例文を見てみると、取り上げられているのは留学経験や部活での功績といったインパクトの強いエピソード例ばかり。
こうした背景から「評価されるガクチカには立派なエピソードが必要だ」と思ってしまうケースが多く、評価を得たいがために嘘をでっち上げたり、話を大きくしたりする人もいます。
しかし、これは大きな間違いです。ガクチカに立派な成果や強烈なエピソードは必要ありません。ガクチカでは見栄えのいい題材よりも、取り組んだプロセスや課題解決に対する姿勢が評価されます。
立派なトロフィーや実績はなくとも、誰にでも学生時代に熱中したものや頑張ったことが一つはあるはずです。ガクチカでは、その中で直面した問題とそれを解決するためにした行動が大切になります。自身が力を注いで取り組んだ試みや努力が伝えられるエピソードであれば、題材のインパクトは問題になりません。
ガクチカの書き方|手順を解説
ガクチカの基本を理解できたところで、実際の書き方を見ていきましょう。ガクチカの書き方では、どの順序でどこに重点を置いて書いていくかが肝心です。
ガクチカは次の手順で書いていきます。
この手順さえ守れば、ガクチカのクオリティは格段にアップします。ここからは上記の手順に沿って、項目ごとで伝えるべきポイントをわかりやすくお伝えします。
結論
ガクチカの書き出しは、まず結論から述べることが大切です。例えば「私が学生時代に力を入れていたのは、カフェでのアルバイトです。」のように、学生時代に力を入れた取り組みが何であるか冒頭で分かるように書いてください。結論から書き始めることで、読み手はその前提を頭に置いて内容を読み進めるため、続いていく情報が伝わりやすくなります。
書き出しで結論を書いた後は、取り組みをはじめた動機、状況といった前提条件を簡潔に伝えましょう。バイト経験のガクチカの書き出しであれば「なぜそのバイトを選んだのか」「どんな考えでバイトに取り組んでいたか」を続ける形がベストです。結論と前提条件を伝え、ガクチカのフレームを面接官に理解してもらったら、次の「課題」へと繋げます。
課題
面接官がガクチカで知りたいことは、物事への取り組み方。つまり、課題に対して試行錯誤した過程です。立ちはだかる困難や障害にどう対処したかを伝えて自身の考え方や行動力をアピールすることが目的なので、課題となる状況を明確にしておくことが重要になります。
課題と関連づけて組織全体の目的やその中での自分の役割を伝えると、組織内での存在感や重要度といった自身のポテンシャルをアプローチできます。
また繰り返しになりますが、ガクチカで取り上げる課題は大層な結果につながる内容である必要はありません。大切なのは課題を発見し、それを解決に導くうえでの取り組み方を見せることです。
解決策
解決策は、ガクチカの中で最も注目される部分です。解決策の書き方では、課題に対して起こしたアクションを具体的に伝えることがポイントになります。
例えば、「売り上げアップを目指した」「接客サービスに力を入れた」といった抽象的な内容ではNGです。面接官が知りたいのは、課題解決として取り組んだ具体策です。抽象的な解決策では、課題に対してどんなアプローチをする人物なのか分かりません。
面接官はガクチカのエピソードを通して、「課題の本質を見極められるか」「問題に対して適切な対応ができるか」「組織内でどんな働きをしたのか」など、自社のビジネスにつながるスキルがあるかをチェックします。課題に対して主体的に行動したことや、解決に導くために行なった努力と創意工夫を詳しく書きましょう。
具体的なアクション
課題に対する解決策を提示した後は、実際にどんなアクションを起こしたのか分かるように具体例を書きましょう。解決に至るプロセスで頑張った点や工夫した点を具体的に掘り下げて伝えます。
参考に飲食店のアルバイト経験からガクチカを書く場合の例を見てみましょう。「お昼のピークタイム後から夜まで席が空くことが多い」という飲食店の課題を挙げて、課題の発見から解決までの具体的なアクションを掘り下げてみました。
<例>
▼課題
お昼のピークタイム後から夜まで席が空くことが多い。個人経営のカフェで目立たない場所にあるので新しいお客さんが少ない。
▼解決策
お世話になっているオーナー夫婦のためにスタッフ同士で意見を出し合い、新しいお客様の獲得を目指した。昼過ぎに利用する客層は子連れの主婦やシニア層が多かったので、そこをターゲットにした新サービスを考えることになった。
