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職務経歴書で自己PRは必要?|効果的な自己PR欄の書き方(例文つき)

転職活動をしよう!と思ったら、無縁でいられないのが職務経歴書。大事な書類作成ではあるものの「自己PRに何を書いたら良いのか分からない」という声や、「書類選考で不合格になってばかりなのは、自己PRのせい?」と、お悩みの声を多く聞きます。

そんな方のために、自己PRの攻略法をご紹介します。せっかく時間をかけて書いても、ピントがずれた内容だったり、そもそも読みにくかったりしたら、採用担当者に注目してもらえません。

「自己PRはなぜ必要なのか」「どんな自己PRが効果的なのか」といった基本をおさえて、自己PRの達人になりましょう。 ページの最後では、参考になる例文もご紹介します。

 

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自己PRはなぜ必要なの?

そもそも、なぜ「自己PR」が必要なのでしょうか?

その理由は、企業側の担当者が「求職者を知るための判断材料」を欲しているためです。具体的には「人柄・性格」「入社に対する意欲」「企業・仕事内容の理解度」「社風との相性」などが、担当者の知りたいことだと言えます。

もし「何もPRすることがない」「自分で自分のことをPRするのが恥ずかしい」と感じているなら、自己PRの必要性を思い出してください。そうすれば、誰に向けてどんな内容を書くべきなのかが見えてくると思います。

自己PRのチェックポイント

「よし、自己PRを書くぞ!」と思ったら……少し待ってください。深く考えずに書き出すと、まとまりのない自己PRになりがちです。書きはじめる前に、まずは「自己PRのチェックポイント」を確認しましょう。次の3つのポイントは、業界や職場を問わず必ずおさえておきたいポイントです。

ポイント1:読みやすいレイアウトを大切に

「読みやすさ」は、書き手の想像以上に大切です。なぜなら、採用担当者・選考者は日々多くの書類をチェックしていて、一つひとつじっくりと目を通すことが難しい状況にあるため。読みやすいだけで、周囲を一歩リードできるのです。

箇条書きの見出しをつける

「見出しで結論を述べ、補足として簡単な説明を加える」というスタイルは有効です。結論の見出しだけサッと目を通せば概要が分かるように整えると、内容が伝わりやすくなります。

適度に改行を入れる

手書きの職務経歴書なら、行間を詰め過ぎないほうが良いでしょう。パソコンで書く場合にも、内容の区切りごとに改行を入れるなどの工夫をすると、スッキリと読みやすい印象になります。

難読漢字を多用しない

一般論ですが、読み方が難しい漢字が多用されているより、誰でも難なく理解できる言葉で書かれた職務経歴書・自己PRのほうが読みやすいと感じてもらえるでしょう。

ポイント2:誤字脱字がないか慎重に確認

Webからの応募や、パソコンで書類を作成することが一般的になった昨今、タイピングミスは少なくありません。注意したいのは、「て」「に」「を」「は」の使い方や、慣用句の使い方、漢字の変換ミスなど。考えながら書き直した際などに、特にミスが発生しがちです。

もちろん、採用担当者の中には「多少のミスは気にしない」という人もいますが、少数派です。大多数の担当者が「志望度が低いのでは?」「注意力が足りないのでは?」と感じます。

「書き終わってから確認しよう」と考えるより、まずは丁寧に入力することが大切。その上で、入力後にもう一度確認しましょう。不安な方は、紙に印刷してチェックする・第三者のチェックしてもらう、といった確認方法をオススメします。

ポイント3:相手が知りたいことを伝える

普段、職務経歴書の自己PR欄に「自分がPRしたいこと」ばかりを書いていませんか? もしそうなら、すぐに意識を転換しましょう。自己PRを欄は、「相手が求めていること」「応募する仕事で活かせそうなこと」についてPRする場なのです。

たとえば、パソコンスキルが強く求められる仕事なら、採用担当者が知りたいのは当然パソコンスキルに関すること。「Excelで◎◎ができる」といった情報に興味を惹かれるでしょう。「元気があり、明るい対応ができる」とアピールしても、的外れとなってしまうのです。

