職務経歴書の必須項目である「勤務先企業」。現職・前職の企業の概要を記載する項目ですが、「概要」とひとくちに言っても、設立年月日や代表者名など、企業を取り巻く情報はさまざま。また、複数社で就業経験がある場合は、どのように書くのが良いでしょうか。
ここでは、勤務先企業に「記載する内容」から「記載する際のポイント」、さらには「例文・見本」まで、職務経歴書の詳細を書く前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
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勤務先企業の欄は何を書けばいいのか
「現在勤めている企業」および「過去に勤めていた企業」に関する情報を書きます。基本的には、企業のホームページやパンフレットなど公式な情報として提供される「会社概要」をもとに記載すれば問題ありません。
【主な記載内容】
■企業名
■資本金
■従業員数
■売上高
■事業内容(業界内での立ち位置・シェアが明確な場合は併記)
■上場・非上場(非上場の場合はあえて明記する必要なし)
■就業時の雇用形態
■在籍期間
※補足
勤務先企業を書く際のポイント
企業名と事業内容は必須
もし従業員数や売上高など詳細な情報が分からない場合でも、企業名と事業内容は必ず記載するようにしましょう。「前株」か「後株」かも間違いがないように注意してください。
情報は箇条書きで端的に
前職の企業名は株式会社○○という従業員○○名の○○事業を展開する企業に……
といった文章ではなく、
◆従業員数○○名 ◆事業内容/○○
と箇条書きでまとめるのが一般的です。
企業の特徴が分かるように
事業内容の概要だけでは「企業の規模が大きいのか小さいのか」など、企業の特徴が伝わりにくいもの。採用担当者が「どんな企業なのか」をイメージしやすいような情報提供を心がけましょう。
主観的な見解や感想は不要
「勤務先企業」は、あくまで公式な情報を記載するもの。そのため、「実際に働いてみて、こんな企業だと感じた」といった個人的な見解や感想などは不要です。
勤務先企業の書き方見本
初めての転職(経験企業1社)の場合
【勤務先企業】
株式会社○○(在籍期間:2014年4月~現職)
資本金:○○万円、従業員数:○○名、売上高:○億○万円(2018年○月期実績)
事業内容:○○サイトの企画・制作
雇用形態:正社員
転職経験あり(経験企業2社以上)の場合
【勤務先企業:1社目】
株式会社○○(在籍期間:2014年4月~2015年3月)
資本金:○○万円、従業員数:○○名、売上高:○億○万円(2014年○月期実績)
事業内容:○○の仕入・卸販売業
雇用形態:正社員
~~以下、職務経歴の詳細を記載~~
【勤務先企業:2社目】
株式会社○○(在籍期間:2015年4月~2016年3月)
資本金:○○万円、従業員数:○○名、売上高:○億○万円(2015年○月期実績)
事業内容:人材派遣事業(Webサイト制作企業向けのクリエイター派遣がメイン)
雇用形態:派遣社員
~~以下、職務経歴の詳細を記載~~
3社目以降は上記の繰り返しとなります。
まとめ
「勤務先企業」は、職務経歴の詳細を説明する“入り口”となる項目です。そのため、まずは現職・前職の企業の概要を、採用担当者に正しく理解してもらうことが重要です。
とはいえ、難しいことはありません。現職・前職のホームページなどを参考に、丁寧に情報を収集し、端的に記載すれば大丈夫。
また、職務経歴書の詳細の書き方については下記の記事でも分かりやすく解説しています。ぜひ、あわせてチェックし、万全の体制で応募・面接に臨んでください。
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