▼具体的なアクション
お客様アンケートを作成し、どんなメニューが増えたら嬉しいか、どんなサービスが欲しいかを調査した。
アンケートの集計ではデザートメニューの充実を求める声が多かった。
実際、昼食の利用後は別のお店でカフェタイムを過ごすお客が多いようだった。昼食後のカフェタイムまで利用してもらえるように、月替わりのデザートメニューを増やし、おかわりドリンク付きのデザートメニューを提案した。
ターゲット層と同じ年代のスタッフとも協力しながら、どんなメニューが良いか相談して追加メニューを考えた。最初はサービスの認知度が低かったため、スタッフで手作りの広告と新メニュー記念の割引券をつけて配布するなどPRにも取り組んだ。
このように具体的なアクションでは、状況と行動を分かりやすく書き出すことがポイントです。
アクションを起こすに至った根拠や実施までに苦労したこと・楽しかったことなど、努力の過程を詳細に書くと面接官の記憶に残りやすい内容になるでしょう。
成果
成果では、解決策と具体的なアクションを起こした結果から得られたことを書きます。成果を伝える際は、取り組む前と取り組んだ後で変わったことを比較したり、具体的な数値を出したりして内容に厚みを持たせるのが効果的です。
先ほど取り上げた飲食店のアルバイトの成果例は次のようになります。
<例>
▼成果
サービス導入後、広告効果もあり割引券を利用したデザートセットの注文が増えた。昼食以降の滞在時間が伸びたことでデザートセット以外の追加注文も入るようになり、売り上げもアップ。
徐々にカフェタイムからの利用客やリピーターも増加した。今ではカフェタイムの更なる充実に向けて、リピーター向けにドリンクチケットの導入も検討しているところ。
そこから学んだこと
ガクチカの締めくくりでは、経験を通じて自分自身が得た学びと成長できた部分を伝えます。経験を通じて身につけたスキルだけでなく、価値観や感情の変化などを盛り込むことがポイントです。
飲食店アルバイトの例から学んだことを伝える場合は、次のようになります。
<例>
▼そこから学んだこと
この経験から、お客様の満足度をアップさせる施策を考える難しさと楽しさを知ることができた。
周りと意見を交わしてメニューを考える過程では、自分のアイデアを魅力的に伝える準備や伝え方の重要性を学んだ。話し合いをスムーズに進め、意見を偏りなくまとめるために建設的に話すことを意識するようになった。
自身の提案が通ったり来客数や売り上げに反映されたり、仕事に大きなやりがいと達成感を感じた。
従業員同士で話し合った意見をまとめたり、計画的に準備をしたりして結果につなげていく経験は社会に出てからも大切になるスキルだと思うので活かしながら伸ばしていきたい。
このように一連の経験から学んだ内容を伝える際は、業務に活かせるスキルに落とし込むことで、自身のポテンシャルと意欲をアプローチできます。
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分かりやすいガクチカの書き方
面接官は数え切れないほどのエントリーシートに目を通し、多くのガクチカを読みます。
ここからは、面接官が読みたいと思える「分かりやすいガクチカ」の書き方のポイントについて下記4つ紹介します。文章力や構成力は社会人に必須のスキルなので、この機会に基本を覚えておきましょう。
- 結論から書く
- ビックワードを使わない
- 具体的にする
- 一文を短くする
結論から書く
書き方の手順で伝えた通り、ガクチカはまず結論から伝えることが基本です。
ガクチカを書く際は、結論から話を伝えるPREP法(プレップ法)を使うと簡単に内容をまとめられます。
PREP法は、次の要素から成り立っています。
つまり、まずは結論としてガクチカの軸となる「何を頑張ったか」を先に述べたうえで「取り組んだ理由」「具体的なエピソード」「その結果から得られたもの」を伝えていく方法です。
ガクチカを考えるときは、まずこのPREP法に則ってシンプルに情報を書き出して基本の構成を決めてみましょう。
構成ができたら、それぞれの項目を具体的に掘り下げ、ガクチカの本文に取り入れる情報の取捨選択と整理をしていくとスムーズです。
具体的なエピソードを掘り下げる際は「STAR法」を活用するのもおすすめです。
ビッグワードを使わない
ガクチカを書く時は、抽象的な言葉を使わないようにします。
