今回は、職務経歴書作成時に意識すべきポイントをご紹介します。人事担当者に「この人に会いたい」と思ってもらえるような職務経歴書づくりに役立ててください。
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職務経歴書のお手本を見よう。
職務経歴書には、「職務要約欄」「職務経歴欄」の2つの項目があります。
職務要約欄
職務要約欄では、文字通りこれまでの業務経験を簡潔にまとめて記載しましょう。
＜営業職の場合＞
◯◯大学を卒業後、求人情報サイトを運営する株式会社◯◯に入社。営業職として、新規顧客の開拓を中心に取り組んでおりました。直近3年間は毎年目標売上を達成。チームリーダーも任されており、3名のチームメンバーの業績管理の経験もあります。
＜システムエンジニアの場合＞
◯◯専門学校を卒業後、業務システム開発を担う◯◯株式会社に入社。プログラマとして開発経験を積んだ後、20◯◯年に株式会社◯◯入社。現在はプロジェクトの進捗管理にも携わり、顧客折衝も経験しております。
職務経歴欄
①所属企業の紹介
株式会社○○ 2013年4月〜2019年●月現在
事業内容：戸建住宅の販売
従業員規模：●●名
資本金：●●円
創業年月日：●●年●●月
所属部署：販売部 営業1課
役職：なし
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②職務内容の紹介
所属部署：販売部 営業1課（2013年4月〜2019年●月）
部署人数：10名
部署の業務内容：
＜ミッション＞
目標/対前期比/顧客数/部下人数/など、役割の内容や規模などを数値化して記述
＜実績＞
ミッションで書いた目標に対しての実績を、数値で記述しましょう。
＜取り組み内容＞
実績を作る上で行なったことや、そこで発揮した能力、必要に応じて施策を行った回数、などを簡潔かつ具体的に記述しましょう。
＜業務上必要なスキル＞
ミッションに取り組む上で必要となる能力（ITスキル、デザイン、マネジメント、プレゼンテーション、ディレクションなど）や、専門知識（会計、業界、法律、マーケティングなど）を具体的に記述しましょう。
応募企業に応じて、情報の取捨選択をしよう。
作成するにあたり気をつけていただきたいのが、職務経歴書はキャリアのすべてを書き込むものではないということです。応募企業によって、聞きたいことが異なるケースがほとんど。
＜接客業⇒営業職の場合＞
私はこれまでインテリアや雑貨など、若年層向けの価格帯の商品を販売してきました。その中で芽生えたのが、高い提案力を身につけ、自身のキャリアを伸ばしたいという想いです。
御社を志望する理由も、ハイクラスの戸建住宅など高額な商品を扱う仕事ならではの「高い提案力」を学びたいと強く感じたからです。
実は以前、御社の店舗を訪れたことがあり、その際にスタッフのみなさんの丁寧な所作や言葉遣いに感動を覚えました。私自身、これまではフランクな接客がメインでしたので、勉強不足な部分も多々あると自覚しています。ただ、前職でも「丁寧な接客だ」とお客様からお褒めの言葉を頂戴することも多く、中には私をご指名くださるお客様もいたほどです。
おかげで個人としての売上目標も毎月達成していましたし、店舗全体の業績にも好影響を与えていたと自負しています。御社に入社後は、前職で培った丁寧な接客に磨きをかけると共に、御社の売上に貢献できるように尽力する所存です。
一度作成したものを使いまわすのではなく、企業ごとに求めていることは何かを考えたうえで情報の取捨選択をしてオーダーメイドすることがポイントです。
実績は、具体的な数字で語ろう。
実績として「営業として好成績を収めました」と記載されていても、あまりピンときませんよね。逆に「好成績ってどのくらい？」といった疑問が生じてしまいます。
実績を記入するときのポイントは、数字などの客観的な情報でアピールするということ。
★年間売上目標2億円に対して、実績3億2500万円（162％）、顧客数で前年比70％UPを果たしました。
★2018年度に獲得した新規顧客10件のうち、8件はこのような形で紹介いただいた企業です。
というように、具体的な記載を心がけましょう。
第三者に見てもらう。
書き終えたら、誤字・脱字のチェックをして提出…ではありません。提出前に一度、第三者に見てもらう機会を設けることをおすすめします。
人材紹介会社のキャリアコンサルタントに相談するか、もしくは求人サイトが行なっている添削サービスを利用するなどして、率直な意見や感想をもらうようにしましょう。
誰かに見られるのは少し恥ずかしく思うかもしれませんが、自分一人では視野が狭くなってしまいがちです。書類選考通過のために取り組んでおきたいプロセスです。
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以上が職務経歴書を書くときに実践していただきたい4つのポイントです。転職活動を有利に進めるために、ぜひ実践してみてください。
▼職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は、こちらもチェック！
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