自己PRを書く前には、必ず「読み手は何を知りたいと思っているか?」「自分は何を求められるか?」を見極めましょう。そして、自分が何をPRできるのか整理してください。見極めが難しい場合には、エージェントサービス(人材紹介会社)を頼ってみても良いかもしれません。プロにアドバイスをもらうことで、自己PR欄はもちろん、職務経歴書の書き方も教わることができます。

タイプ別・自己PRの例文

新卒の就職活動

私の強みは「計画的かつ地道な努力ができる」ということです。この強みを発揮したのは、資格取得の場面です。

大学2年生の春に「IT業界に就職したい」と考え、大学在学中に「ITパスポート」「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」に合格することを目標としました。その後、試験日程や各試験の難易度、必要な勉強時間などをリサーチし、合格までの勉強スケジュールを設定。スマホアプリの模擬試験や勉強掲示板なども使い、移動時間やアルバイトの休憩時間も有効活用しました。

その結果、大学3年の夏には全ての資格を取得することに成功しました。現在は、実践的なスキルを磨くために、自作アプリを開発したり、若手エンジニアの勉強会に参加したりしています。 こうした、計画的かつ地道な努力ができることを活かし、貴社の新規事業を支えるエンジニアとして貢献したいと思います。

ポイント

  • 新卒のアピールポイントは「サークル」「アルバイト」だけではない
  • アピールするポイントの「軸」を決め、結論→具体例→抱負を述べる
  • 「積極性」「やりがい」などの抽象的な言葉は避け、具体的な内容を
第二新卒の転職活動

■前職では「貪欲に学ぶ」ことで、高い評価を得ました。

私は、新しい事柄を学ぶことに対して貪欲です。学生時代からイベントが好きで、卒業後はイベント企画運営の仕事に携わってきました。アパレル業界のお客様が多く、展示ブースのデザインなどには強いこだわりをお持ちでした。そこで、専門外だった空間デザインやカラーコーディネートを勉強して企画に取り入れたところ、お客様からは「ここまでしてくれた担当者はいなかった」というお言葉をいただくようになりました。

■貪欲に学ぶ姿勢と、お客様ありきの思考を大切にします。

前職では「お客様のために何ができるか」を考え工夫する楽しさ、デザインの奥深さにふれました。ゆえに、貴社が大切にされている「デザインはお客様の課題ありき」という考えに共感しています。デザイン業界は未経験ですが、前職における1年半の勤務を通じて高めた「学ぶことへの意欲」を大切に、業務外でもスキルを磨き、1日にも早く業務に必要な知識を身につけたいと思います。

ポイント

  • 第二新卒層に期待されるのは「フレッシュさ」「社会人の基礎力」
  • 前職の経験や学びは、次の仕事につながるように意識して書く
  • 実務面だけでなく、学生時代の経験や学びをアピールしてもOK
キャリアを積んだ後の転職活動

■スピーディーで正確な事務作業を得意としています。

前職では、食肉加工メーカーの営業事務として受発注管理を行なっていました。35名の営業メンバー対して、営業事務は2名体制であったため、仕事のスピードと正確性が問われました。そのため「余裕をもったスケジュール設定」「ダブルチェック」「種別分けした書類管理」などを徹底し、6年間でミスをしたことは数回しかありません。このスピードと正確性は、日々多数の個人情報を扱う貴社においても、早期に活かすことができるスキルだと考えております。

■現場目線で業務改善に取り組むことができます。

前職に入社した当初は、「受発注システムの入力項目が煩雑」「引き継ぎのルールが不明確」といった様々な課題があり、それによって発生するミスが原因で営業現場が疲弊していました。よって、有志と「業務改善チーム」を結成し、こうした課題を解決してきました。この経験が「組織課題の改善を手がけたい」という思いにつながっています。今回の募集ポジションにおいては、入社後すぐに「業務の問題分析と改善」が求められるとのことですので、経験をもとに貢献していきたいと考えております。

ポイント

  • 求められている業務を、早期に問題なく遂行できるとアピール
  • 活かせるスキルや経験は、具体的なエピソードや数値で提示
  • 「なぜその仕事をしたいのか」という理由に、信憑性をもたせる

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