特にビッグワードと呼ばれるようなキーワードはNGです。ビッグワードは汎用性が高い一方で抽象度が高いため、人によって受け取り方が異なります。
ガクチカでよく使われる「コミュニケーション」「チームワーク」「ソリューション」といった表現はとても曖昧で、具体的な内容を表すことができません。内容が薄いガクチカにならないように、抽象的なビッグワードは使用せず、明確な表現に変えてください。
例えば「職場のチームワークが良くなかったので、コミュニケーションを心がけた」と書くよりも、「スタッフ同士の接点が少ない職場だったので、毎日全員に挨拶をして各々と会話する時間を作った。会話を通じてそれぞれの立場を理解し、不満に感じていることを知ることができた。」と伝える方が創意工夫を感じられます。
ビッグワードは自身の経験をもとに具体的な表現に言い換えるようにしましょう。
具体的にする
ガクチカは具体的に書くことを意識するだけで、完成度が格段に上がります。文章の具体性を上げるには5W1Hを使うと効果的です。
5W1Hの構成要素は下記の通りです。
- When:いつ→時間
- Where:どこで→場所
- Who:誰が→主体
- What:何をした→目的(ヒト・モノ)
- Why:なぜ→理由
- How:どのように→手段
この要素に沿って文章を構成すると、内容が分かりやすく整理されたうえで、伝わりやすい文章になります。先ほど取り上げた「スタッフ同士の接点が少ない職場だった〜」という例をもとに、5W1Hの使い方を見てみましょう。
When→大学時代に
Where→スタッフ同士の交流が少なく、連携ミスが多いバイト先で
Who→自分が
What→スタッフ同士のコミュニケーション不足を解決して、業務上のミスを減らした。
Why→職場の雰囲気を良くして、効率的かつ働きやすい環境を整えるため。
職場の雰囲気はスタッフのモチベーションに関わるもの。
接点を増やして互いの気持ちを理解すれば、連帯感が高まり、効率化にもつながると思った。
How→自分が主体となって積極的に会話の時間を作り、スタッフ同士の交流を増やした。
このように5W1Hで物事を明確に伝えた後に結果を述べることで、読み手にはどんな意図でどんな工夫を凝らしたかが伝わります。
一文を短くする
分かりやすいガクチカを作るうえでは、「一文を短くする」というのも大切なポイントです。一文が長くまとまりがない文章は、話の軸が曖昧になるので読み手に主旨が伝わりにくくなります。
例として、次の文章を見てみましょう
<例文>
私のバイト先は、スタッフ同士の接点が少ない職場で業務連絡の伝達が上手くいかずにミスが多発するなど無駄が多かったので、毎日全員に挨拶をして各々と会話する時間を作るようにして会話を通じてそれぞれの立場を理解しながら、不満に感じていることを把握した。
このように長々とした文章は読みにくいだけでなく、物事を言語化する能力が低いと思われるため、面接官からのイメージが悪くなってしまいます。
ガクチカの文章は端的に一文を短くして、読みやすさを意識して書くのがコツです。
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題材は強くなくてOK!例文で見るガクチカの書き方とコツ
ここからは、紹介したガクチカの書き方を踏まえて実践した例文を見ていきましょう。書き方の手順と分かりやすい文章づくりのポイントを知っていれば、エピソードを効果的に書き起こすことができます。
今回は、下記4つの題材を使ったガクチカの例文を紹介します。自分らしさを上手くアピールできる題材を選んで、自身の強みや魅力を最大限に伝えましょう。
- 「アルバイト」
- 「学業」
- 「サークル」
- 「趣味」
アルバイトを頑張った人のガクチカ
<例文>
私は学童保育のアルバイトに力を入れていました。
学生の頃から将来は教育現場など、子どもと関わる仕事がしたいと考えていたので、先生という立場で生徒と向き合える時間はとても有意義なものでした。
生徒にとって学童で過ごす時間が良い思い出となるように、遊びも学びも目一杯楽しみながら成長できる環境づくりを目標としました。
特に宿題や自学をサポートする時間では、苦手な教科に苦戦している生徒が楽しく勉強に取り組めるように分かりやすく教える方法を模索。教える技術を勉強する本を読んでコツを学んだり、自作した教材を持って行ったりと工夫を加えて教えました。
特に好評だったのは、生徒ごとに作成した目標シートです。目標シートは勉強編と野外活動編に分けて、生徒1人ひとりの得意不得意に合わせて作成。勉強面だけでなく、なわとびや鉄棒など楽しく取り組めるアクティビティ目標を作ることで、学習目標に対するプレッシャーを軽減。
クリアすべき指標を見える化することで生徒本人も成長を実感できるため、生徒は自主的かつ意欲的に勉強に励むよう見なりました。
生徒それぞれの苦手分野を記録し、アプリで簡易的なオリジナルの問題集を作るなど、個人の学力アップにつながる取り組みも実施。
こうした取り組みの末、生徒が苦手教科を克服し、自学の教科の偏りが無くなったり、テストの点数が上がったり目に見える結果が見えたときは嬉しかったです。
学童保育での経験を通じて、人に教えるという難しさを知りながら、生徒と共に自身も学んでいく楽しさを知りました。
生徒たちへ実践したように相手に合わせてケースバイケースで対応していく力や、目標を見える化して段階的にクリアしていく方法は社会人になってからも活用できるものだと考えています。
▼アルバイトが題材のガクチカを書くコツ
アルバイトのガクチカは「好きなことを仕事にした」「コミュニケーション能力が高まった」「トラブルに対処した」など似通ったエピソードになってしまう可能性が高いため、オリジナリティを加えることが大切です。
アルバイト経験のガクチカを書く時は、ありがちな表現を避けて自分ならではの経験や価値観をしっかり表現しましょう。
上記の例文からはバイト先を選んだ動機や率先して取り組む姿勢から「将来を見据えバイト先を選ぶ計画性がある」「子どもの個性を尊重して寄り添う姿勢がある」「主体的に働きかけて行動できる人物である」ということが分かります。
ただ「子どもが好きだから」「勉強面をサポートした」と言うだけでは説得力に欠けてしまうので伝え方に工夫が必要です。
何を頑張っただけでなく、どんな考え方で取り組んだのかを意識して書きましょう。
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学業を頑張った人のガクチカ
<例文>
大学時代は、所属していた哲学ゼミの活動に力を入れていました。
私は小さい頃から物事に対して「なぜ」という疑問を抱くことが多く、その答えを探して自分なりの解を見つけることが好きでした。
壮大な問題を扱い研究していく哲学に興味を惹かれてゼミに入りましたが、私は自分の意見を述べることが得意ではありませんでした。
資料を読み、頭の中で考えることはできても、それを持論としてアウトプットして展開することができずにディベートではとても苦労しました。
他人と建設的な議論をするためには、自分の意見を整理して述べることが不可欠です。自分以外にも思うように持論の展開ができずに悩んでいる人がいたので、何か良い練習方法はないかと考えました。
そこで私は抽象的な考えや用語を適切に問題化・言語化できるよう、できる限り身近で日常のなかにあるものに例える練習をはじめました。
言語化に伴い思索を深める根拠として自身の実体験も大事だと考えたことから、芸術を問う際にはゼミ仲間を誘って多様な創作物を見に出かけるなど、体験したテーマで議論をする練習もしました。
教授や本の力も借りながらこの一連の学習スタイルを続けたところ、自身の意見をスムーズに展開できるようになりました。この方法を他のゼミ生にも共有したところ、ディスカッションやディベートの参加率が上がり、ゼミ活動は一層活発になりました。
私は一連の経験を通じて、「抽象的なものを身近なものに例えて共有すること」「実体験を活かした議論をすること」の大切さを学びました。
経験から得た考え方とスキルは、これから社会人として多くの人と出会い、意見を交わしていく上で活かせるものだと考えています。
▼学業が題材のガクチカを書くコツ
学業を主題としたガクチカは、研究対象に対して真面目に取り組み続ける姿勢や自身の価値観をアピールするのに最適です。
ゼミの研究対象は面接官の興味を惹きやすいので、分野を選んだ理由や独自の探究心を見せながら特別な印象を残しましょう。
組織内での信頼関係や協調性の築き方は就職後の働き方に通じるため、個人の研究活動だけを取り上げるのではなく、ゼミ全体の課題や変化を含めた内容にするのが効果的です。
学業を題材にする際は難しい専門用語を使わず、誰にでも分かる内容にすることも大切です。
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サークルを頑張った人のガクチカ
<例文>
私の所属していたメディアサークルは独自のWeb情報サイトを作り、話題のグルメやスポットなど幅広い情報を発信しています。
私は将来的にマスメディアや広告関係に進みたいと思っていたので、情報編集や映像制作の技術を持つ先輩たちとの活動はとても刺激的なものでした。
先輩たちのサポートに回りながら自分に向いていることは何かを探っていく中で、私は先輩たちの手掛ける記事を多くの人に知ってほしいと思うようになり、製作側ではなく広報としてSNS運用担当という立場に回りました。
クオリティの高さに対して閲覧数が伸び悩んでいる記事が多いことから、情報サイトを広めるためにSNSの活用方法を学ぶセミナーに参加。
SNSごとの特徴やツールの理解をはじめ、効果的な運用方法やマーケティングのポイント、アカウントの分析方法も学びました。
そして私は分析結果からWebサイトのターゲット層やブランディング、カテゴリの再設定を行ない、各SNSからの発信内容を充実させました。最新トレンドのチェックや季節に合わせたキーワードを解析も行ない、計画的にコンテンツを立ち上げるようにもなりました。
セミナーを通じて学んだSNSの集客事例や活用方法を取り入れた結果、SNSのフォロワーは1年で1万人以上増加し、サイトへのアクセス数も3倍になりました。最近では広告案件も増加し、サークル費の安定した収入源を得ることができるまでに成長。製作チームからも喜ばれています。
一連の活動を通じて、今の時代におけるSNS活用の重要性を知るとともに、新しいビジネスの可能性を広げる手段を学ぶ面白さに気づきました。
SNSを活用した広報とマーケティング研修で学んだ知識は、社会人になってからも活かせるものだと思います。
▼サークルが題材のガクチカの書き方のコツ
サークル経験をガクチカに書く場合、自分のポジションと役割を伝えることが大切です。
組織内での働きは、企業での働き方を連想させます。
どういう考えからその役割を選んだのかを書くことで、自身の価値観や行動原理をアピールできます。
課題とその解決過程を通じて、組織内における自分の存在感と重要度を伝えられるように、周囲との関係についても言及しましょう。
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【例文あり】ガクチカでサークル活動を書くポイントを徹底解説!- エンゲージ 会社の評判
趣味を頑張った人のガクチカ
<例文>
学生時代に力を入れて取り組んだことは、趣味である小説の執筆です。
私は幼稚園の頃から毎日絵本や小説を読む習慣を続けており、12歳からは自身で作品づくりをはじめました。
幼い頃に描いた絵本や詩などを含めると、現在までに製作した作品は200本以上です。
私は大学に入る頃から自分の実力を評価されたいと思うようになり、短編小説を執筆して複数のコンテストに応募しました。
しかし、どれも入選には至りませんでした。
落選の度に「作品は何がいけないのか」という理由を明確に知りたいと思いましたが、素人のレベルでは編集者やプロから評価やアドバイスをもらうことは不可能です。
そこで私は文章づくりを一から学び直すことを決意し、独学で勉強をして、自身を客観的に分析しようと考えました。
文章の書き方に関する本を20冊ほど読み込んだり、ライティングの基礎や小説の書き方を学ぶ講座を受けたりしました。
さらにジャンルごとの小説の批評基準を調べ、評価項目を作って客観的に自分の小説に点数をつけていくと、不足している要素が見えてきました。
学び直した後に改めて執筆をはじめてみると、学んだ技術を実践することの難しさに直面しましたが、以前よりも自己評価点数の高い小説が仕上がりました。
結果として私は、大学時代の1年間を費やして仕上げた作品でコンテストに再挑戦し、佳作への入選を果たしました。
小説という趣味を通じて、文章を構成するさまざまな要素とその奥深さを知るとともに、自分の本来の実力を認めて学び続けることの大切さを実感しました。
この経験は「自分の意図を的確かつ分かりやすく言語化して伝える技術」「物事を構成する細かい要素に着目する能力」「冷静に自己評価をして成長する姿勢」として自分の武器になっていくと考えています。
▼趣味が題材のガクチカの書き方のコツ
趣味のガクチカは、他の人との差別化が図りやすい題材です。
趣味は自分の興味関心のある取り組みなので、人柄や個性を効果的にアピールできます。
趣味のガクチカを書く時は、どんなきっかけで興味を持ったのかを具体的に伝えることで価値観や志向性を見せることが大切です。
趣味はサークルやゼミのように大学限定の活動とは限らないので、5W1Hを意識していつからどんな目的でやっているのかを明確に記載してください。
長く継続している場合は、そのモチベーションになっていることも伝えましょう。
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ガクチカの文字数で躓かない書き方のコツ
ガクチカは、200文字・400文字・800文字・それ以上など、企業によって設定される文字数が異なります。
当然ながら、文字数が少なければ情報の圧縮や取捨選択が求められます。
ガクチカを作ってはみたものの、指定の文字数に対して文字数が少なかったり多すぎたりして、どこから調整すべきか迷う人は少なくありません。
ここからは指定の文字数に合わせた調整で躓いてしまう人のために、下記4つの段階ごとに例文を使って情報のまとめ方を解説します。
- 文章を削る前
- 200文字
- 400文字
- 800文字
文章を削る前
まずは文字数を気にせず、ガクチカの書き方で伝えた手順通りにガクチカを書いてみましょう。
- 結論
- 課題
- 解決策
- 具体的なアクション
- 成果
- 学んだこと
以下は、前の項目で取り上げた「アルバイトを頑張った人のガクチカ」の例文を作る前の段階です。
それぞれの項目ごとに思いついた内容を書き出しています。これをもとに、文字数制限ごとに内容の抜粋を行ない、文章を整えていきます。
▼結論
学童保育のアルバイトに力を入れていた。
(バイトを選んだ動機)
学生の頃から将来は教育現場など、子どもと関わる仕事がしたいと考えていた。
先生という立場で生徒と向き合える時間はとても有意義なものだった。
▼課題
生徒は遊びの時間が好きで、宿題や自主学習をする時間になるとモチベーションが低下。集中力が保てずにダラダラとしてしまう。時間内に宿題が終わらず、家に持ち帰ってからやる生徒もいた。
苦手な教科に苦戦している生徒も多かったため、楽しく勉強に取り組めるように分かりやすく教える方法を模索した。
(目標)
生徒が学童で過ごす時間が良い思い出になって欲しい。
遊びも学びも目一杯楽しみながら成長できる環境づくりをしたい。
▼解決策
学習面のサポートのため、人に物事を教える技術を勉強する本を読んでコツを学んだ。
先生方にアイデアを出し、目標シートを活用して学習と遊びの両面で楽しめる仕組みを作った。
▼具体的なアクション
先輩の先生方に相談して、生徒別に目標シートを作成し、シートのクリアごとにおやつ時間の駄菓子が一つ追加される仕組みを実践した。
目標シートは勉強編と野外活動編に分けた。
学習目標と合わせてなわとびや鉄棒など楽しいアクティビティ目標を作ることで、勉強への抵抗感を軽減。
目標シートによってクリアすべき指標を見える化することで成長を実感できるため、生徒達は遊びにも学習にも意欲的に取り組んでくれた。
声をかける時は、「〇〇くんは、もう50個の漢字を覚えたよ。すぐ次のレベルにいけるね!」とできる限り具体的に成果を伝えると「あと20個で100個だ!」本人たちも目標のクリアに向けて進んで取り組んでいた。
▼成果
生徒から「先生のおかげで算数が嫌いじゃなくなった」と言われたときはとても嬉しかった。
生徒が勉強の時間を楽しめるようになって、自主学習の教科の偏りが無くなったり1日あたりの学習ページが増えたりもした。テストの点数が上がるなど、目に見えて分かる結果もたくさんあった。
▼学んだこと
学童保育のバイトを通じて、人に教えるという難しさを知りながら、生徒と共に自身も学んでいく楽しさを知った。
生徒たちへ実践した目標シートのように一つの方法を応用してケースバイケースで対応していく力や、目標を見える化して段階的にクリアしていく方法は社会人になってからも活用できるものだと考えている。
200文字
<例文>
学童保育のアルバイトに力を入れました。
生徒が苦手な勉強に楽しく取り組めるよう、本で教える技術を学んだり、生徒別に学習と遊びの目標シートを作ったり工夫を加えました。
この取り組みから苦手教科を克服し、自学のページ数やテストの点数という目に見える結果につながる生徒もいました。
生徒一人ひとりと向き合いながら、一つの方法に捉われず柔軟な対応をすることの大切さを学びました。
▼200文字のガクチカを作るポイント
200文字は文字数が圧倒的に少ないため、全てを伝えることはできません。200文字に情報を圧縮する際は、結論・課題・解決策をシンプルにまとめたうえで、具体的なアクションを一つ以上は入れるようにしましょう。
400文字
<例文>
学生時代に力を入れたことは、学童保育のアルバイトです。
学生の頃から将来は子どもと関わる仕事がしたいと考えていたので、先生という立場で生徒と向き合える時間はとても有意義なものでした。
私は生徒が遊びと学びを楽しみながら成長できるように、本を読んで教える技術を学んだり、教材を自作して工夫を凝らしたりしました。
中でも好評だったアイデアは目標シートです。生徒別に勉強編と野外活動編の2パターンを作成し、自主的に学習とアクティビティの両方を楽しめる仕組みを作りました。
この取り組みから生徒が勉強や不得意科目への苦手意識を克服し、自学のページ数やテストの点数という目に見える結果につながったことは大きな喜びです。
生徒1人ひとりに寄り添ってケースバイケースで対応していく力や、目標を見える化して段階的にクリアしていく方法は社会人になってからも活用できるものだと考えています。
▼400文字のガクチカを作るポイント
文字数制限が400文字になると、シンプルながらに結論から学んだことまでを丁寧に落とし込めるようになります。
結論・課題・解決策・具体的なアクション・成果・学んだこと、各手順を1文目安でまとめるとバランスの良い内容に仕上がります。
ぞれぞれの項目で書き出した内容から何を抜粋すべきか検討する際は、自分ならではの独自性が分かるエピソードを選びましょう。
800文字(h3)
<例文>
私は学生時代、学童保育のアルバイトに力を入れていました。
学生の頃から将来は教育現場など子どもと関わる仕事がしたいと考えていたので、先生という立場で生徒と向き合える時間はとても有意義なものでした。
また勤め先の学童は生徒数が10名ほどだったので、一人ひとりとじっくり向き合える点が魅力でした。
生徒にとって学童で過ごす時間が良い思い出となるよう、遊びも学びも目一杯楽しみながら成長できる環境づくりを目標としました。
特に宿題や自学をサポートする時は、苦手な教科に苦戦している生徒が楽しく勉強に取り組めるように分かりやすく教える方法を模索。
教える技術を勉強する本を10冊読んで指導のコツを学んだり、生徒の学習内容に合わせて自作した教材を持って行ったりと自分なりの工夫を加えて教えました。
特に好評だったのは、生徒ごとに作成した目標シートです。
目標シートは勉強編と野外活動編に分けて、生徒1人ひとりの得意不得意に合わせて作成。勉強面だけでなく、なわとびや鉄棒など楽しく取り組めるアクティビティ目標を作ることで、学習目標に対する抵抗感を軽減。
クリアすべき指標を見える化することで生徒本人も成長を実感できるため、生徒は自主的かつ意欲的に勉強に励むようになりました。
生徒それぞれの苦手分野を記録し、アプリで簡易的なオリジナルの問題集を作るなど、個人の学力アップにつながる取り組みも実施。
こうした取り組みの末、生徒が苦手教科を克服し、自学の教科の偏りが無くなったり、テストの点数が上がるなど目に見える結果が見えたときは嬉しかったです。
学童保育での経験を通じて、人に教えるという難しさを知りながら、生徒と共に自身も学んでいく楽しさを知りました。
生徒たちへ実践したように相手に合わせてケースバイケースで対応していく力や、目標を見える化して段階的にクリアしていく方法は社会人になってからも活用できるものだと考えています。
▼800文字のガクチカを作るポイント
800文字のガクチカは、文字数を最大限に生かして具体的な内容に仕上げましょう。
上記の例のように、職場選びの動機に加えてバイトをする上で大切にしていた考え方を詳しく書くことで、自身の人柄や価値観を明確に見せることができます。
800文字あれば、ストーリー性をつけて演出することも可能です。5W1Hと起承転結を意識して、あなたの人となりがイメージできるような内容にできればベストです。
コロナ禍でガクチカがない...どうすればいい?
ここまでガクチカの構成や魅力的に書くコツについて解説してきましたが、「そもそも書けるガクチカのエピソードがない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私も就活生時代、新型コロナウイルスの影響でサークルの活動がほとんどなくなり、飲食店でのアルバイトも売上を伸ばすような大それたことはしたことがなかったため、アピールすることがないと悩んだ経験があります。しかし、役職や実績がなかった私でも、課題に対し自分なりに考え主体的に行動したことを伝えた結果、複数の志望企業から内定をもらうことができました。
ガクチカで面接官が見ているのは、「いかに凄いことをしたか」ではなく「課題に対しどのように乗り越え、そこから何を学んだのか」ということ。
サークル長やバイトリーダーでなくても構いません。例えば、「生活の質を高めるために毎日自炊をした」「家にいる時間を使って資格を新たに取得した」など。
まずはこれまでの学生生活で夢中に取り組んだことや頑張ったことを思い出し、そこでの経験を深ぼってみましょう。
また、それでも書けることがない場合は今から作るという選択肢もあります。
今からアルバイトをしたり、長期インターンに参加したりするのもよいでしょう。今からでも遅くありません。ガクチカを作るためにまずは行動に移しましょう。
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ガクチカがない…と困っている人へ|強いネタを探していませんか? - エンゲージ 会社の評判
ガクチカでよくある質問
ここからは、ガクチカでよくある下記3つの質問について回答していきます。
- 自己PRと同じことを書いてもよい?
- 高校生時代のエピソードはNGってホント?
- ガクチカは複数用意すべき?
ガクチカに対する疑問や不安を解消し、万全な状態で挑めるように今から準備していきましょう。
自己PRと同じことを書いてもよい?
結論、それぞれ別々のエピソードを伝えるのが理想的でしょう。
ガクチカも自己PRも、面接官に自分をアピールするチャンスです。それぞれ異なるエピソードを語ったほうが、様々な面から自分をアピールすることができます。
逆に同じエピソードを使うと、面接官に「経験がすくないのかな」と思われる可能性も。
とはいえ、「1つしかネタがない」という人もいるかもしれません。そうした場合は、アピールポイントを変えましょう。同じテーマでもガクチカでは「困難を乗り越えたエピソード」、自己PRでは「強みを発揮したエピソード」など伝え方を変えると効果的です。
高校生時代のエピソードはNGってホント?
高校生時代のエピソードを使っても問題ありません。自分なりに考え課題を乗り越えたエピソードであれば、ガクチカとして使うことは可能です。
しかし、企業によっては大学生時代の話が聞きたいというところもあるため、注意が必要。もし大学生時代のエピソードがあるならばそのエピソードを使うことをおすすめします。
ガクチカを書く時、話を盛るのはダメ?
ガクチカを書く際、面接官に良い印象を与えようと思うあまり、ついつい話を盛ってしまいがち。確かに、多少魅力的にエピソードを仕立てることは、許容範囲ではあります。
しかし、「いかにも嘘っぽい」ということはNG。例えば、サークルで何も役職についていなかった人が「私はサークル長を務めていた」と事実を偽るのは論外です。そもそも嘘はいけないし、「強いネタに見せようとする」ことはガクチカの本質を抑えていないといえます。
たとえそれで選考に進めたとしても、深堀りされたときに応えられなければ面接官はすぐに嘘だと見抜くでしょう。ガクチカにおいて実績はそれほど重要ではありません。あなたがどのように困難に立ち向かいどう乗り越えたのかを伝えることが大切です。
まとめ
ガクチカは、自身の人柄や価値観を面接官に伝えることができる大切な項目です。
伝えるべき内容と書き方のコツをしっかりと理解しておけば、自分の経験を最大限に活かした効果的なアプローチができます。
私も就活生時代、論理的文章力に自信がなく「1社も通過しなかったらどうしよう」と不安がありました。また、良く見せようと結果ばかりをアピールした結果、提出したものはことごとく落選。
しかし、上記でお伝えしたガクチカの目的やポイントをしっかりと押さえて書いてみたところ、数社の選考に通過し内定をもらうことができました。
改めてガクチカで大切なことは「ネタの強さ」ではなく「課題に対する姿勢や行動を論理的に伝えること」だと思います。
「ガクチカが上手く書けない」「ガクチカで書けることがない」と悩んでいる方も大丈夫、今からでも十分間に合います!今回お伝えした書き方と例文を参考にしながら、自分らしいガクチカに仕上げてみてください。
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